猫雑記20090302

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ペロ

毛繕いの途中

Mar. 2, 2009

2009年3月2日　月曜日

晴れて風が強く、花粉が一杯飛んでいた。

いや、窓の外を眺めていたら細かい花粉が飛んでいたように見えたのだけど、ただの土埃だったのかも知れない。

この時期、換気の為であってもなるべく窓は開けないようにしている。兎にも角にも、花粉や埃を家の中に入れたくないからだ。

トイレの小さい窓だけ少し開けては、外の様子を見ながら外の空気を吸う。

ここは一人外を眺めながら色んな事を想い、季節を感じる場所でもある。

お行儀が悪いとは思うけれど、猫のいる部屋ではなるべく喫煙したくないと思うと、トイレで煙草を吸うのが習慣になってしまった。

窓の外に向かって煙草の煙を吐き出すのは開放的で好きだ。ベランダで水遣りしながに吸うのも好き。

特にトイレに用が無くても、仕事に疲れたときなど、ここは私の特等席なのだ。

アパートがトイレの窓の眼下に建っていた頃、夜半にまだ野良猫だった頃のカイルが一人、アパートの外階段の踊り場で寝ている姿をトイレの窓から見た。

エサは貰えていても、こうして一日中、一年中ずっと一人ぽっちなんだ。どんなときも一人で寂しくはないのだろうか・・・と思った途端、胸が押しつぶされそうになった。

その感傷が、保護へと私を向かわせるのだろう。

今ではカイルはぶーちゃん部屋のみんなと穏やかに仲良く過ごしている。ぶーちゃんともレンともひとつベッドで寝ていたり、ご飯タイムにはみんなと一緒にわらわらと集まって来る。

仲間がいるって嬉しいね。寂しくないね。

そして私にとっては心配がひとつ減り、またひとつ幸せを貰ったという事だ。

カイル有り難う。ぶーちゃん達も、カイルを優しく受け入れてくれて有り難うね。

うつ伏せになってこうちゃんに腿の裏と脹脛をマッサージして貰っていると、背中にゴマが、お尻にアンダが必ず乗ってしまう。

マッサージと言っても、手の平をあてて筋肉（殆ど脂肪？）を揺するので、身体全体がゆらゆらと揺れるというのに、ゴマもアンダも平然と乗っている。

でも、時折バトルが起きる。

大抵はゴマがアンダの頭を舐めてやり、それにアンダがパンチで応酬すると、途端にゴマのモードが切り替わるのだ。そしてアンダが突発的に逃げる。

逃げる際に思いっきり私の身体に爪を立てるので、私は傷だらけ。

傷だらけと言えば、立っている私の後ろからペロが飛びついて「おんぶ」状態になる。そして落ちまいとして爪を立てるので、薄着の背中は傷だらけになる。

いきなり背中にジャンプしてくるのだから、大した積極性と言うべきか・・・想定外の事を色々としてくれるペロにはいつも驚かされてばかりだ。

トイレ掃除していると、ウンチやオシッコ玉を入れたビニール袋を噛んで穴を開けてしまう。こんな事をするのもペロが初めてだ。

掃除機だって全然怖がらない。ジャムなんて、いまだに掃除機が怖いというのに。

床の毛取り作業も、ず～～～っと邪魔をし続けるペロ。何でも遊びにしてしまうし、飽きる事無く、疲れ知らずでとてもしつこい。

こうちゃんと私はずっと言いっ放しだ。

「ペロ、やめてよ」「ほら、あっちに行ってろ」「や～め～て！」

だけどとびっきり可愛くて、勿論、何をされても許せる。

それでも、お願いだから早く落ち着いた大人になってね、ペロ。

桜が咲いて、それが散ったら・・・そろそろ去勢手術をしようかね。まだあまり身体が大きくならず、いつまでも華奢なのが心配の種ではあるのだが・・・

ペロ

ボク、大きくなった？

Mar. 2, 2009