猫雑記20100107

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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イオ

あの子ってばもう～

Jan. 7, 2010

ナム

ホントしつこいのよね

Jan. 7, 2010

ペリー

僕に似た訳じゃないよ

Jan. 7, 2010

2010年1月7日　木曜日

今日で「松の内」も終わり。

お飾りを外して、お正月の名残りも消す。

七草粥は無し。色んな食べ物がまだ残っていて、それを順繰り片付けなければいけない。

残り物の白菜と鶏肉のスープに昨夜のご飯の残りをぶち込んで卵をとき入れ、三つ葉をたっぷり散らした雑炊を食べる。

このスープは初日は具沢山の鍋物として晩に食し、翌朝はお雑煮の汁になった。更にその残りで翌々日の朝の雑炊。

ダシが良く出ていて、最後まで凄く美味しかった。便利なので、またたっぷり作っておこう。

本当は冷凍うどんも入れたかったのだが、大鍋で作ったのにうどんまでは回らなかった。

冷凍のうどんは腰が強くて、多少煮込んでもシコシコ感を失わず、しかも既に茹でてから冷凍してあるので短時間で食べられ最高だと思う。

すき焼きの最後にもこの冷凍うどんを加えるとグーだ。そう思って買い置きしておいたのに、今回出番なし。

だって戴いた丸餅は最高に美味しいし、ご飯も今食べているお米は「タフ」で美味しいのだ。どう「タフ」なのかと言うと、多少水加減を多めに炊いても、べちゃべちゃしないで腰がある。

むしろ固く炊き過ぎると粘り気が足りなくなる。

日頃私は固いご飯しか食べないのだが、美味しいお米だと柔らかめに炊いてもきっちり粒が立つ。

柔らかくて粒に歯応えがないご飯は、私にはダメだ。１粒１粒が判然としない糊を食べているようなのは、キモチ悪い。寿司飯ほどではないにしても、１粒ずつがもっちり・・・というのが良い。

外食がイマイチ好きではないのは、ご飯の炊き方にこだわりが強いせいかも知れないな。

昨夜は、やっぱり観てしまった【ゴッドファーザー　PART III】。

前作から１０数年で、すっかり老けた「マイケル」のアル・パチーノ。

着ているものはとてもセンスが良いのに、ヘアスタイルが悪い。

短過ぎる白髪は、まるでムショから出たばかりのオジイサンか、大工の棟梁の角刈りのようだった。

もう少し長めにしてベッタリ撫で付けている方が、イタリア系らしくお洒落に見えるのに・・・そう、ファミリーのドンを引き継ぐ事になる、甥の「ヴィンセント」を演ったアンディ・ガルシアのように。

と言っても、アンディ・ガルシアはイタリア系ではない。キューバからの移民だから、スパニッシュと言えば良いのかな。

１作目で殆ど無名だったアル・パチーノの起用が猛反対されたそうだが、３作目のアンディ・ガルシアも同様だったようだ。

しかし見事に、コルレオーネ・ファミリーのゴッド・ファーザーの跡継ぎを託される気合の入った若者ぶりを演じて見せた。

他に誰がこの役に相応しいと言うのだろう。

最初は血の気の多い、死んだ父親「ソニー」（マイケルの兄）譲りの短気な頼り無さそうな若者でしかなかったのに、物語が進行するに従って落ち着きと凄みが出てくる。

叔父であるマイケルを誰よりも尊敬し、彼のようにトップに上り詰めたいという野心に燃えるヴィンセント。

そのヴィンセントは、ゴッド・ファーザーの跡目を譲り受ける代価として、相思相愛の従姉妹でありマイケルの愛娘であるメアリを諦める事を約束する。

これっきりだなんて納得が行かないと迫るメアリに、自分が進もうとしている道には連れて行けないと告げるアンディ・ガルシアの抑えた表情には、ラテン系の男の色気たっぷりだ。

アンディ・ガルシアで４作目を作っても良い位だと思ったけれど、もう時代は「マフィア」物は受け入れ難いかも知れない。

しかし今回の作品でも、色んな俳優が観られて楽しかった。

【荒野の七人】の悪党の親玉役が懐かしいイーライ・ウォラックの老けぶりは、名優ジョン・ハートのようでもあった。

ジョージ・ハミルトンやヘルムート・バーガーも出ている。

ヘルムート・バーガーなどハゲのカツラを着けて口髭もたくわえていたので直ぐには確信出来なかったけれど、あの目は間違いないよね・・・と話していたら、エンドロールのクレジットに名前が出て確認出来た。

若くて綺麗な頃のヘルムート・バーガーよりも私は良いと思うのだが、これで新境地が開けたとも聞かない。今はどうしているのだろう。

長年掛けて、莫大な金も遣って、多大な犠牲を払ってようやく念願だった「合法的な組織」にしたというのに、一番愛する娘の命を失う事になり、持病の糖尿病も悪化し寂しく死んでいくマイケル・コルレオーネ。

他人の命を犠牲にして来た者は、大切な者の命を失うのもやむなし・・・という事か。こういう終わらせ方以外は考えられないだろうな。

マフィアの一家は末永く幸せに暮らしましたとさ、めでたし、めでたし・・・では、到底世の中に受け入れられないだろうから。

ドライアイの目で字幕を見ていると目がゴロゴロしてきて、翌日の仕事に差し支えるかなあ・・・と思いはしたものの最後まで観て、ついでに二人で映画の事でお喋りもしたくて濃いコーヒーも飲んでしまったから、眠れずに朝を迎えた。

ま、疲れるのを覚悟で頑張ってお正月に渋滞の高速道路を里帰りする人たちもいるんだから、３夜連続で映画くらい観たって良いのさ。

この程度のハメを外すくらいしか出来ない小心者なんだもの、自分の貴重な睡眠時間を削ってまで何をするか・・・それだけの問題さ。

ペロ

エヘヘ・・・

Jan. 7, 2010