《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
月別インデックス 「猫雑記」インデックス HOME サイトマップ 1999年〜2004年「猫雑記」
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」 サイト内検索
ペリー

今日は頑張っちゃった

Nov. 14, 2009
ペリー
2009年11月14日 土曜日

猫朋有り、遠方より来る、亦楽しからずや。

れかさん夫婦がつくばから来てくれたので、ランチを共にする。勿論、例の中華屋さん>>こちら参照)で。



今日は豚の角煮と鶏の四川風が美味しかった。フカヒレ入りの茶碗蒸しも美味しかった。蒸し鶏も柔らかくて美味しかった。

食べ過ぎた。

それでも夜にはちゃんとおなかが空いた。どうしてお腹が減るのかな?





そして「ペリー問題」である。

私達に対してはそんな事は無いのに、お客さんに対してだけとても興奮してしまう。



最初、何をしても叱られない相手を舐めて噛んだり興奮して威嚇したりしているのだろうと、お客さんに都合よく解釈してみた。

でも違う。お客のタイプは一通りではない。しかしペリーは、いつも同じ事をするのだ。

ペリーはとても穏やかで平和主義の猫だ。どんなお客だろうが噛むのは、どうしてもおかしい。





そんな事で、ペリーを叱るのも私達の本意ではないから、よくよくペリーと語り合った。

多分、ペリーは私達とお客と同時に試しているのだ。時間に負われ、且つ、具合の悪い猫が常にいる我が家では、滅多にお客を受け入れなくなっている。

なのに稀に入れるお客の存在というものが、一体どこまでのものなのか・・・ペリーはそれを不安な気持ちで、精一杯試してくれているのだろう。

それが今の結論。ペリーはカワムラさん部屋を守ろうとしているのかも知れない。



だから叱らないよ。

うちに来るお客様は、どうか覚悟していらして下さいね。ペリーがあなたを試します。










今、2冊の本を同時に読んでいる。

と言っても、目の前に2冊置いて同時に読むという意味ではない。そんな事が出来る能力が私にある筈ない。

妹が送ってくれた【不機嫌なメアリー・ポピンズ】という本を喫煙時にキッチンで立ちながら、ずっと昔に買って何度も読んだ【シネマッド・ティーパーティー】をトイレで、それぞれ時間限定的に読んでいるのだ。

仕事が出来なくなるので、それ以外の時には読まない。

一服するのもトイレも、どちらも長時間掛かる所用ではないので少しずつしか読み進められないけれど、読むのは今でも大変に速いので、2〜3日で読み終えてしまうだろう。



面白い事に、全く関係ない2冊の本で偶然同時に同じ文学作品(そしてその映画化された作品)が出て来た。一服しながらダフネ・ドゥ・モウリアの【レベッカ】に関しての考証を読んでからトイレに入ったら、前回のトイレでの読書の続きにも【レベッカ】について書かれていた。



【シネマッド・ティーパーティー】は和田誠が様々な映画についてのエッセイを書いたもので、別にイギリスを舞台にした作品に限ったものでもなければ、ヒチコック作品ばかりを書いたものでもない。

様々な映画の薀蓄と楽しさが語られており、この人の映画に関するエッセイは面白くて昔から何度も繰り返し読んだ。文章を覚えてしまう位何度も。



そして【不機嫌なメアリー・ポピンズ】の方は、小説と映画から読み解く「階級」と「階級意識」について分析・解説したものである。

イギリス文学には詳しくないので、殆ど映画でしか見ていない作品ばかりだが、これを読んでから改めて映画を観直したいと思った。

それ位面白いので、お茶の時間にこうちゃんにかいつまんで内容を話す。



「・・・それでね、孤児の男の子がワーキング・クラスで育てられて・・・(中略)・・・ほら、ディケンズの小説のアレよ・・・」と題名をド忘れしたまま話していると、「ああ、【大いなる遺産】だっけな」。

流石こうちゃん、最近とみに忘れっぽくてボケて来たようだけど、一般教養はある。人の名前や数字に関する記憶もとても良い。

映画や文学だけでなく、昔のスポーツ・選手の名前や記録など、いつでもスラスラと出てくるのには呆れる。もう充分に歳をとって、充分に疲れ果てているのに・・・冴えてるじゃん、こうちゃん。

クイズ番組に出れば、かなりいいセン行っただろうに・・・。



そういうところが好きだよ、こうちゃん。




誤解しないで戴きたいのは、こうちゃんが知識をひけらかすようなスノッブではない事だ。

男が喋り過ぎる事を嫌うような、日頃は無口なおとなしい男を演じているダンディ(ここでは「禁欲的」と訳したい)な男だ。

あくまでも求められた時だけ、その博学ぶりを小出ししてくれる。



ま、対象が「ディケンズ」じゃ、「博学」とまでは行かない「一般教養」レベルだろうけど、久し振りでこの事をしみじみと感じた一件ではあった。



でも大事なのは、こうちゃんの知識ではない。

一番の価値は、私への寛大な「愛」である事は言うまでも無いだろう。へへん。





それにつけても、ボケ始めてるのはむしろ私の方なのだ。

「ディケンズのアレ・・・」だって・・・「アレ」とか「ほら、アレ、ナンだっけ?」が出始めたら、もうダメだな。



でも、本を読むスピードは誰よりも速いよ。

そこの部分だけは天才だよ!

だから何だと言われたら、何も言えないのだけれど・・・。



夫婦揃ってこういう特技が仕事に生かせていない人生だけれど、まあ、そう実利的な特技ばかりでなくても良いのさ。

負け惜しみだけど・・・。
ペリー

僕、悪い子じゃない

Nov. 14, 2009
ペリー
ペロ
 
ボクもいい子してたよ

Nov. 14, 2009
ペロ

前日の「猫雑記」へ 前日11月13日に戻る 翌日の「猫雑記」へ 翌日11月15日に進む
note and link
Click erch picture please
脱走は人災です!
必ず防止策を!



ディックとサム
気長に里親募集中!


母猫グレースと
アントニオお坊ちゃま
里親募集中!

関西勢のみんなも頑張るよ

九州組も頑張ってます

可愛いさびちゃんを宜しくね!
三毛ちゃん一家もおるとよ!


ナチュラルフードとサプリメントの
取り次ぎウェブSHOP
ショップライブキャッツのバナー
inserted by FC2 system