猫雑記20091207

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ペロ

椅子は破壊するよ

Dec. 7, 2009

2009年12月7日　月曜日

ペロはイタズラだ。

テトもペリーもイタズラだけど、ペロにはとても敵わない。

そして我が儘加減も、ペロが一番。

抱っこも大好き、人も猫も大好きなのに、暴れて暴れて爪切りをさせないという事は以前にも何度も書いた。

それでも隙を見ては１本だけ切れる事もある。

１本切ればもうのた打ち回って暴れ、二人掛かりでも２本目を切れる事はまず無い。

ペロがうちに来るまでは、布張りの椅子はまだ無事だった。今ではカギ裂きだらけで、見るも無残だ。

どうしたら良いだろう・・・張り替えを頼もうかとも思ったけれど、以前、山手のアケミさんのお宅のアンティークの素敵な椅子の数々が、無残に爪研ぎされて破れ、それを修理に出して張り替えたというのに、あっと言う間にまたボロボロにされていた事を思い出した。

お金を掛けるのは無駄だ。

先ずはこれ以上、中身のスポンジがほじくり出されないよう、たくさんあるカギ裂きを繕っておく事にした。

どうせ一時凌ぎだろうが、上手い解決策を探り当てるまで放置していたら、椅子は骨組みだけになってしまいそうだ。

ペロのお気に入りの椅子でもあるし、カワムラさんのお気に入りでもあった丸椅子だ。新しい家具を買うのではなくて、繕って大切に使い続けたい。

そもそも繕い仕事は好きなんだ。

きっと前世は「おしん」の実家のような貧しい農民だったに違いない。

しかし作業を黙々と続けていると、むごたらしく切り裂かれた皮膚を縫い合わせているような気分になる。

しかもペリーのお手伝いを断るのにも苦労する。

ペリーとジャムは、糸を切るのが好きで上手い。だけど私の思う位置で切ってはくれないし、まだ縫い始めたばかりなのに早くもカットしてくれようとするから、何度「ペリーッ！」と叫んで阻止する事か。

しかもペリーは物陰に潜んでいて、突撃して来ては糸に噛み付くのだ。

いざ自分で糸を切ろうとすると、手元に置いていたはずのハサミが無い。

ちょっと目を離した隙に、ペロが運んでしまっている。

ペロは爪を切られるのは大嫌いでも爪切りをくわえて運ぶのは大好きで、ハサミは初めて見るはずだけど、やっぱり運ぶモノだと思っているようだ。

もうひとつペロが好んで運ぶモノがある。

それはトイレの中のウンコだ。

ガラも仔猫の頃、まだカンピロやシラミ、ノミの卵が落ち切らないのでケージでケアしていた１ヶ月間は、退屈すると自分のウンコをケージの外に放り出して遊んでいた。

だけどケージから開放したら、その遊びはやめた。やはり退屈のあまりの腹いせだったのだろう。

ペロはケージに居た頃は比較的おとなしかったような気がする。バリバリの野良仔猫だったガラとは違い、幾らでも撫でる事が出来たし、よく食べてよく眠っていた。

だけど今のペロは、うちで一番の怪獣となった。毛布運びはペリーから引き継ぎ、布張りの椅子を引き裂き、あろう事かウンコを部屋のどこへでも運ぶ。

カチカチウンコだから運べるのだが、誰のウンコなのかは解らない。毎日２時間おき位にトイレ掃除をして回るのだが、見回ると必ず床にウンコが１個転がっている。

一応猫なので手で運ぶ事は出来ないはずだ。

すると口でくわえて運んでいるのか、それともトイレから前足で放り出した後、ウンコをボールに見立ててサッカーしているのか。

まだ私は現場を見ていないのだが、今度、カワムラさん部屋にはウェブ・カメラでも設置して監視してみようかと考えている。

各部屋に１個ずつあってもいいね、ウェブ・カメラ。屋外に設置した監視カメラほどは高価ではないだろうし。

そしてペロがウンコをどうやってトイレから遠くまで運んでいるのか、証拠を突きつけてやるのだ。

でも、突きつけたところでどうなる？

どうもならないよね。

言って聞く相手じゃないんだから。

ペロ

ウンコ運び？

Dec. 7, 2009