《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ガラ

折り畳んで寝る

May. 5, 2008
ガラ

2008年5月5日 月曜日


今日もはっきりしないお天気。

連休で出掛けている人にはお気の毒な位、横浜は連日雨だ。



私達は・・・蕎麦屋の駐車場で鳥に糞をたっぷり引っ掛けられたお陰で、思いがけず車を洗う羽目になった。

と言ってもホースで水を掛けつつ、ちょっとだけスポンジで擦っただけ。どうせ雨だし、合成洗剤を使って環境を汚すのも嫌だし、そもそも面倒臭いし・・・。



それにしても鳥のヤツめ、新車の納入日にも糞を引っ掛けてくれたっけな。この車はウンがついているのだ・・・と思う事にしよう。くっ、くっだらね〜。









先週と今週とで前後編に分けて深夜のTVで放映していた映画【オペラ座の怪人】を、結局先週も今夜も観てしまった。

オペラ座の地下水路のシーンは幻想的で美しく、アンドリュー・ロイド=ウェバーの音楽も素晴らしいのだが、ヒロイン「クリスティーヌ」を演じたエミー・ロッサムの声質が戴けなかった。

同じソプラノでも、もっと硬質な声が個人的には好きなせいだろう。

その点で言えば、ロイド=ウェバーと結婚して、ミュージカル版の【オペラ座の怪人】でクリスティーンを演じたサラ・ブライトマンの歌う「The Phantom Of The Opera」の方が遥かに良い。



そうは言っても、この映画は2004年の作品で、その時既に40代半ばも過ぎたサラ・ブライトマンがクリスティーヌを演じるのは無理がある。

16歳の若さで抜擢されたエミー・ロッサムはとても可憐だし、流石に若くてスタイルも良いのだが、ジュリア・ロバーツばりのデカい口が気になり始めたら、気になって気になって・・・。

そして先にも書いた通り、声質が私の好みからするとかなり細くて軟らか過ぎる。丁寧で上手いんだろうけど、平板で面白味や豊かさに欠ける。





それよりも、私はこのストーリーには不満がある。

結局、クリスティーヌと結ばれる幼ななじみの恋人は若くてハンサムで、しかもオペラ座のパトロンでもある金持ちの貴族だ。

それに比べてファントムは、如何に芸術家で天才であるとしても、子供の頃には見世物小屋で「化け物の子供」として虐げられ、惨めな日々を送っていた。

ここが気に食わない。

私の趣味で言わせて貰えば、ファントムの方が元々は貴族で、その醜い容姿の為にオペラ座の地下深くに閉じ込められていたという設定の方が耽美的だし、ファントムの孤独とプライドに相応しいと思うのだ。

クリスティーヌを得る若い男は、地位も金も無い、但し将来に夢と可能性のある、駆け出しの歌手といった程度の設定で良いではないか。



そうでないならば、クリスティーヌは一生ファントムと共にオペラ座の地下に残り、そこで死ぬまで過ごしました・・・という結末が良い。

そうでなくちゃ、ファントムは可哀想過ぎる。



しかしファントムは、クリスティーヌにとってかなり「父性」の象徴でもあるのだから、愛する彼女の幸せの為に身を引くのも、これはこれで仕方の無い事なのかも知れない。

でも、それではお話が単純過ぎる。

より耽美的に、破滅的であっても美しく悲しいお話であるには、見世物小屋から逃げて隠れ住んでいた怪物が一人で愛も失って死んでいくよりも、若くて美しいクリスティーヌを得て、二人でオペラ座の怪人として伝説になる方が良い。



でも、それは私の好みであって一般的ではないのだろう。

恋人は若くて貴族で金持ちでハンサムで・・・でも、この若い恋人「ラウル」はオペラ座のパトロンでありながら、音楽をあまり知らないものだからクリスティーンの歌に対して「bravo(ブラボー:男性に対して言うべき賛辞)」などと言ってしまうところなんか、ファントムと比べて如何にも洗練されていない。

「音楽の天使」ファントムの方は、ちゃんと「brava(ブラヴァ:女性に向けられる賛辞)」と言っているのだから。



しかし男優として見ると、ファントム役のジェラルド・バトラーが若過ぎるような気がする。

クリスティーヌをより高みへと導く役どころでもあるのだから、もっと中年で良い。

そしてギラギラした感じが無く枯れていた方が、よりこの結末の悲しさや、全てを否定してもクリスティーヌを手放しで褒め、不自然なまでに贔屓してしまうという、この恋の哀れさが際だつのではないか。



そしてラウル役のパトリック・ウィルソンは、役に似合わずクールで世紀末的でカッコいい。

そう、若き日のヘルムート・バーガーを彷彿とさせるものがある・・・と言ったらちょっと言い過ぎだろうか。いや、そんな事は無いよな。



体調がイマイチな上、カワムラさんの給餌もあるので、ところどころ見損なってしまったけれど、乱暴に締め括ってしまうと、ファントム可哀想過ぎるぞ・・・という事と、作曲家ロイド=ウェバーこそが「音楽の天使」だよね〜・・・・・というのが彼の初期の頃の作品から同時代で聴いて来た私の感想である。



さて、朝になっちゃった。続きはまた明日・・・

ガラ

体、柔らかいの

May. 5, 2008
ガラ
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猫だからね

May. 5, 2008
ガラ

久し振りで料理の写真をば。

筍と豚三枚肉の煮物。と言うよりも、豚の角煮の仕上げに茹でた筍を加えて煮込んだ、我が家定番のおかずだ。

山椒の新芽は、玄関先の庭に生えている山椒の木から摘んだ。柔らかい若葉なので、煮物の熱で色が変わり、しかもシナシナになってしまった。



だけど食べれば凄く美味しい。焼酎にも、ご飯にも合う。

こうちゃん、随分たくさん食べたね〜。

筍豚角煮

May. 5, 2008
筍豚角煮

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