《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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「いも太陽」羽化

Jul. 15, 2009
アゲハ羽化
2009年7月15日 水曜日

連日、早朝から旱々照りの真夏日。

今日も各地で、今年の最高気温が出たようだ。



当然、我が家も何もしなければ灼熱地獄になる。たくさんたくさん居る猫たちとアゲハの幼虫とPCの為に、やむなく全館エアコンフル稼働だ。

電気代が凄い事になりそうだが、それでも真冬の暖房の為の電気代と比べたら約半分で済む。そりゃぁそうだよね、外気温とエアコンの設定温度の差が、冬と夏とでは全然違うもの。

打ち水の効果も期待して、水道料金は省みず、盛大に日に2回の水撒きをする。ベランダでは、プランタの草木だけでなく、屋根にも水を撒く。

途端に涼しい風が起きる。



本当は何時間でも水を撒いていたい。撒いていない時間が長いのが耐え難い。いつまでもずっと水を撒いていたいのだから、これはもう病気なんじゃないのかとさえ思う。

しかしそれはきっと、山奥の清流の流れの一部に同化したい・・・そんな気分なのではないだろうか。流れる水を、狂おしいほどに恋焦がれる。

自然と流れが出来てしまう程に、水を撒き続けたい。

喩が的確かどうか解らないけれど、いつか汲み終わるならば、海の水を柄杓で汲み上げる事も吝かではない・・・そういう性格でもあるのだと思う。







今朝、遂に最初の1匹が蛹から羽化した。日の出を合図に脱皮するようだ。暗いうちには決して羽化した事が無い。

今回も蛹から出て来る瞬間は見られなかったけれど、まだクシャクシャヨレヨレした羽のアゲハ蝶が、飼育箱の中の1本の山椒の枝につかまってじっとしていた。



その枝を、ベランダで唯一咲いている花の吊りば鉢にそっと移す。

移す際に、アゲハが私の指に移って来た。



実は私は、以前は蝶が嫌いだったので(蝶に限らず昆虫全般が嫌いだった)、触った事なんかない。

いきなり指に這い上がられてちょっとビビッたのだが、毎日世話をしているとすっかり自分が産み育てたように気になっているものだから、そこは落ち着いて、蝶が怖がらないようにした。



細い6本の足でモシャモシャ・・・という感じでよじ登って来たので、そのまま指をエンジェルズ・イヤーリングの葉に近づけると、迷わずそっちに移った。

イモ虫の頃から毎日顔を合わせていたのだから、少しは私を識別してくれているのだろうか?





羽化してから1〜2時間掛けて羽を乾かし、やがて何度も大きく羽を広げて、そして突然飛び立ってしまった。

ベランダにはネットが張ってあり、そこに蔓草が茂り、シマトネリコの枝もたくさん茂っているので、蝶々がすり抜けられる程度にしか隙間が無い。

その隙間を上手に抜けて、自由な空へと飛んで行ってしまった。



この時の為に育てていたのだから喜ばなくちゃいけないのだけれど、ちょっと寂しい。






写真を撮ったり、飛び立つまで見守っていたりしたものだから、一杯蚊に刺されてしまった。

おまけにスズメバチまでやって来た。どこかに巣が作られているのだろう。時々、ベランダにも巣作りするつもりなのか、やって来て私を脅かす。



この辺りには森や藪が多いから、蜂の類も他の昆虫も野鳥も物凄くたくさん棲息している。

庭の山椒の木に産み付けられて孵化した幼虫は、鳥に食べられてしまうか、蜂やハエに寄生されて無事に羽化出来ないケースが殆どだろう。

やっぱり来年も、小さな幼虫のうちに、或いは卵のうちに発見する努力をして、無事に蝶になるまで育ててやりたい。

「甘やかし」かな。でも、いいじゃん。



無事に短い一生を満喫して欲しい。




因みに今日の蝶は、「いも太陽」と名付けたイモ虫だった。

最初は4匹だけだったので、「いも太陽・いもコスモス・いもミーコ・いもチャトラン」と名付けていたのだ。

しかし間もなく8匹になり、とてもじゃないけど識別出来なくなってしまったので、他の子たちの命名はやめてしまった。
羽を乾かし中

Jul. 15, 2009
アゲハ羽化
頑張れ頑張れ

Jul. 15, 2009
アゲハ羽化
あと少し・・・

Jul. 15, 2009
アゲハ羽化
旅立ちの直前

Jul. 15, 2009
アゲハ羽化

今日蝶になった「いも太陽」の蛹は、飼育箱の蓋の裏で蛹になっていた。

奥の茶色っぽいのが、その抜け殻。手前は1日遅れで蛹になった「いもコスモス」の蛹で、明日あたりきっと羽化するのではないだろうか。



飼育箱をミュウちゃん部屋に戻し、部屋を暗くしてエアコンを弱めに入れる。

おやすみ、イモたち。羽ばたくまでの間、安心して過ごしなさい。
蛹と脱殻

Jul. 15, 2009
蛹

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