猫雑記20080203

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別インデックス	｢猫雑記｣インデックス	HOME	サイトマップ	1999年～2004年｢猫雑記｣
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」			サイト内検索

カワムラさん

可愛い横顔

Feb. 3, 2008

2008年2月3日　日曜日

早朝から雪になった。明るくなった頃には、もうすっかり積雪していた。

大っ嫌いな雪。雪が降って良い事などひとつも無い。

うちの辺りは地形のせいか、同じ横浜、同じ日吉でも平地よりたくさん積もる。風が２方向の斜面で吹き溜まるせいだろう。

以前にも書いたけれど、うちと隣家とでは、屋根の積雪量が違うのだ。しかも角地で、雪かきをする距離が長い。

きっと向かいの婆さんは雪かきしない（出来ない）だろうし、お隣も前回通りだったらしないだろう。

うちの車は４駆でスタッドレスに履き替えているから、別に雪かきしなくても全く困らないのだが、野良猫の通行の為には、雪かきをしなければならないと思っている。

一日中降り続き、途中一時雨になって溶けかけたけれど、夜になってまた雪に戻った。

もはやグジャグジャに積もっている。半分溶けたカキ氷のような積雪の中、ご飯を食べに来る野良猫の足の冷たさを思うと堪らない。

猫に鳥のような羽が生えていたら、そして自由に空を飛べたら良いのに。

そしたら私も雪かきをして腰痛にならなくて済むのに。五十肩だし、リウマチだし、向かいの婆さんの方がよほど元気かも知れないというのに。

そんな雪の降りしきる真っ只中、カワムラさんの補液の為に通院。曲がりくねった裏道の急坂を、真新しいスタッドレスタイヤのお陰で、難無く下りて行けた。

但し、ノーマルタイヤのバカタレがあちこちでスリップしている。この辺りの雪道を走るのに、ノーマルタイヤのままとは、運転を舐めている。雪を舐めている。

この怒りの熱で、雪を溶かせないものだろうか。

こんなお天気では動物病院はさぞかし空いていると思いきや、そうでもなかった。

調子の良い時には、手足を投げ出して丸くなって横たわって眠っていると話すと、先生はとても感心してくださった。

体重はちょっと落ちて３．２キロ。でも、２．２キロからここまで増えて維持している事も、先生はいつも褒めて下さる。

２時間おきに食べさせている事を話すと、そこまで出来るから維持しているんですね。日に２～３回の給餌では、どんどん体重が落ちて、死期を早めてしまうんですよね・・・と仰った。

ジーコとアインの時には完全な強制給餌で１時間おきに少量ずつ、日に２４回に分けて与えていたのだ。当初は４時間おきはら始めて、それでは嘔吐が頻繁に起きるので、２時間おきにしてみた。

すると先生が「１時間おきで出来ますか？」と仰るので、やってもみないで「それはとても出来そうもありません」とは言えず、大事なアインとジーコの為に、私達は寝ずの強制給餌を開始したのだ。

空腹になると毒素が高まる事も、その経験で知った。カワムラさんだって同じ事。

水を飲んでいても脱水し易い事も解った。胃を空にしている時間が長いと負担が掛かるので、少量ずつ頻繁に与える事が大事。

吐かせない、脱水させない、毒素を高くさせない為にも一気にたくさん食べさせない、インターバルを長くしない、そして便秘させない事もとても大事。

それが解って実践していても、それでも調子は定期的に落ちる。今の状態は、１～２日おきの補液で落ち着いているので、大分通院が楽になった。

今日は節分。明日は立春。

今日で季節が変わる。「気」も変わると言う。ここが乗り切れたら、きっとカワムラさんはもう少し生きられると信じている。

もう一度、一緒に桜が見たい。カワムラさんと生きている実感をもっとたくさん持ちたい。

カワムラさん

少し疲れたから

Feb. 3, 2008