《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
月別インデックス 「猫雑記」インデックス HOME サイトマップ 1999年〜2004年「猫雑記」
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」 サイト内検索
桜まだ咲かず

Mar. 25, 2009
桜まだ咲かず
2009年3月25日 水曜日

お彼岸過ぎとは思えないような寒い朝。

もう何日も、公園のカワムラさんの桜の蕾は膨らんだままで足踏みしている。毎日気温が低過ぎるんだろうね、ここまで来て急に。

それでも明日あたりは咲くだろうか。



お彼岸過ぎのこの寒さ・・・いつまで続くのだろう。
桜、明日は咲く?

Mar. 25, 2009
桜まだ咲かず
結局眠れず、徹夜明け。

それでも観てしまった朝の連続ドラマ。殆ど惰性と、今日はどんな突っ込みをさせてくれるだろうという悪趣味で観続けてしまっている。

オデキを潰す画像を見るのが好きな悪趣味な私・・・このドラマもその趣味に近いかも知れない。



今日、一二を争う位に腹が立った。ずっと突っ込みどころ満載の、いい加減な科白に溢れたドラマではあったものの、心底腹が立ったのは2度目だ。



1度目は、もう抗がん治療はやめてこのままで居たいと言った初枝婆さんに、「生きる事から逃げないで下さい」と言ってのけたイシバシの発言。

そして2度目は今日、多少意地悪かも知れないけれど正論を言って叱ってくれた、かつての夢花のライバル涼乃に対して、花知@節ちゃんを庇って「うちの花知を苛めないでごしない」と言った時。



脚本家は、あと放映2回というところまで来て、まだこの康太を馬鹿として描いておきたいのだろうか。

10年近くも京都で暮らして、しかも祇園の深層に入り込んで骨を埋める覚悟で頑張る覚悟の男に、いまだ京言葉も覚えさせず、優しく甘やかす事がどれだけ本人をスポイルするのかも理解させず、優しさと厳しさの区別もつけられない馬鹿に描きたいのか。



必死で女将として頑張る自分の妻「のぞみ」の足を引っ張っる康太。せめて対外的には、恥の上塗りはやめんかい。

京言葉を覚えようと頑張っている節ちゃんの前で松江言葉はやめて欲しいと妻からも頼まれたのに、自分が婚前にのぞみと逢っていた喫茶店で、こっそり節ちゃんと会って、フォローにもならない甘やかしをする。

私が妻なら、これは「裏切り行為」だと感じるだろうな。



のぞみは常に、自分にとって険しい道を選んで来た。

のぞみが康太の求婚を受け入れたのは、のぞみの深層心理では最大のライバルであったであろう双子の姉めぐみを理想の女性として昔からずっと好きだった康太だからこそだったんじゃないかと深読みしてしまう。



空気が読めず、頑なに松江の方言で通す康太。

仕事に対しても、熱意はあるのだろうが自ら学ぶ事をせず、進歩が感じられない男。

それでも愛する妻の為に進んで憎まれ役を引き受けるならば兎も角、そして百歩譲って修行中の未成年を甘やかすだけなら兎も角、対外的にどう振る舞うべきかを心得ていない高校生のような夫・・・私なら願い下げだな。



相変わらずイシバシは幼くて視野狭窄で自分本位だけれど、やっと地元の言葉を使い始めて、少しは改心したのだろうと感じてやれる気持ちにもなった。

しかし決して京都に馴染まず、相変わらず「ごしない」で通す康太の無意識の傲慢さ、強情さ、無神経さ、それを恬として恥じない気の回らなさに、脚本家はこのメタボな夫を通して何を訴えたいのか、最終回間近のここに来て改めて疑問に思う。

どんなに不器用で学習しない馬鹿でも、本人が信ずる誠実さがありさえすれば良いのだと思ってくれる人もいるのだろうか。いまどきの若い女性は、そんなに理想が低くないだろうに。



それに、誠実な男は不器用な方が「それらしく」見えるというパターンはやめて欲しい。



妻が死に物狂いで努力している事に、陰でこっそり裏切っている事にすら気付いていないであろうメタボ夫。

でも最終回ではきっと大団円でニコニコ、全員が一瞬で報われてしまうのだろうな。



いい加減な気持ちで観ていた私のような人間にも、改めてこういう風に問題意識を持たせてくれて、うかうかしているとこんな風でも良いと思わせてしまうドラマ作りもアリなんだという事を教えてくれた脚本家と天下のNHKには、心から敬服する。

スポンサーが必要な民放だったら、ここまで不評なドラマは途中で打ち切りだろうに、無事に最終回まで続けられるNHKは素晴らしい。



脚本と役どころは別としても、イシバシと康太の学芸会以下の演技にも感服した。

マナ・カナの双子は、芸能人としては庶民的で素朴、いまどき珍しいタイプだと思う。美人ではないが、ありのままで作り物の顔をしていないところが好ましいし、それはむしろアンバランスさを伴い、とてもチャーミングであると思う。



だけど作品に恵まれない気がする。双子役で使おうとするからだろうけど。

別々に個性を発揮して成長して行った方が良いのではないかと、お節介ながら思う次第だ。

今回の「めぐみ」役などは、世間の女性の反感を随分と買っていたようだ。確かに私も見ていてめぐみには苛々したけれど、そういう脚本なのだから気の毒ではある。

そういう意味では、双子でも別の道を歩めば良いのだという今後の方向性を示唆するような貴重なドラマであったという結果を期待したい。





あと数回で私達も開放される。

良かった。

登場人物の女性陣はそれぞれ強く生きようと頑張っていたような気がする。

でも男は甘ったれの馬鹿ばっかりで、毎日苛々しながら見ていた。



たかがドラマ・・・日記に書くのも時間の無駄だと思わないでもないけれど、書いておく価値があると個人的に思える位、数々の「浅い」科白には腹が立った。

来週からはもう、次回作は何であれ観ない。

連続モノを見るのは時間配分するのも辛いから。
ジャム

観なきゃいいのよ

Mar. 25, 2009
ジャム

前日の「猫雑記」へ 前日3月24日に戻る 翌日の「猫雑記」へ 翌日3月26日に進む
note
Click erch picture
please

北九州のSOSの
チラシ印刷と配布に
ご協力下さい。
詳しくは>>こちら

ディックとサム
里親募集中!



片目のふうたのバナー

脱走は人災です!
必ず防止策を!




ナチュラルフードとサプリメントのウェブショップ
ショップライブキャッツのバナー
inserted by FC2 system