猫雑記20090311

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ルス

アタシの噂した？

Mar. 11, 2009

2009年3月11日　水曜日

寒い。

風が強く、しかも北風だ。

夜明け前、緊急のＳＯＳあり。

交通事故に遭ったらしい猫。怪我の状態も良くないし、かなり衰弱しているようだ。

保護主は一人暮らしの大学生で、昨日預けた動物病院では「飼えないなら安楽死を・・・」と決断を明日までに迫られているという事だ。

しかし誠実に真面目に考えているのが良く解るので、早朝からメールと電話で話し合い、全面的に協力させていただく事にした。

昼近くに、こちらの病院に転院させるべく、連れて来させた。

とても可愛い・・・と言うより、むしろかなり美しい猫だった。

汚れている被毛が綺麗になったら、きっとルスのようなパステル三毛だ。

ルスは申し訳ない位に肥えているけど・・・。

保護主は名前もちゃんとつけてくれていた。

「多守」と書いて「タマ」と読む。

「多摩川の近くで保護したこと、たくさんの御守護がありますようにとの思いからです」彼女はそう言っていた。

心から愛情を持っているのが解る。でも、その事と今猫を世話出来るかどうかは、また別の話だ。

彼女には、出来る範囲の事をして貰い、大人が少し手助けしないと、とてもじゃないがこの状態の猫を助けられないだろう。

本当に守られていると感じる。よくぞ生きて保護されたものだ。もはやギリギリのタイミングだっただろう。

それ位怪我の状態は酷く、生きているのが不思議な位、痩せて骨と皮だけになっていた。脱水も酷い。

顔はあまり酷く痩せて見えないかも知れないが、触るとゴリゴリの頭蓋骨だけ。元々がきっと横広の顔なのだろう。片目は白濁しており、視力が無いようだ。

ジニーの保護当初を思い出した。今でこそ丸々と太ったジニーだが、保護した時には2.2キロだった。

多守ちゃんも同じく2.2キロ。脱水も限界にきているはずの体重だ。キャリーから出されて姿を初めて見た時は、かなり衝撃的だった。

しかもオシッコはタレ流しで、グチャグチャに汚れている。前の病院では清めてくれなかったのだろうか。

そしてかなり臭い。本人（猫です）は綺麗好きで臭いには敏感な生き物・・・この事だけでも、どれだけ辛いだろうと想像する。

骨折がないか調べる先生の手

水色のシートの下と足に、大きな傷がある。

おなかの中に、大量の膿が溜まっているようだ。

病院の前で大学生と別れる際、今後の前向きな取り組みを誓い合う。

今はただ、悲観せずに先に進みたい。この命が助かる事だけ信じて、この「多守ちゃん」のこれまでの苦しみを幸せな未来に変えたいと願っている。

皆様、多守ちゃんの命が助かって無事ＳＯＳ発信に漕ぎ付けた暁には、どうかまた >>大五郎のときのように応援してやって下さい。お願いします。

そして悲しい報らせが届く。胡麦ちゃんが天に召された。

2001年5月と2001年7月には、うちにも来た事のある胡麦ちゃん。

おとなしくて可愛くて、ふかふかのまん丸だった胡麦ちゃん。ジャムがまだ赤ちゃんで、ミュウもアインもジーコも元気だった頃だ。

理恵さんにとって特別な存在だった胡麦ちゃん。これからもずっと、永遠に特別な存在でい続けるだろう。そしてもう、決して失う心配のない永遠の存在になったんだね。

でも、もう一度会いたかったよ、胡麦ちゃん。安らかにお眠り下さい。

色々あって、頭の中が整理出来ない。仕事も確定申告もしなきゃ。しかし昨日は徹夜だったので、今夜は寝ないと・・・。

因みにこれを書いているのは、もう１３日の晩なんだけど・・・

ルス

そりゃデブですけど

Mar. 11, 2009