モア
ちょっとだけ痩せた
Apr. 23, 2009
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2009年4月23日 木曜日
数日前からウグイスの鳴き声が聞こえ始めた。
去年はいつ頃から鳴き始めたのだろう?何だか去年までの事は霞が掛かっているような感じで、時間の感覚が滅茶苦茶だ。
先日も雨上がりの空と雲を見ていて、もう夏が終わって秋の空を見ているような錯覚を起こした。まるで秋の空だと感じたという事ではなくて、本当に今の季節が一瞬解らなくなっていた。
そう言えば今年が平成何年なのか、今日が何曜日なのか時々解らなくなる。
ボケが始まったか、それとも1年365日、毎日毎日見事に同じ事を繰り返しているせいなのか。何曜日だろうと関係ない仕事をしているせいもあるだろうか。
近頃では新聞やニュース番組で、なるべく曜日をちゃんと認識するようにしている。そのどちらも出来ないような不測の事態が起きている時には、曜日どころか日にちも怪しい。
モアの口内炎が発症して丸4年が経った。
思えば壮絶な日々だった。それは今も続いているものの、本当によく頑張ってくれたと思う。
歯周病ではないから、抜歯しても改善は見られなかった。
しかし歯がある事で口の中はより汚れ易くなるだろうから、細菌の温床を減らしたという意味では全く意義がなかった訳でもないだろう。
犬歯を残して全て抜いた歯は、今もミュウたちの祭壇に供えてある。茶色く腐った歯根・・・こんな状態だったと思うと、さぞかし痛かっただろうと想像出来る。
しかしモアの口の中の炎症を起こしているのは、やはり「あびこ動物病院」の佐藤先生が教えて下さったように、カリシウィルスなのだろうと思う。
それまで白くて綺麗だったモアの歯が、7種のワクチンを接種した1ヵ月後には茶色くなり、歯茎の炎症と痛みが始まった。
7種にはカリシが3株含まれる。良かれと思って7種に変更したのに、それが仇となったような気がする。
しかし同じ7種を打っても、何ともない子もいるのだ。
エイズキャリアのルスやリマだって平気だった。
モアの口内炎に関して、全ての原因をワクチンのせいにする気はない。
ワクチンの重要性も理解している。ワクチンとフードの質の向上のお陰で、統計的には猫の平均寿命が格段に延びたのも事実だろう。
しかしこれまた統計的には、ワクチン接種後に口内炎や咽頭炎を発症している猫がとても多いと聞く。
更には口内炎を起こすのはカリシウィルスだという事が解っていると聞いてしまうと、我が家ではモアとマーゴのケースだけなのだが、ワクチン接種と発症のタイミングも合うし、どう考えても(考えて解る事なんか少ないのだけれど)他に原因が見当たらない事もあって、とても納得してしまう訳だ。
現在の我が家には、ワクチンを打つどころか1メートル以内に近づけない子だって4匹もいる。
そういう子たちが感染症になっても仕方ないとは勿論思えないから、みんなに少しでも細菌やウィルスを近づけない努力と、せめて飲み水にハイポを大量に入れて、既に体内に持っているかも知れないウィルスの増殖予防をしてやるしかないと思っている。
今日も1瓶、また封を切る。しっかり働いて、ハイポが一杯買えるようでありたい。モアだけでも相当量を消費するのだから。
近頃は野良猫のご飯にも入れるし、幾らあっても困らない。
ハイポのメーカーの娘に生まれたかったなあ・・・とつくづく思う。いや、大金持ちだったら、別にメーカーの娘じゃなくても幾らでも買えるのだ。
いかにも毛艶が悪くなってしまったモアだけど、とびっきりの愛らしさは健在だ。
今日は爪も切らせてくれる位、調子も良かった。
毎日、一日ずつ着実に、楽しく頑張ろうね、モア。
生きているって、それだけで素晴らしいよね。 |
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