《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ナム

なになに?

Jul. 23, 2009
ナム
2009年7月23日 木曜日

西の方ではまだ梅雨が明けていないというし、関東はとっくに明けた筈だけどまだまだ梅雨のような毎日だ。連日雨が降っている。

しかし気温は高くて「梅雨寒」とは違う。だからもの凄く蒸し暑い。





丑三つ時になると決まって神経痛が酷くなり、眠っていても目覚めるしかなく、のろのろと活動し始める幽霊のような毎日なので、その時間帯はこうちゃんにベッドを独占させてあげる。



いや、人間ではこうちゃんが独占しているのだけれど、そのこうちゃんは端っこで長い足を縮めて、いかにも窮屈そうに寝ている毎日だ。

本当に独占しているのはアンちゃんだ。どうしてもアンちゃんが膝の裏に身体を預けて寝るものだから、そのまま動けない。



こうちゃんが私でも、同じ事が起きる。退かしてもアンちゃんはまた懲りずに一番好きな場所を死守するのだから、思い切って動いてしまっても良さそうなものだが、小さくてイタイケで可愛くて、なかなかそれが出来ないから不思議だ。

ジャムでさえアンちゃんの気合いに負けて、ベッドサイドの箱ベッドに移ってしまう。

大きなベッドに小さなアンちゃんが堂々と真ん中で伸びている。強いアンちゃん。




そのアンちゃんと同じ位、堂々と部屋の真ん中で主張するのがナムだ。

ナムも小さい身体で、しかも3本足にも拘らず、屈託が無くて懲りない。真っ先に自己主張して、自分を一番かまって欲しいと訴える。

過去の経緯を考えたり、途中でおうちが変わった事を思うと、これほど私達を求め、好きになってくれるナムがいじらしくて可愛くて、出来るだけ求めに応じてやりたいと思う。



しかし最近は、その求めに応じようとすると既にペロがナムにマウントしている。

ペロめ、子供のくせに、しかも去勢も済ませたくせに、ナムの首筋を噛んではマウントしたいのだ。本能って凄いね。



ナムはナムで、他の子にのしかかられたりすると大袈裟に怒るくせに、ペロが相手だと平気でさせている。唸りもしない。

同じような色合いのペリーでは、そうはいかないのだから不思議だ。





ナムは仔猫の頃に、酷い目に遭って足と尻尾を切断されていた。

どれだけ恐ろしかっただろう。

保護当時、既に生後7ヶ月くらいだったのに体重は1キロしかなく、ゴリンゴリンに痩せてノミだらけ、そしてエイズキャリアだった。

しかし保護主が長い月日を掛け、最大限の愛情を注いで心身をケアしてくれ、ここまで元気になり、固太りした無邪気な猫に成長した。



そこまで心身が回復するまでには時間も手間もお金も相当に掛かった事は容易に推測出来る。でも、一番の栄養と治療は、保護主の愛だった事も私は知っている。

私はその保護主の大切なナムを引き継いだ。

ナムにはたくさんの愛が必要なのだ。

軽い気持ちで引き継いだ訳ではない。たくさん愛して、ナムをおなか一杯にしてやらなければ責任が果たせないと思っている。





無論、どの猫にもそれは言える事。

だから私達夫婦は、どうでも良い事に煩わされないようにしないといけない。エネルギーも時間もお金も惜しんでいては、「家族」と言って愛する事にはならないから。



自分達のキャパシティは可能な限り広げる努力をして来たつもりだ。

それでも時間にも体力にも限度はある。

大切な猫たちに捧げる時間とエネルギーを心身にたっぷり培養し続けていないと、これだけの頭数に注ぎ続けるだけのエネルギーや時間が足りなくなってしまう。





彼らがこれだけ愛して求めてくれているのに、私達はそれに応え切れずに親バカぶりを自慢し合っても、あまり意味が無い。

先回りして愛さないと、先回りして理解しようと努めないと、先んじて許し、自分にとって不都合な部分も全て受け入れさないと・・・愛される事も理解される事も許され受け入れられる事も、本当は有り得ないのだ。

そう思っていて間違いはない。それは猫相手だけじゃなく、人を相手にしていても同じ事だ。



それなしに孤独を嘆いても、子供じみた戯言でしかないのだ。

多くの人が、とても自分が特別な存在だと思っている。そしてとてもナルシストだ。私も少女の頃はそうだったと思う。そして孤独を気取っていた。

今はそんな戯言を言える程、特別な存在でもなければ自己愛も強くない。

そして今は他者から理解される事も愛される事も求めていない。自分が先んじて愛し理解し許せたら、きっと私も愛される人間になれているかも知れないとは思うけれど。



残りの時間でどう自分が生かされるかのイメージや願いはあるから、そこだけを大切に守れるよう努める。





これは、ついつい無神経なものに押し切られたり、短気を起こして理不尽なものを受け入れてしまったり、優先順位を変えてくたびれ果ててしまう駄目な自分への言い聞かせでもある。

守るべきものがあるのだから、もっと心を鬼にしなきゃ。
ナム

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ナム
ナム

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ナム

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