猫雑記20090909

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別インデックス	｢猫雑記｣インデックス	HOME	サイトマップ	1999年～2004年｢猫雑記｣
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」			サイト内検索

ジャム

ここ大好き！

Sep. 9, 2009

2009年9月9日　水曜日

毎年言っているけれど、今日は「重陽の節句」。

一日中雲って薄暗い日だったけれど、月は出ているのかな？

昨日、実家の母のエピソードを思い出したのがきっかけではないのだけれど、今日、隣の建設工事の人たちに、こちらから声を掛けてみた。

たまたま車をガレージから出す用事があったタイミングに、ショベルカーとトラックがガレージ前で作業していたので、声を掛けざるを得なかった・・・という事ではあるのだが。

現場監督はいつもいないので、直接、作業員さんたちと話をしておく方が早いし、気持ちも伝わり易いはずだ。

先ずは、「お疲れ様」と声を掛ける。

藪蚊の多い場所でこの蒸し暑い日にずっと外で力仕事をし続けて、実際とても疲れるだろうと思う。

その場での作業の終わる予定時間を聞いて、後で車を出したいのだと伝えた。

その際、こぼれた泥や砂を作業の終わりにホースの水で流して掃除すると、ガレージの前の浅い下水溝が直ぐに詰まってしまうので、出来ればある程度掃き集めてからにして欲しい旨も伝えた。

水で流せば楽だし、いかにも綺麗になったように見えるけれど、先の事情を考えると決して良い方法ではない。

若い方の作業員は、気持ち良く応えてくれた。そしてトラックを玄関前に置かせて貰う事も、言葉足らずではあったものの、こちらに了解を求めるような内容が聞き取れた。

大事なのは言葉の上手さではない。その気持ちが伝わるかどうかだ。

私だって、ただのクレーマーのオバチャンではないつもりだ。形式ではなくて、若者の笑顔とやる気や思いやりの気持ちを大事にしたいと思う。

ここ数日燻っていた想いが、何となく晴れた気がした。

その後、こうちゃんが「サイダーでも持って行ってやろうか？」と言った。私も同じ事を黙って考えていたものだから、やっぱりうちの夫婦って似ているんだな・・・と可笑しくなった。

「サイダーは年寄りの方は嫌いかも知れないから、アイスコーヒーにしようよ」と、急いでアイスコーヒーを作って持って行った。

ショベルカーを操作していた年寄りの方は、受け取ると一気に飲み干してしまい、直ぐにグラスを返して寄越した。凄いね、この老人は・・・一気飲みだ。

手押し車で泥を運んで駆け回っていた若者の方は、私達が一旦家に入って、直後に新聞を郵便受けから取り込んでいた時、氷をガリガリ噛みながらグラスを返しに来た。

蒸し暑かったし、氷まで全部食べたのね・・・と微笑ましかった。

そんな訳で、「当たって砕けろ」的に、作業員たちとは一歩前進した。

黙って不満を持ち続けているよりは、こちらから歩み寄った方が良い場合が多い。

「こんにちは」

「お疲れ様」

「有り難うございます」

「宜しくお願いします」

やってみれば、言葉に出すのは難しい事じゃない。

一期一会・・・誰とでもむっつり黙ってネガティブな感情を探り合うよりは言葉を掛け合って、しょせん同じ人間同士なんだもの、気持ち良くその一瞬をやり過ごしたい。

ジャムは、実家の母が送って来てくれたゴミ袋が入っていた小さな箱に入り込んで、一日中ギュウギュウ詰め状態だ。

飽きないかな？そもそもジャムには小さ過ぎるはず。

ミュウが自分が巨体になったしまった事も知らず、仔猫の頃のようにティッシュの箱に入ろうとして、ティッシュの箱が真っ二つに割れてしまった事を思い出した。

やっぱりジャムにはミュウが宿っているね。

そして、どんどんミュウに似てくるね。血の繋がりなんかなくても、魂が注がれる事ってあるんだよね。

ジャム

え？どかないよ！

Sep. 9, 2009