猫雑記20090405

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ペロ

まだ大人じゃ
ないよ

Apr. 5, 2009

2009年4月5日　日曜日

しまった。またしてもペロの去勢の予約を取るのを忘れてしまった。

誰かにマウントしたりする訳ではないし、まだ小柄なガラと比べても身体は小さいから、焦ってはいないのだけれど・・・

ペロ

赤ちゃんだよ～

Apr. 5, 2009

夜、マーゴ通院。

前回と同じ処方で薬を出して戴く。色々と複合的な原因で症状が出ているのだと思うが、一時的に良くなっても、また堂々巡り。

マーゴが可哀想で、せめて添い寝してやれたら・・・と思う。でも場所が無い。一日中付いていてやれるだけの時間も無い。

だけど可能な限り傍にいて、撫でてあげるよ。そうして欲しいんだものね、マーゴは。

今日ラストの患者だったので、多守ちゃんと面会させて貰った。

今は狂犬病のワクチンのシーズンなので、病院がとても混んでいる。面会だけの為に忙しい先生を煩わせるのは申し訳ないから、待合室の様子や先生の状態次第で面会して先生のお話を聞くようにしている。

だから毎日でも会いたいのを辛抱して、週に一度くらいで抑えていた。その位のインターバルがあれば、もしやふっくらとして元気になってくれているんじゃないかという、都合の良い期待もしていたのだろう。

多守ちゃんは、実はとても状態が悪かった。

ケージの中を覗き込むなり、息が出来ないような胸の苦しさを覚えた。

ずっと食欲だけはあったのに、数日前から食べられなくなっていた。最初に会った時よりも、更に骨と皮だけになっている。紐のように細くて、紙のように薄っぺらい下半身。

傷の具合も良くないと言う。風邪もぶり返してしまっていた。

勿論、治療は最大限して戴いている。必要な事は全てして下さいとお願いしているし、マツモト先生は保護主さんの支払い能力に関係なく、手を尽くしてくれる先生なのだから。

試験的に開腹してみる事も考えて下さっているのだが、今は麻酔だけで死んでしまいそうだ。

もし・・・もしも・・・どうしても助からないのだったら、せめて最期だけは家猫として過ごさせてやりたいと思うのだが、静脈点滴を続けている間は難しいだろうな。

一人きりで静かに過ごせる部屋が無いしね、我が家では。

保護主とは、何故か連絡がつき難い。

多守ちゃんの今後に関しては、先生と相談しながら私が全て決めるつもりだ。責任は私が取らなきゃ。

保護主さん、ここを見ていたら、早いうちに多守ちゃんに会ってやって下さい。ここ数日が峠です。

辛いけど、今夜の多守ちゃんの写真を載せる事にする。

あまりの酷い状態に暗い車の中で声を出さずに泣きながら帰宅した。こうちゃんも鼻をすすっていたけれど、一年中鼻炎があるからね、こうちゃんは。

どうしてこんなにも不公平なんだろう、世の中は。猫だけじゃない、勿論人間だってそうだ。

生きていられるだけ恵まれた私達は、少しだけでも自己犠牲を伴って何かせずにはいられない。そうでもしないでは、苦しくて押し潰されそうだもの。

何もしないで、自分の生活は「毛」ほども変えようといないで「私には何も出来ませんが」とか「涙が止まりません」状態の人は、やっぱりずるいとしか思えない。

辛ければこそ、何かをしないではいられないんじゃないだろうか。

それは手を汚さないで済む「何か」じゃなくて、ほんの少しだけ自分の生活を犠牲にしてする「何か」であるはず。

だからこそ、したくない人もいるのだろうけれど・・・

多守ちゃんの命が助かるよう、「祈る」だけじゃなくて何かしたい。

そうしないでいては、自分の心のバランスが保てないから。

多守ちゃんの命が助かりさえすれば、もうＳＯＳだの里親募集だの治療費だの関係ない。

闘っている命を目の当たりにして、そこから目を背けられるほどに私は強くない。

多守ちゃん

Apr. 5, 2009