猫雑記20090519

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ペロ

何の音？

May. 19,2009

2009年5月19日　火曜日

夕方、暗くなる前に作業をしてしまおうと、仕事を早めに切り上げて、速乾性のセメントを買って来た。計画通り、家の前の車寄せのアスファルトの補修をする為だ。

本当はアスファルトをきちんと敷き直した方が良いのだろうが、業者に依頼すると凄く高い（らしい）。

かと言ってアスファルト舗装が素人が簡単にやれる事ではない事は、あちこちで行われている道路の補修を見ていれば解る。

しかもアスファルトは相当厚く敷いて、且つ叩き固めないと弱い。うちの前の剥げたところを見ると、薄く敷いてあるだけのいい加減なものだった。

これじゃあ、ここに停めた余所の車が出て行く時に、切り替えしに次ぐ切り返しをしてタイヤをギリギリと回転させたら、傷んで剥げるのも無理は無い。

しかし、そういう事が出来る場所が、この路地一帯ではうちの前しか無いのだ。

近所の家の工事の車も、近所の御宅を訪ねて来た客や親戚も、そして路地で偶然出くわしてしまった対向車とすれ違えずに一時避難する車も、みんなここに停める。

一応ここはうちの敷地内で道ですらないのだけれど、狭い路地ゆえ仕方ない。

しかも下手っぴいのおばさんドライバーや、ちょっと大きめのトラックなどが狭くて隣家の塀や向かいの石垣にぶつかりそうになりながら何度も切り返して出て行くものだから、タイヤが回転する部分が一気に傷んだ。

いまやアスファルトの欠片は散乱し、土が見えている。

公園に遊びに来た小学生が、その崩れかけたアスファルトを足で蹴って、また掘り返してくれる。

是非ともやめて戴きたいが、自分が子供だった頃を思い起こしても、そんな事は子供にとっては無意識のうちに「やって当然」の行為であり、こちらがいつまでもヤバイ状態でほったらかしておいたのがいけないのだ。

そして元々が、ケチ臭く、薄っぺらく舗装したのもいけない。そう、それが一番悪い。いつ誰がやった工事か知らないけれど、所詮私道で車も少ない頃の事だろう。

何たってこの家は築４５年は経っているのだ。

掘れてしまってから初めて解った手抜き舗装。これでは傷みもくる道理だ。

お金が潤沢にあれば、個人でもアスファルトをバッチリ厚く敷いて補修するところなのだけれど、言うまでも無く、そんな余裕は無いので、お節介なピアノじじいのお勧めに従い、コンクリートで補修する事にした。

一応、いつも行くホームセンターで相談し、やっぱり手軽な方法はこれしかないだろうという事になった。

「どんどん固まってしまいますからね、あまりゆっくり作業しているとバケツの形に固まってしまったという人もいましたよ」と脅かされたが、幸か不幸かそんなに早くは固まらない。

２～６時間くらいで固まると、袋には書いてあった。

むしろもっと早く固まってくれれば放置しておけるのに、固まる前に車が入って来たらアウトだ。

やむなく、２時間ほどは外で掃除や草むしりなどの作業をしながら見張っていたが、そうそう外に居られるものでもない。

そんな中、やはり小学生が２人でわざわざきわどいところを走り抜けて行った。

もし踏まれても、まだ乾いていないから何とか補修出来るけれど、いつまでも見張ってはいられない。

そもそも慣れない俄か左官と草むしりと掃き掃除で、「深窓のオタク」である私はすっかり疲れてしまった。

いずれも腰を屈めての作業だったから、すっかり足腰にきた。もうダメ。マッサージして貰わなきゃ、もう立っても居られません。

小さな縁台を２つ置いて車が入れないようにし、室内に戻る。そして猫家事や夕飯の支度の前に、小一時間横になって休んだ。

ペロ君には、残念ながらお手伝いは出来ませんよ。お外での作業ですからね。

それからね、カーペットのお掃除も手伝ってくれなくて結構ですよ。すんごく邪魔だから。

ペロ

ジャリジャリ
聞こえる

May. 19,2009