猫雑記20091201

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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カイル

お外は寒かったよ

Dec. 1, 2009

2009年12月1日　火曜日

今日から師走。

あと１ヶ月で、今年遣り残した事をどれだけ片付けられるのだろう。

年毎に遣り残しが多くなり、それが積もり積もって行くようだ。身体が年々思うように動かなくなって、ちょっと前までは簡単に出来たはずの事も出来なくなっていく。

歳をとるって、こんな風なんだな。

でも、今更のように新しいチャレンジだってするし、今までには出来なかった事が僅かだけど上手に出来るようになる事だってある。

熟練や経験による自信の裏づけも増えるし、体力が落ちたからってそう悲観したもんじゃない。失ったものは大きいけれど、得たものだって着実にあるのだ。

マイナスばかりカウントしていたら心がダメになる。プラス部分を数えて自分を褒めてやろう。

そして老いても勇気は持ちたい。

無謀とならないギリギリの線でのオトナの勇気を。

若かった頃には出来なかった事・・・自分を少しだけ犠牲にして出来るようになる事・・・そういうものが確かにあるのだ。

「犠牲にする」などと言うと、そこには悲愴感が伴いそうだが、そんな事はない。どこまで犠牲にしてどれだけ得られるか・・・要はバランスの問題だ。

そしてその手応えや醍醐味を知ったならば、それはそんなに難しい事でもない事も知っているし、むしろ結果的には自分が生かされるものなのだから。

毎日こういう事を言い続けて、ようやく自分の意志を保てる弱い存在・・・それが私なのだろう。

情けないけど、人よりちょっと多く努力してやっと人並みでいられるのだから仕方ない。

夜明けに庭掃除をしながら室内の様子を窺うのが楽しい。うちの子たち、ぬくぬくと朝寝坊している。

今朝は、ぶーちゃんがシャインのベッドに近づいて行くのが見えた。するとシャインが、大きなぶーちゃんの頭を舐めてやっているではないか。

ぶーちゃんたら、小さいシャインに甘えちゃって・・・

この２匹も同郷だけれど、時期がダブッていた事はない。

ぶーちゃんを保護してから何年もしてから、シャインはあの地で生まれたのだ。シャインの誕生は、エサやりさんが確認してくれている。

だけど同じあの場所から来たと思うと、私の感慨がひとしおなのだ。

カイルもぶーちゃんやシャインと同郷。

部屋は違えど、トムもモアもガラも、そしてみーちゃんもみんなあそこから連れ出した野良猫だった。

だけど時期がダブっていたのは、みーちゃんとぶーちゃん、みーちゃんとモア、そしてみーちゃんとトム・・・そうしてみると、みーちゃんは本当に長い間、野良で頑張っていたんだね。

みーちゃんの捕獲に関しては、たくさんの思い出があって、あまり深く掘り下げると今はまだ辛い。

だけどみーちゃんを家猫に出来た事は、私の人生の大きな勲章でもある。みーちゃんのように生き、みーちゃんのように死にたい。

みーちゃんは私の理想だ。

因みにゴマとカワムラさんが同郷で、ナムとフレアが同郷。

姉妹だから当たり前だけどルスとリマが同郷、レンとタムのきょうだいも同郷。

同郷とは言えないけれど、長崎のイオと福岡のアンダは同じ九州オンナ。

猫たちにとっては出身地なんて関係なく、仲良しは仲良し、同郷でも気が合わない同士だっている。

一杯頭数が居るから、色んなカテゴリーでグループ分けが出来るだけの事。

それにしても気難しい子の多いシャムミックスのシャインが、とりわけ大きなオスのぶーちゃんを舐めてやるだなんて・・・ちょっと感動して覗き魔と化していた私だった。

寒い朝の楽しみ。

そして熱いお茶を飲む。

明け方、家から出ると本当に寒い。

まだ外で頑張る野良猫たちがいると思うと、こんなにも暖かい部屋でぬくぬくしている事が申し訳ない。

カイル

だから一杯食べたよ

Dec. 1, 2009