《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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チャイ

グニャグニャ猫

Jun. 4, 2008
チャイ

2008年6月4日 水曜日

運転免許の更新に、港北警察まで行く。勿論、車で。



誕生日の前後1ヶ月に更新出来るようになってから、こうちゃんと二人一緒に行けるようになった。

そうなるまでは、あと1週間というところで更新可能期間が重ならず、別々に行かなければならなかったけれど、一緒に行けば面倒で憂鬱な更新も少しは楽しい。



更新手数料の収入印紙を買う為に、警察脇の交通安全協会の建物に入る。

窓口のオバサンに通知のハガキを出そうとすると「あら、ご夫婦で二人同時に更新なの?珍しいわね」と言われる。

まだ名前も見せていないし、夫婦だとも言っていないのに、他人の目から見て夫婦に見えたのだろうか?

別に仲良く手を繋いで入っていった訳じゃない。私なんか派手なアロハを着て行ったというのに・・・。



でもそのアロハは成功だった。

そこで写真も撮ったのだが、派手な色柄の服装の方が写真は綺麗に撮れるのね。顔の造りはどうしようもないけれど、スッピンでも顔色が良く写る。

皆さん、免許の写真を撮る時はアロハがお薦めです。





前回は二人仲良く「違反者講習」だったけれど、今回は晴れて「優良運転者講習」だ。これでやっとゴールドの免許証が貰える。

生まれて初めてのゴールド免許。いつもスピード違反で一発でパアだった。何言ってやがる、パアはオマエだと耳元で囁く声が聞こえそうだけど。





講習で見せられるビデオ(今はDVDか)は、随分と内容が変わっていた。

いつもだと警察署の片隅でエンドレスにタレ流しになっている交通事故の録画なかん延々と見せられるばかりだったと記憶している。

交差点の衝突事故の「ガシャーン」「ドカーン」ばかり見せて、怖さを思い知らせようという目論見だったのだろうが、今はもう少し面白くお金も掛けて企画・構成されている。



私達が今日観たのは、元F1ドライバー片山右京が運転技術を解説するものだ。

片山右京が実際に車を走らせながら、注意点を語る。オンボード・カメラでワインディング・ロードを走る様子を運転者の視線で見せながら、カーブの曲がり方やエンジン・ブレーキの説明をする。



そして素人ドライバーの男女に、実際に運転教習をする。いいなあ、私も教習して欲しい。

雨の日に、スリップしてスピンした場合のハンドル操作や、フル・ブレーキをかけた場合の制動距離を、自分でやってみせ、そして素人ドライバーにもやらせる。

成る程・・・と見入っているうちに、楽しく終わる。



いつぞやTV番組で片山右京がドリフト駐車をさせられていたが、流石に上手かった。いや、そんな芸当をする必要は無い位、運転技術が高い事は解り切っているけれど。



雨で滑ってスピンしそうになった時のハンドル操作では、素人はハンドルを充分に切れていない。スピンは免れたものの、スリップし続けてガードレールにぶつかりそうになる。見ているだけでヒヤヒヤする。

その際、だからこそ常日頃のハンドルの持ち方や運転姿勢が大事なのだという事を言っていたのが、とても納得出来た。

右手を窓からダラリと垂らして運転している男や、両手をハンドルのトップで「うらめしや」をしているような位置で握ってたいる女性、いかにも慣れた風を装って指先でハンドルを回すドラック運転手・・・

いざという時は突然やって来る。あんな体勢で、瞬時に対処出来るとは思えない。



F1ドライバーですら、きちんとした姿勢でしっかりと正しいハンドルの握り方をし、緊張を保つ事がとても大事だと言っているのだ。

車の運転は怖い。ほんの1秒の気の緩みやよそ見が、重大な事故に繋がる。単独で自爆するのは勝手だけど、他の車や歩行者を巻き込む事故の方がずっと多いのだ。

車を運転するのは楽しい。しかし、運転者はとても責任が重い事をもっと自覚しなければいけない。



などと、生まれて初めてゴールド免許を取得出来たような私が偉そうに言うのも気が引けるけれど、私は免許を取得して以来、一度も車を擦ったりぶつけたりした事は無いし、そういう事が起きなくて済むよう努めてきた。

違反と言えばスピード違反だけだし(威張れないけど)。



そして車を運転中には決して緊張を解かない。

いつも助手席には架空の教官が乗っていて、私の運転技術やマナーを採点しているようなつもりで運転している。それが快感だし誇りなのだ。

殺人すら簡単に出来てしまう機械を操るのだから、いつもその自覚を以て運転しなくちゃいけない。








家を出て帰宅するまで、ちょうど2時間。

カワムラさんが鳴いて出迎えてくれた。こうちゃんがカワムラさんに食べさせてくれている間に、私は人間用に遅い昼ご飯を作る。







ああ、これで5年間は運転免許の更新に行かなくて済むと思うと、つくづく嬉しい。何度もその幸せな気分を二人で噛み締めた。それ程に、二人とも懲り懲りだったのだ、違反者講習・・・。





しかし夜が更けるにつれ、小さな心配事が次々と起きる。生きている限り、色んな事がある。

それはまた後日の日記で・・・。

チャイ

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