《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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トム

気取ってみる

May. 2, 2008
トム

2008年5月2日 金曜日


トムは大きくて貫禄があるように見える。カワムラさんの後釜を狙う、次期ボスに間違いない。



ケージから出たがらないトムを、時折やっとの思いで引きずり出して遊ばせる。運動不足が心配だし、ケージの中では爪切りやブラッシングもやり難い。何しろ巨体だから・・・。

しかし、どうもトムは協調性が無い。

ずっと1匹で野良生活をしていたせいもあるだろうし、ケージ暮らしも長い。手加減を知らないので、みんなに嫌われてしまうのだ。



しかしフードの内容や与え方が他の子たちとは違うので、完全に開放してやれない理由もある。

こんな多頭飼いの家でなければトムに一部屋丸々与えてやれるのだろうが、そんな事を言ってみても始まらない。

与えられた条件の中で精一杯の事をしてやるしかないし、トムもみんなも、少しずつ我慢と譲り合いをして生きていくしかないのだ。



それでも我が家など広さがあるから人口密度(猫ですが)が低くて、私達がせっせと掃除しているから汚くも無いし、猫達の生活環境としては恵まれている方だろう。

贅沢を言えばあと1部屋欲しいところだけれど、何部屋あろうと「あと1部屋欲しい」という状態に変わりは無いような気もする。

もうこれ以上規模を大きくせず、猫達と私達の生を全う出来る事だけ叶えば御の字なのだ。





それにしても、マーゴなどトムが異様に大きいせいか、ケージの中で火が付いたように威嚇して大変だった。

テトは逃げ惑い、ガラは姿を隠してしまう。きっとトムは、強くて怖いオスに見えるのだろう。



しかしトムの中身は、ただのお馬鹿ちんの赤ちゃんだ。

背中を丸めて横っ飛びしてイオに飛び掛ったり、私の手を抱え込んで甘噛みしたりキックしたり、それはまるっきり仔猫の振る舞いだ。

きっと仔猫の頃、母猫にはぐれたか捨てられたかで、充分に甘えられなかったのだろうな。

お馬鹿ちんの度合いは、チャイとビル、プティといい勝負だろう。甘ったれ度も、チャイと双璧だ。但し大きさは倍ほども違う。トムはデカい。



カワムラさんは流石の貫禄で、トムの動きなど無視。悠々とトイレから戻り、目もくれずに寝てしまった。

ルスも全く動じない。ルス・・・もしや「最強」かも知れない。

リマは誰とでも仲良く出来るが、お坊ちゃまペリーは「僕は関わりたくない」といった感じで、遠巻きに見ていた。

哀れ、トムは、トムのペースでは誰も相手にしてくれず、さんざん暴れた後ケージに戻って行った。そして私の差し出す手をガブガブと噛み、グネグネしてゴロンゴロンしているうちに中段から転げ落ちた。

そして直ぐにまた駆け上り、私の手を噛む。いいよ、好きなだけ噛みな。






トムは死に掛けていたところを保護して、マツモト先生のお陰で奇跡的に命を助けて貰った猫だ。

現場から車で運んでいる時、咳き込む度に血膿を吐き、断末魔のような叫び声を上げて苦しんでいたのが忘れられない。

私達も「どうしてもっと早く助けられなかったのだろう」と泣きながら運転をしていた。



グチャグチャの死体のようだったのが、1ヵ月半の入院で見違えるように綺麗になった。

だけど飢餓状態が続いた野良時代に受けた肝臓へのダメージは大きく、一生、肝不全のケアが必要な猫だ。

まだ若いのに・・・可哀想なトム。

だから幾ら噛んでも良いけど、みんなともう少し仲良く出来るともっと楽しいはずだよ。これからは、少しずつ学ぼうね。







動きが激しくて滅多に撮れないトムの写真・・・今日は変な顔しないで、ちょっとは渋いいいオトコに撮れたかな。

実際には渋いどころか、激甘のトム君なのだが・・・今度は変テコリンな鳴き声と共に、動画に撮ろうかしらね。

トム

俺、渋い?

May. 2, 2008
トム
トム

変な顔だって?

May. 2, 2008
トム

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