猫雑記20090927

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ジャム

ママ～

Sep. 27, 2009

2009年9月27日　日曜日

今朝は肌寒くて、訳もなく心細かった。

野良猫たちはどうしているだろう。寒いだけで、おなかが空いているだけで、人は心細くなるものだ。

猫だって同じじゃないかと思ってしまう。

かつてカイルがまだ野良猫だった頃のある夏の午後、トイレの窓からカイルが隣の無人のアパートの階段で昼寝している姿が見えた。

そこは日陰で涼しくて快適だったのだろう。

だけど、いつも一人で過ごしていた。夏の午後はまだ良い。でも冬の夜中には、一人で行き抜いているという事が、どんなに不安と緊張を伴うものだろう・・・と想像した。

私にはとても耐えられないと思った。

それから間もなく、カイルを保護して家に入れた。

その瞬間、カイルはどう思ったか解らないが、私は幸せだった。そこがカイルにとっても幸せの入り口になるようであるよう、精一杯努めようと思った。

今、カイルは生まれも育ちも違う、大人になってから同居させられた元野良猫たちと、仲良くひとつのベッドで寝ている。

頭を舐めて・・・とぶーちゃんにまで甘える。

良かったね、もう寂しくないね。

尤も、誰しもが孤独で、誰と居たって寂しいと感じる人は寂しいのだ。

私は寂しいと思う事が無くなった。

そんな事を感じていられるほど暇ではないせいもあるだろうし、寂しいなんて感情は自分の心をそういう傾向に仕向けるから感じるものだとも思うし、寂しくて当たり前だとも思うから、そういう感情に囚われないようになったせいもある。

寂しくて孤独で当たり前。

それを基本に置いて生きる事をスタートして、たまに得られる他人との心の触れ合いや他人の善意がどれだけ有り難く思えるのか・・・

寂しいなんて甘ったれた事を、良い大人が言っていては恥ずかしい。

寂しかったら、人の為に何かしようよ。

ちっぽけな自分が人の為や社会の為に生かされるとしたら、全然寂しくなんかなくなる。

自分というものにだけ固執していると、自分の価値が解らなくなったり、自分はもっと価値あるものだと錯覚したり、他人が羨ましく思えたり、疎外感を覚えたり、他人が悪人に思えたりするのだ。

私にも、そういう時代があった。どれだけ自分が可愛かった事か。

その頃の私の心は矢鱈と飢えていて、ちっとも幸せじゃなかった。若くて体力もあったけど、あの頃になんか戻りたくも無い。ヨレヨレで神経痛だけど、今が一番良い。

さてさて、よつばちゃんの続報。（よつばちゃんが誰だか解らない方は>>こちらをご参照下さい）

ごはんは黒缶を20g皿にいれていたのを全部食べていました。

カリカリはw/dを5g、c/dは食べたのかいじっただけなのか山が崩れていたけど、減ってはいませんでした。

お水も飲んだ様子。

おしっこ一回うんちはなし。

昨日からぴゃーぴゃーと鳴くんです。私が寝る間際に顔を見に行ったら唸られましたが。

今朝もまた断続的に鳴いてます。受け答えするように話しかけると鳴き返してきます。

具合は悪そうではないです。かわいい声です。
今は飽きたのか静かになっちゃいました。

写メールで確認しづらいと思いますが、これが自家製ガードです。窓はこれ以上開かないようにしてはいますが、まだまだ改善の余地があるので(上部の空きなど)よつばがケージ内にいるうちに作り直すつもりです。

また鳴き始めました。

よっつ、と呼ぶととりあえずの反応なのか短くニャと返してきます。

確実に進歩していると思う。頑張っていると思う、よつばちゃんもご家族も。

接する人間の心の状態が、猫にはそのまま反映するものだ。

そしてよつばちゃんには、ママの献身や努力、愛してくれているという事が感じられるはずだ。

だから焦らなければ、このまま着実に家族の一員として当たり前のように存在するようになると思う。預かりさんのお家でもそうだったように・・・。

頑張れ、よつばちゃん。

ここまでレールを敷いて貰ったら、後は自分の心の幸せは自分の勇気と努力で勝ち得なくちゃいけないよ。

ジャムもそうだよ。

アンタなんかどこの誰と比べたって、もの凄く恵まれているんだからね。文句ばっかり言ってると、自分の幸せが見えなくなっちゃうよ。

でも、そんな程度で文句を言えるって事自体、幸せの証拠だよね。

あのね、ジャムちゃん、パパはどこへも行きませんよ！

トイレですってば。

ジャム

どこにも
行かないで

Sep. 27, 2009