ルス
暖かいから・・・
Oct. 19, 2008
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2008年10月19日 日曜日
折角手間隙かけて湯たんぽを常備しているのに、カワムラさんは床の上にいる事が多くなってきた。
冷たい場所を選ぶようになってくるのは、嫌な感じ・・・いや、まだまだ暖かいからだよね。
湯たんぽ入りの「シエスタ」にはそれぞれ脂肪たっぷり姉妹のルスとリマが入っていたり、長毛でいかにも暖かそうなテトとガラが入っていたりして、まあまあアンタ達ったら〜と苦笑してしまう。
全部の「シエスタ」や猫ベッドに湯たんぽを２個ずつ入れるとしたら、一体何時間掛かるだろう？
夕方から、カワムラさんは炬燵の中に籠ってしまった。その時点では、まだ火を入れていない（実態はホットカーペットにテーブルと毛布を乗せたもの）炬燵。
きっと今は、誰にも邪魔されたくない気分なのだろう。
カワムラさんの行動は、カワムラさんが決める。私達にも、もう手が届かない。
泣きたい気持ちを堪えて掃除をし、晩ご飯の支度をする。
粛々と、ときが進むのを受け入れるしかない私達。
時間を止められたら・・・と何度願った事だろう。ミュウのときも、ジーコのときも、アインのときも・・・そして時間を戻せたら・・・とマルコのときにも願った。
それだけは決して叶う事の無い望みなのだ。
太古の昔から、どんな偉人だろうが英雄だろうが、ときの過ぎ行くのに逆らう事は出来ない。全ての生き物にとって、時間だけは公平に過ぎるのだ。
命の長さはそれぞれであっても・・・。
そうは言っても、毎日心が揺らぐ。何でも良いからしてやりたい。
でも、それに関してはちゃんとプラスとマイナスを、そしてカワムラさんの気持ちと結果を考えた末の事なのだ。
諦めたはずなのに諦めきれず堂々巡りしてしまう弱い自分と、誰かに結論を出して貰う事や肯定して貰うような事を望んではいけないという私達の覚悟が、同時に存在する。
いや、カワムラさんと私達夫婦で決めた事。完結しなくちゃね。
深夜、丸椅子に移動したカワムラさん。
その隙に、炬燵テーブルの下にホットカーペットとカバーを敷き、電気を入れる。これでまたお籠りしてしまっても暖かいだろう。
カワムラさんを入れようとしたら、既にテトとルスとリマが入っていた。
みんなデブなのに・・・。
しかしカワムラさんを入れると、ちゃんと真ん中を譲ってサーッと場所が空いた。
モーゼが海を渡ろうとすると海がサーッと割れたように・・・ちょっと違うか。
いずれもみんなカワムラさんに育てて貰った、かつての仔猫だったんだものね。
きっと、わきまえてるのね、カワムラさんを大事にする事を。
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ルス
眠くなっちゃうよ
Oct. 19, 2008 |
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ルス
爺ちゃんも寝よ
Oct. 19, 2008 |
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