《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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テト

ねえ、パパ〜

Jan. 8, 2010
テト
テト

抱っこ〜

Jan. 8, 2010
テト
2010年1月8日 金曜日

可愛い可愛いテト。

弱虫だし変な声で鳴いて甘えるけど、頭が大きくて足の短い体型といい、短い鼻に良く変わる目の表情といい、とびっきり愛らしい。

ガラにもナムにも標的にされて、いつも追い掛けられている。テトは逃げ回るだけで、決して反撃はしない。



オスがボスになれる事は、我が家では稀だ。

亡きミュウやカワムラさんが「部屋名主」として他の猫たちに尊敬され実権も握っていた事は確かだけど、後のオスたちはみんなヘコタレの弱虫。

ぶーちゃんなんか「部屋名主」なのに一番弱い。

タマちゃんに頭突きして甘えられて、最初は「シャーッ」なんて言っていたけれど、もう諦めたのか黙ってスリスリされている。だからと言って面倒見が良い訳じゃない。



そして各部屋の個性的なメスたちが、色んな意味で後輩たちに影響を及ぼしている。見事にメスの天下だ。

思えばメスは、既に圧倒的に強い「敵」の存在しない「家族」や「家庭」に於いては、堂々と強く指導的であるべきなのだろう。



それは人間の家庭に於いても同じなのではないかと思う。

男が威張っている家庭では、お客も居心地が悪い。

この家に嫁として入った時にも、その違和感を一番感じたものだ。オスが威張っていては家族は寛げない。






こうちゃんが私と猫たちの為に生きる決意を果たして何時頃したのか解らないけれど、それは観念や言葉ではなくて、365日たゆまざる努力を伴う、意志の力と行動で立証されている。

有り難う・・・などという言葉では感謝しきれない。



彼は私と猫たちを生かす為に、ありとあらゆる努力をしているのだという事が解る。

家族を守るオスとしての自覚というか覚悟というか・・・。



それはかなり壮絶な事だと思う。

誰だって疲れるし、なかなか目が醒めなかったり、サボりたい時だってある。だけど彼がそれに流されてしまう場面を、私は一度も目撃した事が無い。

生きている人間である事は無精ひげが伸びるのを見ていれば納得出来るのだが、まるでサイボーグのようなこうちゃんは年老いても健在だ。

悪魔の誘いを退け、修験者のように生きている。



それに比べて私ときたら・・・何て人間的なんだろう・・・とつくづく思う。

それでも私も努力をするようになった。むしろ人並み以上に努力する事でしか、人並みではいられないのだという事を悟ってからは・・・。






「お前は乗り手にさえ恵まれれば、良く走る馬だ」

20年前の今頃の季節に、実家の父が私に言った。

私は2度目の離婚を控え別居中で、慣れた職種で条件の良い仕事を辞めて、人生を今風に言うなら「リセット」したいと思ってある会社の入社試験を受けて帰宅し、父に電話で報告した時の事だ。

これから進もうとしている世界は未知の分野で、経験も自信も無かった。

だけど今までの自分の人生を「ご破算にしてねがいましては・・・」として、新しい自分を切り拓きたいとねがう気持ちが勝った。



多分にそれは都合の良い考えだし、本当に過去を「無かった事」になど出来ないのは承知していたけれど、自分の存在意義を見失っている時というのは、今までの自分を知る人が一人もいないところで生きたい・・・そう思ったりする事もあるのだろう。



だけどそれはリスクも伴う事だ。

自分のリスクで行動せず、誰かにその時の自分を助けて欲しいと甘えた気持ちでじっとしていたなら、その後の人生はもっともっと悪いものになり、もっともっと自分を嫌いになっていただろう。



安定を望むならば、慣れた環境で好条件を享受している方が良い。

今はもう歳をとってしまったのでそこまでの冒険は出来ないけれど、32歳の私にはまだ野心も未来への希望もあった。



過去の自分を消したい気持ちと新しい世界で勝負してみたい気持ちは同じくらいに強くて、兎に角行動しないではいられなかった。

決して「逃避」とばかり言えない、外に向かった自己改革でもあったのだと振り返って思うのは、自己採点が甘いだろうか。





あの時、父はこうも付け加えた。

「俺がお前に気を送っているから頑張ってみろ」

父は武術家で、いまどき誰でもが使うような決まり文句ではなしに「気」を発する事の出来る人だった。



結果的には、その会社でこうちゃんとの出遭いがあったのだし、そこで学んだ事はその後の私の人生の核となる考え方でもあったから、それだけでも財産だ。

但しその会社は倒産してしまって、その後私達は少しだけ辛酸を舐める事になる。それもまた、きっと世間知らずだった私達にとっては必要なプロセスだったのだろう。



20年後の今、父は80代、気を送って貰った娘の私は50代、40歳だったこうちゃんは還暦を迎える。

あの頃の父ほどの「気」が私にあるだろうか。



この10年ですっかりそれまでの蓄え(金の事ではない)を使い果たし萎んでしまったけれど、心身ともに豊かさを蓄えないといけないな・・・と思う年頭だった。



毎日を心地良く楽しく暮らす・・・それを心掛けるだけでも違うのだ。

無責任な人やずるい人に振り回されて疲弊する事はやめよう。もっと堂々とマイペースで行こう。



猫には喜んで振り回されるけどね。

はいはい、今洗いますよ、ゴマちゃんのオシッコシーツ。
テト

ナ〜ッ!

Jan. 8, 2010
テト
テト

ナ〜ッてば〜!

Jan. 8, 2010
テト

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