猫雑記20091209

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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タマちゃん

ベランダの野良猫

Dec. 9, 2009

2009年12月9日　水曜日

昨日の続き。

そしてある日、話し合いをして決めた。この子は家に入れよう。

最初に顔を見た時、何てブサイクなんだろう？と思った。小さな目はつり上がり、可笑しなオカッパ頭のような柄がある白ベースのオス猫だ。

最初の発見の時のイメージを引きずっているせいか、神様のお使いのような雰囲気を感じていた。どことなく神秘的に見えたのだ。

いつの間にか「タマちゃん」と呼んでいた。そして見慣れたせいか、ブサイクだと思った顔がいつしかとても可愛く感じるようになっている。

そう、タマちゃんという大きなオス猫を新たに我が家に入れる事にしたのだ。

色々と他の問題も重なり、何度も逡巡し、中止も検討したのだけれど・・・もう変更はなし。後悔したくない。

手術の予約が取れたのが１２月１０日なので、捕獲は９日の晩に行う事にした。

どうかちゃんと姿を見せてくれますように・・・そして無事捕獲されてくれますようにと祈った。

ようやく捕獲当日となり、今日は朝からそわそわと落ち着かない。

タマちゃんは、今朝は暗いうちから出掛けたままだ。捕獲を決めた当日など、寒いのに明け方までベランダに戻って来なかった。

捕まえると心に決めただけで、タマちゃんには察知されてしまったのだろうか？「捕まえてやるぞ」のオーラが出てしまっていたのだろうか？

何十回、何百回と経験しても、捕獲の日は朝から緊張してしまう。

置きっ放しでの捕獲は絶対にしないので、捕まえるまでは何も出来ない。

夜の猫家事を始めてしまったら、捕獲器に入る瞬間が解らない。ベランダに来てから捕獲器をセットしたのでは、警戒させ過ぎる。

結局、二人でまんじりともしないで待ち続ける。

また今夜も朝帰りの「遊び人（猫だけど）タマちゃん」だったらどうしよう？

しかし兎に角、タマちゃんは今、捕獲器の中、我が家の玄関に身柄確保されている。

玄関はカワムラさん部屋の暖房の暖気が流れて来るので、比較的暖かい。

捕獲された直後は凄く怒っていたけれど、今はおとなしく過ごしてくれているので、少しの間の辛抱だよ・・・と自分にもタマちゃんにも言い聞かせている。

それでも理屈が解っていないタマちゃんは、さぞかし不安だろう。

自分はこれからどうなるのだろう？と、アウシュビッツへ移送される人たちのように絶望的な気持ちになっているかも知れない。

捕獲の度に、同じ事を思う。

いや、むしろ捕獲の回数を重ねる毎に、この辛さは増している。猫への思い入れが増している分、束の間の不安すら与えるのが可哀相になってしまう。

不妊・去勢は「善」であると信じて、たくさんの野良猫たちに最低で丸２日間の辛抱をさせて来た。

捕獲して病院まで搬送する間の辛さ・・・そしてリリースする時の辛さは、よほどイマジネーション豊かでない限り、やった事の無い人には解らないだろう。

野良猫にエサやりする事は、喜びでもあり、喩えようも無く辛い事でもある。

いっそ全て家に入れられるなら、どんなにか気持ちが楽になるだろう・・・みんなそう感じているはずだ。

だから可能な限り、私は家に入れて来たし、今後も多分そうするだろう。

だけど今は、タマちゃん１匹を家に入れる事の困難さを実感しているので、次の具体的な予定など無い。あと２部屋増築出来たとしても、お世話の手は増えないし、私達が若返る事も無いのだ。

早く明日になって欲しい。

今はそれだけをひたすら願っている。あと少しの辛抱だよ、タマちゃん。

タマちゃん

あ、可愛い娘がいる！

Dec. 9, 2009

タマちゃん

中に入りたいなあ・・・

Dec. 9, 2009

新鮮な野菜をたくさん戴いたので、今夜は冷えた身体を温めるべく、白菜と生姜たっぷりの肉団子入りスープにした。

白菜を中華スープでじっくり煮込んでから、葱や生姜の千切りをたくさん加える。

葱のみじん切りと生姜の擂りおろしを大量に入れて作った肉団子は、スープに落として固めず、フライパンでハンバーグのように焼いてから最後に加える。

大好きな春雨もたっぷり入れて、春雨がスープを吸い込んだら火を止める。

あまりにも美味しくて、二人で大鍋１杯全部食べてしまった。身体もポカポカ。

白菜と肉団子のスープ

Dec. 9, 2009