猫雑記20100104

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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イオ

アタシが陰のボス

Jan. 4, 2010

2010年1月4日　月曜日

寒い朝。

世間の「仕事始め」に合わせる如く、今朝の夢はどこかの企業に初出勤した夢だった。

「どこかの企業」「初出勤」とは言ったが、夢の中では何度か出て来ている会社である。

しかも夢の中で、私は過去に２度その会社を辞めている。

どうやら元々私が担当していた仕事に穴が出来て、乞われて３度目の就職となったらしいのだが、夢では何の脈絡もなしにいきなりその会社で仕事をしていた。

溜まっている仕事を次々と片付け、新しいシステムが導入されている事も知る。夢とは言え、その仕事内容がなかなか詳しく出て来て、それを考えながら処理して行くものだから、手応えもあったけれど疲れた。

その企業とは現実に存在し、過去に実際勤めた会社が入り混じっているようで、現実に知っている顔が何人も居た。

その人達に終業後に挨拶に回るのだが、お互いにあんまり良い気持ちがしていないのが解る。

色々あって退職した会社に、ノコノコと舞い戻る不自然さ・・・しかも夢の中の私は不必要なまでに低姿勢で愛想が良かった。

夢とは言え、色々と複雑な想いが渦巻いた。後味も良くなかったし、現実に出勤して働いたかのようにぐったり疲れて目覚めた。

何だかなあ・・・

自由業は私の性格には合わないのかなあ・・・それとも会社勤めこそが性分に合っていなかったのかなあ・・・と思うような夢だった。

サラリーマンの家庭に育ち、自身も夫も長年サラリーマンをして来ただけに、安泰な組織に帰属している方が安心出来るのかも知れないし、その逆も味わった。

ある程度の歳になり、ある程度のキャリアを積んでからの転職は、使う側にとっても同僚になる人たちにとっても接し辛い、使い辛い複雑なものがある事も知った。

何かと居心地が悪いのだ、トウが立ったオンナというのは。

ま、今の世の中、安泰な企業なんてないのかも知れないけど、それでも長年勤めている方は、多少の居心地の悪さは辛抱して、是非とも定年まで勤めて戴きたいと老婆心を抱く。

年金だって、厚生年金の方がずっと有利だしね。

しかし私はもう、勤め人に戻る可能性はゼロだろう。

勤めながら、今現在の超多頭生活の環境レベル維持は出来ない。

全てが熟慮の末、そしてそうなるべくしてなった状態なのだから、組織に帰属していなくても悔やむ事など無いのだ。

しかし夢では時々勤め人に戻る夢を見て、夢の中の私は情けない事に、その事にとても安堵と懐かしさを感じているのだ。

ま、人間の心は一面だけじゃないから、いちいち深く考えないでも良いだろう。

夢で現実とは違うパターンを経験出来るのは楽しい・・・それ位に受け止めていれば宜しい。

何事も考え過ぎるとおかしな事になる。考えてもどうにもならない事はサラリとやり過ごして、さあ次に行こう・・・という按配でないと、とても一日の最低限の課題がこなしきれない。

それは何も高尚な課題なんかじゃない。私達と猫たちが快適に生きていくのに最低限度必要な課題で、まことに地味な繰り返しだ。

それがちゃんと出来るかどうか・・・大人と子供の差はそこだろう。

面白い事に、夢の中でもしっかり車通勤をしていた。車通勤以外は考えられない・・・という気持ちだった。片道１時間以上掛けて、駐車場も自前で借りて・・・。

そして夢の中の私は何と薄いベージュの、殆ど白いスーツを着ていた。営業職でもない限り、現実の私ではとても有り得ない。

昼間も寒いので、暖房を切る事が出来ない。

お金を燃やして暖めているような気になる。

薪ストーブがあれば、正月の間に回収されずに溜まりに溜まったゴミと、拾って来た焚き木を燃やしたいよ。

あるところに、たくさんの猫と暮らす少し老いた夫婦がおりました。おじいさん（こうちゃんの事である）は山に柴刈りに・・・おばあさんは神経痛で温泉に・・・けけけっ。

しかし薪ストーブはとても高価なのだ。

金持ちの別荘のシンボル、薪ストーブ・・・ああ欲しい。

イオ

そうは思わなくって？

Jan. 4, 2010