《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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メラ

すっかり秋の
陽射し

Sep. 27, 2008
メラ

2008年9月27日 土曜日

朝のエサやりの時、とても寒かった。すっかり秋になったようだ。

だけどまだ蚊がいる。小さくと真っ黒な、とても素早く飛んで、血を吸われるといつまでも凄く痒いヤツだ。これがすっかりいなくなったら、外の物置の片付けをしようと話している。



猫たちの居住空間を作る為に、主だった部屋に関しては随分と大量に物を捨てたものの、亡き姑の荷物というか、捨てずに放置してあったガラクタがまだ物置や納戸やガレージにはたくさん残っている。

新しいのを買ったので使わなくなったショッピングカートとか、粗大ゴミに出すのが厄介だからと物置に積んである電化製品とか、ぼろ布や古い衣類の詰まった茶箱や衣裳ケースとか・・・。



毎日忙し過ぎて、ルーティーンの仕事をこなすだけで精一杯。情けない事だが、時間も体力も無くて余分な事が殆ど出来ない。

それら全て捨て終わる頃には、今度は私達の持ち物を整理しなければならない歳になっているだろう。私達がゴミを大量に残されて迷惑だったように、私達が迷惑なゴミでしかない家財道具を大量に残す事になってしまう。

こうちゃんに先立たれた後の月日は、ひたすら持ち物の処分に明け暮れて気を紛らそう。それがいい。







さて、「小事飯(こじはん)」で繋ぐ。

育ち盛りの子供の為に、母は毎日「小事飯」を作ってくれた。

母は父と私達姉妹の弁当も作り、祖父の「時間」に合わせた昼食や夕食を作り、その他に私達の夕飯を作り、深夜に帰宅する父に合わせてご飯を炊き、作りたての晩ご飯を食べさせていた。

一体一日に何度、食事を作っていたのだろう。自分の事として想像すると、頭がクラクラしそうだ。



母の作ってくれる「小事飯」は、それこそ焼きそばやスパゲッティ、オムライスのように簡単なもの、そして残り物の整理を兼ねたものが多かった。

母は料理教室をした事がある位だから料理はとても上手だったし、何しろ母がマメなので外食といいものを殆どしなかった。店屋物もとらなかった。

本当は子供心には、店屋物も食べたかったんだけど・・・。





母は別に料理に於いて完璧という訳ではなく、魚をおろしたりする事はしなかった。

生臭くて嫌だったようだ。

だから鱒など釣って来ても、小型のナイフで祖父が内臓を出していた光景を覚えている。



秋刀魚以外は、切り身の魚・・・鮭とか鰆、鰤しか食卓には出て来なかった。

鯵ならお土産の鯵の干物だけだったし、鯖など切り身ですら見た事が無かった。



天麩羅も完全に精進揚げばかり。

聞くと、油が汚れるから魚も肉も揚げたくないという事だった。

私は烏賊の天麩羅が食べたかったのだけれど、うちで烏賊が揚げられる事は決して無かった。海老も同様。



だけど烏賊は母も好きだったはずで、特に固いスルメなど大好きだったらしく、焼いておやつ代わりに食べていたのだ。

でも、この「おやつ」と「小事飯」とでは意味合いが違った。

小腹が空いた時におなかに溜まるものを食べるのが「小事飯」で、「おやつ」よりもう少し重たいものだった。

おやつには、私も煎餅やケーキ、チョコレートやクッキーなどを食べていた。

でも「小事飯」は「おやつ」よりずっと「食事」なのだ。






最も簡単な「小事飯」として、冷ご飯を土鍋に入れ、カツブシと醤油を掛け、真ん中に卵を落として火を通した猫まんまのようなものが私は好きだった。

黄身は半熟に仕上げて貰い、食べるときに崩してご飯に混ぜながら食べるのだ。

ご飯にはお焦げも出来ていて、なかなか香ばしくて美味しい。

これが食べたいが為に、大学生になり独立した時には、それを作る為の小さな土鍋(正確には、パイロセラムというセラミックスの鍋にガラスの蓋の付いた物なのだが)を持たせて貰った位だ。





そしてその直火OKのパイロセラムの器は、まだうちの戸棚にちゃんとある。

初めて家を出る際には、母に立派な包丁やペティナイフ、圧力鍋から食器類の一切を揃えて貰ったのだけれど、大人になり自分で色んな鍋や器を買い(買い過ぎ)、殆ど出番の無くなったその器を、また久し振りに使ってみようか。





と言うのも、最近、鰹節削り器を買ったのだ。

その昔、祖母や母の手伝いをして鰹節を削った経験はあったし、削りたての鰹節の香りのよさ・美味しさは知っているつもりだったけれど、恥ずかしながらパックの削り節やだしの素を使う安直さに慣れてしまって、丸のままの鰹節などこの40年ほど見た事すらなかった。

そしてこの歳になって初めて、自分で鰹節を削って使う生活を始めたばかりなのだ。

今のところ、削った鰹節はだしをとるのに使うだけなのだが、勿論そのまま食べても美味しい。卵を落とした焼き猫まんまには、美味しい削り節こそピッタリではないだろうか。



でも、そのパイロセラムは一人用が1個しかないのだ。

一人暮らし用に用意して貰ったものだからね。それで近年すっかり出番が無かったのだろう。



だけど母が買って持たせてくれた物は、どれも捨てるのが切ない。

いっそ重たくて安定が良いから、猫の水飲みにしようか。

あ、それじゃ蓋が余っちゃうね。





しゃあない、余ったおかずでも入れる保存容器にしようか。

プラスチックの保存容器と違って匂い移りしないから、重たいけどまだまだ使えるね。








今日は誰も通院なし。

楽だ〜。

メラ

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