ペロ
どもっ、ペロです
Nov. 30, 2009
|
|
2009年11月30日 月曜日
オマエは忙しい忙しいと言いつつ、映画ばっかり観て一体何をしているんだ?と言われそうだけど、今は殆ど他のテレビは観ないし、好きな映画くらい折角家に居ながらにして観られるならば観たいよ。
という訳で、今夜はBSで【ダーティ・ハリー】(1作目、1971年作品)を観た。
テレビの吹き替え版だけでも、一体何度観た事だろう?
私達夫婦の一番のお気に入り映画だからビデオも持っているし、今更また観るの?という気がしないでもなかったのだが、やっている事が解っていながら観ないでもいられない気分で、結局また観てしまった。
『映画雑記』でも書いたから、重複しない内容だけ日記に書く事にしよう。
先ず今日の感想としては、封切り時の字幕と、吹き替え版の日本語訳とテレビ用の字幕とで違った点が多いのに驚いた。
何度観ても、その度に新たな発見があるから面白い。いや、むしろ何度も観てこそ、細部に新鮮な発見があるとも言える。
「本当に殴っていないんだな?」と上司に問い詰められるシーン。
「俺にはあんなパンチ力はありませんよ」と言っていた吹き替え版のキャラハン刑事の科白が、「俺なら顔を破壊してますよ」と、今日のテレビ版字幕ではまったく逆の事を言っている。
捜査が一向に進まない事に業を煮やした市長が、キャラハン刑事を呼んで訊く。
「君は何をしていたんだ?」
「部屋の外で、呼ばれるのを40分間待っていました」
上司が諌める「キャラハン!」と。
すると市長が言い直す「では質問の仕方を変えよう。捜査状況はどうなんだ?」
これはほんの一部で、権力者や上司とのやりとりは、須らくひねくれている。
吹き替え版では「聞いているのか?」と問い正す上司に、退室際に振り返り、いつもの口を殆ど開けない発声で「いいえ・・・全然」とやり返す山田康雄のアフレコが素晴らしい。
完全に意訳を通り越した日本語版の科白なのだが、ハリー・キャラハンというパーソナリティを正しくデフォルメさせた好例だろう。
ずっと知りたかった、吹き替えでの「急げや急げ、ハリーさん」と言っていた犯人の科白が、一体原語では何と言っていたのか?
今夜やっと解った。
「Hubba, hubba(ハバ、ハバ)」と言っていたのだ。
これは第二次世界大戦中に、中国人のパイロット訓練生の挨拶言葉を米空軍兵が真似て用いるようになったとされる俗語である(大修館書店 Genius英和大辞典より)。
でも駄洒落好きの私としては、是非こう言っていて欲しかったな。
「Hurry, hurry Harry Callahan」
しかしキャラハン刑事は殺人犯「スコルピオ」に、電話で「キャラハン」としか名乗っていないので、ファーストネームがが「ハリー(正式にはヘンリーか?)」とは知らないので、それは無理な駄洒落なのだ。
惜しかったね、キャラハン刑事。「ハリー・キャラハンだ」と名乗っていたら、私の駄洒落が通用したのにね。
スコルピオが十字架のモニュメントの前で、キャラハン刑事をボコボコにした後で言う。
「気が変わった。少女は殺す」という劇場版のスーパーの科白は、テレビ版の字幕では「少女」ではなくて「娘」になっていた事。
原語では「I will let her die.」
どうでも良い程度の違いなのだが、聞き慣れた吹き替え版では、繰り返し「オンナは死ぬ」というフレーズが印象的だったので、新鮮な違和感だったという感じだろうか。
最もその「オンナ」とは14歳の少女なので、字幕版でも吹き替え版でも、キャラハン刑事は「少女」と言っていたのだが、かなり成熟した14歳であった事は、遺体が引き上げられるときにうっすらと解る。
連続殺人犯、自称「スコルピオ」役のアンディ・ロビンソンは、公開当時、異様でいかにも異常者という印象を受けたものだけれど、その後色々な映画で色々な殺人者を演ずる色々な俳優を観て来た今、さほど異常には見えなかった。
繰り返し観続けるた結果、馴染んでしまったのだろうか。
アンディ・ロビンソンはこの作品で一躍注目を浴びたはずだが、その後の作品ではここまでの個性は発揮できなくて、人の良いのんびりした役やらあっさりと殺られてしまう役などで彼を観たときには、期待はずれでズッコケた。
もう少し後の時代に生まれた方が、彼のような俳優には良かったのだろう。ロビン・ウィリアムズやトム・ハンクスのようになっていてもおかしくない才能だっただろうに・・・。
今でこそ大監督でもあり、大スターであるクリント・イーストウッドも、当時はまだ充分に個性的で型破りなヒーローだったのだ。
クリント・イーストウッドは、それまでのハリウッドスターとはかなり違っていた。
同年の【フレンチ・コネクション】でアカデミー主演男優賞を獲得したジーン・ハックマンと比べても、評価も全然違ったのだ。
同じポリス・アクションでありながら、【フレンチ・コネクション】と【ダーティ・ハリー】とで当時の評価があれ程に違ったのは、監督の当時の名声の差でしかなかったのではないか。
何かと比較される事が多いこの2つの作品だが、私にとっては【ダーティ・ハリー】の方が遥かに斬新で、シニカルで面白い。
ジーン・ハックマンとクリント・イーストウッドは、奇しくも1930年生まれの同い年だ。
その後イーストウッドの数ある監督作品のうち、ジーン・ハックマンが幾つかの作品で巧く使われている。【許されざる者】ではアカデミー助演男優賞を獲っているのも、感慨深いものがあるではないか。
猫家事を早めに済ませ、すき焼きでご飯を食べながら観た。
こんなに早くにテレビを見るのも、こんなに早い時間に晩ご飯を食べるのも久し振りで、やっぱり楽しかったね、こうちゃん。お酒もちょっぴり飲んじゃったね。
明日は動物病院と人間の病院の掛け持ちなので、気が重い。
どちらも行かずに済ませたいところだが・・・ |
|
ペロ
僕を「おペロ」とか・・・
Nov. 30, 2009 |
|
ペロ
「おペペ」なんて
呼ばないで
Nov. 30, 2009 |
|
ペロ
ママにお願いします
Nov. 30, 2009 |
|
|
前日の「猫雑記」へ |
|
翌日の「猫雑記」へ |
|
|
|
note and link |
Click erch picture please |
脱走は人災です!
必ず防止策を!
|
ディックとサム
気長に里親募集中!
|
母猫グレースと
アントニオお坊ちゃま
里親募集中! |
|
茶白のメイプルちゃん
里親募集中!
|
|
関西勢のみんなも頑張るよ |
ミーナちゃん里親決定! |
|
|
|
|
九州組も頑張ってます
可愛いさびちゃんを宜しくね! |
|
三毛ちゃん一家もおるとよ! |
|
ナチュラルフードとサプリメントの
取り次ぎウェブSHOP |
|
|