《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ゴマ

ポカポカでご機嫌

Dec. 30, 2009
ゴマ
2009年12月30日 水曜日

3匹しか居ない2階・・・だけどいつも私の膝と胸と腕を独占しようと、常に3匹が戦々恐々だ。

決して3匹が「猫団子」になる事は無い。



人間との密着度が高い程、猫らしくなくなり、自分を私達人間と同じだと思うようになるらしい。こちらの動向を読み、学習して共に行動しようとする。

枕は人間の為だけじゃなく、猫にとっても枕となる。

何を感じているのか、テレビも共に観て、ちゃんと画像を目で追っている。

他の猫の私へのアプローチを察し、それが自分の完璧な幸せをちょっぴり損なうものだと思っている。

猫同士で抱き合って暖まるとか、思いやり合うとか、そういう心の成長を既に通り越し、複雑な嫉妬や独占欲や牽制をするようになり、どうにもならない想いを持て余している。



それもこれも人との密接な関わりの中で生まれたもので、猫の性格が悪いせいじゃない。

与えられれば与えられる程、もっともっと欲張りになり、些細な事が自分の幸せを損なうようなような気がして我慢が出来なくなる・・・それは私も子供の頃に味わった記憶がある。

いや、子供が親の愛をそうして独占したがるだけではなくて、男女間の愛情の渇望も同じなのかも知れない。



だけどそうして疑心暗鬼にさせていしまうとしたら、こちらが悪いのだ。

手間を惜しまず、もっともっと安心させてやらなければいけない。それを思うと、多頭生活というのは猫たちの際限の無い貪欲な愛を満たしてやり難い事であるのは確かだろう。



ではどうすれば良いのか?

少しずつ犠牲を払いつつ、みんなで我慢しつつ、「命」を受け入れるしかない。

「ペット」と暮らす・・・なんて小奇麗な余裕のある(いや、むしろ心に余裕の無い?)時代はとっくに終わってしまった私達の人生。

猫たちそれぞれの複雑で貪欲な、そして満たされているからこその渇望までを過度に問題視して、それに応えてやれない事に苛まれる事に埋没してはいけない。



いつも言う事・・・足りない事や出来ていない事をカウントして落ち込むよりも、出来ている事や出来るようになった事に誇りを持って、そしてまた少しキャパを広げる努力をすれば良い。

出来るよ、まだどうでも良い何かを犠牲にすれば。

毛1本動かさず自分の生活を微塵も変えないで、猫たちの生活レベルを向上させる事も維持する事も出来ないし、ましてや1匹増やす事など不可能なのだから。

手に入れるものが大きければ大きい程、代償や犠牲も大きいものだと心得て、本当にしたい事・欲しいものが何であるのかを見極めよう。



愛すればこそ、大事に思えばこそのジレンマだとしても、頭数を増やせないと思い込んで、出来ない事への大義名分を求めているうちは、「命」の重さなど語る資格は無いのだと自戒してやって来た。

あと何をすれば良いのか・・・解っていて逃げるのは、私にとっては卑怯な事なのだ。

お金では済まされない、自分の生活と愛する猫たちの生活レベルを落とす事無く新たな挑戦が出来るかどうか・・・



私の人生で、綺麗事を言いつつ「逃げ」ばかりしていたら堪らない。自分を好きでいられなくなる。

だから私は自分を追い込むよ。「誰か」ではなく、自分が行動する事へと。



そんな事を改めて、我が儘な3匹を見ていて考えた。

この子たちは私の心をそのまま映す鏡だ。私の心に余裕が無ければ、この子たちの心も満たされない。飼い主はそう思っていて間違いないだろう。








さて、いよいよ年末なので、あちこちのチャンネルで映画を放映している。観るつもりがないまま、他にロクな番組が無いので観たものも多い。

一昨夜と言うか昨日の未明には【リング】を観た。

全体がオカルト仕上げなのと、謎解きを「高山」の持つという超能力に依存しているせいで、ご都合主義な感じが拭えない。

高山の助手役を当時22歳の中谷美紀が演っており、現在に至る「綺麗なおねえさんというだけではないちょっと特異な個性」の片鱗を見せているのが収穫だったかな。



主演の二人は科白が下手っぴいで酷い。どちらも容貌は良いし、演技も懸命に誠実にしているのが解るから好感は持てるのだが、何しろ発声も滑舌も悪い。



松嶋菜々子はその大柄な容貌に似合わず発声が子供っぽく、科白は殆ど悲鳴のようで疲れた身体と頭にはキンキン響いて堪えた。

夜中で猫たちが眠っているのに、突然、必然性の無い科白まで叫ばないで欲しい。死ぬかも知れないという期限が近づいているので必死なのは解るが、もう少し低い声も出せるでしょう。



真田広之は顔もしっかりしており、背が低いながら男臭いのは結構なのだが、科白は何を言っているのかさっぱり聞き取れない。

それでテレビの音を大きくすると、いきなり松嶋菜々子がキンキン声で叫ぶ。

「うるさい!」と叫んで「消音」のボタンを押したくなるが、あいにく私には甲高い叫び声が出せない。

大声を出せば、顔の傍で眠っているジャムも驚いちゃうしね。



それでもまだ松嶋菜々子は何を言っているのかが聞き取れるから、真田よりはマシだった。背も高いし。



因みに先日放映していた【ラスト・サムライ】での真田広之は、なかなか良かった。それでも渡辺謙の迫力と男っぽさ・大人っぽさにはとても敵わないが。

あの立派な目鼻立ちのトム・クルーズですら、この作品での渡辺謙には全く負けている。

背の低さや顔の堀の深さ、立派な鼻、力の入り具合・・・いずれをとっても、トム・クルーズと真田広之はソックリだったな。



そして昨夜は【らせん】をやっていた。

【リング】と比べると全編生々しい印象の場面が多く、ホラーとは違う意味でキモチワルイ。

生々しさと言ってもダイレクトな表現ではなく、命を生み出す繁殖活動が結局は人間同士の生殖行為でしか成り立たないという事が、何とも生々しく感じられるのだ。

ビデオを見せて人を殺せる程、或いは死んでからビデオを作り出せる程の超能力を持ちながら、命を作り出す事は人間の太古から脈々と続けられている行為でしか叶わないのか。






他にも、昨日観た【明日への遺言】の事や、相変わらず変な按配で続いている我が家の駐車スペースの「ご利用」の件も書いておきたかったのだけれど、長くなるのでそれはまた後日にでも・・・。



介護が必要な子たちの事も、記録として書いておくべきかどうか迷う。

マーゴの食欲廃絶への対処やモアの容態とケアの色々、トムやチャイ、ぶーちゃん、アンダ・・・それぞれの緊急ではないものの目の離せない・気が緩めない問題とケアのあれこれ・・・

キイワードで検索した結果、闘病記として辿り着いて戴いてしまったとしたら、ある意味で支障があるような気がしてあまり詳しくは書きたくない。



自業自得とは言え、これだけの頭数を抱えていると仕事以外で考える事、心を占める事、頭の痛い事がたくさんあり過ぎて、日記を書くのが追いつかない。

完璧に書けないならばいっそ触れない方が良いのかも知れないと思い、ちっとも「猫雑記」になっていない日が続く。



でも優先順位をつけている訳ではないのだが、気分転換になるような事や楽しい事を書きたい気分の日も多いのだ。

10年以上も毎日書いていると、そんな時期もあるよな。
アンダ

陣地取られた・・・

Dec. 30, 2009
アンダ
ジャム

ここもポカポカよ

Dec. 30, 2009
ジャム
アンダ

ここだってポカポカだい

Dec. 30, 2009
アンダ

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