猫雑記20090913

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別インデックス	｢猫雑記｣インデックス	HOME	サイトマップ	1999年～2004年｢猫雑記｣
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」			サイト内検索

ガラ

ガラちゃんだけ見て

Sep. 13, 2009

2009年9月13日　日曜日

４年前の昨日と一昨日、メラ・ビル＆プティきょうだいを次々と保護したのだった。

メラとビルは比較的簡単に捕獲出来たのに、プティは翌日までなかなか捕まえられなかった。

既にママとパパのシロちゃんも避妊の為に捕獲されていたので、それまでは親きょうだい５匹で楽しく過ごしていたはずなのに、わずか１日で一人ぽっちになってしまったプティ。

そのプティは悲痛な声で鳴きながら、きょうだいの気配を家の中に感じていたのか、夜通し家の周りを駆け回っていた。

みんなどこにいるの？パパもママもどこに行っちゃったの？そう言って探しているようだった。

不憫で堪らず、私達も一睡も出来ないような辛い夜が明けて、ようやく観念してプティは捕獲器に入ってくれた。

さぞかし賢くてきょうだい思い、お兄ちゃん格で頼りになる子なんだろうと思ったプティの保護までのエピソードなのだが、この４年間家の中で観察して来た限りでは、ビルと共にバカちんの筆頭となった。

それはそれで良い。

バカ丸出しでいられる位、きっと平和な生活なのだろう。

だけど兄弟でマウントし合っては、変な雄叫びを上げる真似はそろそろやめようよ。

タマを取られても、マウントする本能は残る。

ビルとプティだけじゃない、子供だと思っているとペロだって、ナムにはしつこくマウントしたがる。ジーコも去勢後何年経っても、パパミュウにはマウントしていた。

こういう風に、去勢後もマウント行為をする子としない子とがいるけど、どこが違うのか？

タマを取っても精力絶倫という事があるのだろうか？それとも遊びの一部なのだろうか？

ま、喧嘩するよりマシかな。仲良きことは美しき哉・・・だよね。

ガラにだって、きっときょうだいがいたんだろうと思う。

母猫が餌場デビューしたときには、既にガラ１匹だけを連れていたと聞いている。でも、母猫が１匹だけ産んだとは考え難い。

ガラはきっと身体が強かったんだろう。生き残ったのがガラだけだったのだろう。

保護されても一緒に暮らし続けられるきょうだいが欲しかったね、ガラちゃん。そしたらきっと猫同士でも仲良く出来ただろうにね。

１匹だけで可愛がられる事に、仔猫のときに馴染んでしまったのだろうか。

紆余曲折を経て、今、ガラは１匹だけの部屋で過ごしている。格子戸越しに他の猫・・・かつては甘えて舐めて貰っていたリマとすら遊ぶ事もしない。

だけど私達人間には、絶対に素通りはさせないとばかりに盛大に擦り寄って来る。

ガラの部屋はダイニングキッチンなので、猫たちの食器を洗ったり、猫ご飯の用意をしたり、頻繁に出入りする。その都度、律儀に甘える。

その甘えっぷりは、保護当初のバリバリの野良仔猫だったのと同じ猫とはとても思えない。

だけど抱っこは嫌いで、爪なんか絶対に切らせないんだよね、ガラちゃんは。それでもいいよ、生き延びてうちの子になってくれただけで。

お母ちゃんと一緒にうちの子にしてやれれば良かったのにね・・・

振り返って悔やむ事は多い。でも取り返しはつかない。

母猫ハナちゃんも、家猫になっている事が救いだけど、親子で一緒にしてやるべきだった。その時々での私達の余裕の無さが、こうして悔いを増やしている。

ちょっと後ろ向きかな、私。

いや、ネガティブな感情にとらわれている訳じゃない。今が幸せだからこそ、足りない部分をあら捜ししているようなものだろうな。

今は、グレースとアントニオの親子（>>こちらで里親募集中）が一緒に貰われてくれるといいなあ・・・と夢見てしまう。

皆様、どうかどうか宜しくお願い致します。

ガラ

こうでしょ～

Sep. 13, 2009