《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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トム

俺って存在感
ある?

Jan. 17, 2009
トム
2009年1月17日 土曜日

昨夜、トムの歯が抜けた。

腐っていたのか、根っこから見事に抜け落ちた。

カワムラさんもそうだったけれど、臭い歯肉が根っこにこびり付いていた。

きっと、ずっと痛かっただろうに・・・。



トムはいつも片目から赤黒いドロッとした目やにが出ていた。

涙目でもなく、赤い涙でもなく、どろどろしたものが出続けていたのだ。



それが、今朝からかなり減っていた。

歯根に炎症があって、目にも影響があったのだろうか。



カワムラさんのときも、歯が抜け落ちてからは、口の周囲の皮下出血が無くなって、とても綺麗な可愛い顔になった。



トムの顔も、可愛く変化するのだろうか。

どんな顔をしていようが私達にとっては可愛いトムなのだが、つくづく変な顔だとも思う。



でも、トムはこれからどんどん存在感を増していくような気もしている。



頑張れ、トム。








先日、派遣切りされて即日ホームレスだなんて、全く預貯金も無いなんて、到底理解出来ないという事を書いたところ、たくさんご意見をお寄せ戴いた。

「まったく同じ事を感じていました」というご意見が多かったのだが、中には、「世間を知りませんね。手取り5〜6万でどうやって貯金が出来ると言うのですか?」というものもあった。



仰せの通り、私は有る意味で世間知らずかも知れない。

でも私なら、家賃と光熱費と昼食代・税金を引かれた手取り5〜6万円もあれば、独身で猫も飼っていなければ、朝晩のご飯をきちんと食べた上で毎月2〜3万は貯金するだろう。

自炊していたら、平均1食3百円もあれば何とかなる。

まとめ買いして上手に保存したら、もっと安く上がるかも知れない。





ホームレス経験こそないものの、一つ間違えばホームレスになるかもしれない危機的状況は何度か経験している。

2度の離婚、会社倒産による失業、自己都合退職もしているし、やっと取得したマンションも離婚に伴い手放した。




おや、こうして思い出してみると、ご批判戴いた方よりも、むしろ辛酸を舐めて来たかも知れない。



でも私は形状記憶合金のように復活する。

気持ちの切り替えも早いし、次の仕事に就くのも早い。高望みしないからね。



こうちゃんだって私と一緒になってから勤め先が倒産して失業、その後に勤めた会社の社長が殺され、殺人現場が社内だった事で捜査の為に会社は封鎖状態、そして遺族が会社を整理した為にまた失業・・・

お互い、「一寸先は闇」という経験を、「派遣」ではなかったけれど嫌と言う程させて戴いた。

とても安穏として、あるだけ使ってしまうなんて出来ない。

私達のどん底時代を支えてくれたのは、収入がある時にしっかり貯めた預金だった。




むしろ訊いてみたい。

先に保証の無い身分で働いていたのに、貯金もしないで何に使っちゃってたんだ?



人それぞれの価値観の違いは、なかなか埋められないと思う。

自分の収入を何に使おうと勝手だから、それぞれが干渉し合わないのが一番だ。



でも、派遣切り即ホームレスだからと言って、血税で賄われている「生活保護」の支給を早めるなんて、やっぱり私の常識では全く理解出来ない。

若いうちにちゃんと働いて蓄えていないと、いつなんどき何があるか解らないのは、昔も今も変わりないと思うけどね。


阪神淡路の大震災で家も家族も失った「どん底」を経験した人たちから見たって、今回の「派遣切り即ホームレスで生活保護」に対しては、「甘いな」と思われるんじゃないか?






その阪神淡路大震災から、今日で14年が経過した。

あの日、私はインフルエンザで寝込んでおり、高熱でボーッとした状態でTVの画面を見ていた。



そこには恐ろしい光景が映し出されていた。

廃墟に上がる黒煙・・・知らない間に戦争が始まっていて、空襲でもあったのかと思った。

6千人以上の人が亡くなり、あの廃墟と化した街が本当に復興出来るのかと思ったけれど、不屈の精神で頑張って復興させた人たちには本当に頭が下がる思いがする。





勿論、家を失った人たちの全てが、自分の家を再建出来た訳ではないだろう。

その後も能登半島地震や新潟県中越沖地震、昨年には岩手・宮城内陸地震など、大震災は続いている。

誰を恨めば良いのかも解らない自然災害・・・それから比べたら、「派遣切り」など大した事ではない。ま、比べる事すらおかしいのだが。



私も派遣で働くしかない状況も経験した事があるけれど、「派遣」のメリットなんか一つも無かった。技術職という事で多少高い時給ではあったものの、正社員・正職員で働く方が遥かに良い。

有名企業ばかり狙わず、足元を見れば幾らでも求人はある。50代の私にだってまだまだ勤労意欲はあるのだから、若い人は頑張って働いて稼いで欲しい。





そうだ、今夜から松山ケンイチ主演のドラマ【銭ゲバ】が始まるのだ。

【銭ゲバ】と言えば、私が小学生の頃の漫画だった。時代設定はいまどきに置き換えられていて、主人公の「蒲郡風太郎」は派遣労働者らしい。



こんなタイミングで【銭ゲバ】に触れたが、言わせて戴ければ「金が全て」だと言いたいのではない。どちらかと言えば、私は金よりも愛が大事だ。

貧乏でも愛し愛される事を求めて来たし、これからも多分、私にエネルギーを与えてくれるのは、金ではなく愛だと思う。

だからこそ3度も結したのかも知れない。

私は、貧乏でも素敵な人と共に歩みたいのだ。私自身、結構生活力があるし、愛するならば養っても良いと思っている。勿論、それでも尊敬させてくれる人でないと嫌だけど。



女でも、稼ぎのある夫を持っていようとも、自分がいざという時に一人で生活して行けるだけの金と、人に迷惑を掛けずに済むだけの金は自力で稼ぐべきだと思っている。

子供を堕落させてしまった不幸な金持ちをたくさん知っているし、実際、子供でなくても、金は下手をするとその人自身を堕落させるものだとも思う。



だから【銭ゲバ】になる事を推奨しているのではなくて、愛を得れば金を稼ぐ原動力にもなると言いたい。






昨夜は、同じマツケン主演の【L change the WorLd】もテレビで観た。

映画館の大画面で観た方が自転車のシーン等は遥かに美しかったけれど、テレビだと齧り付きで観られるし、CMの間に煙草も吸えるというメリットがある。

「マツケン、やっぱりいいね、ナエッチさん。今夜も観なくちゃね!」



う〜ん、この分では、地デジになったらテレビを観ないようにするという訳には行かないな。

くそ〜。侵されているなあ・・・




しかもテレビを見てしまった分、睡眠時間は確実に減るのだ。

仕事しろ、私。

忙しい時ほど、現実逃避しているんじゃないのか?

勿論そうさ。
トム

犬歯はあるけど

Jan. 17, 2009
トム
トム

奥歯が抜けたのさ

Jan. 17, 2009
トム

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