猫雑記20100205

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別index	2010年～｢猫雑記｣index	2005～2009年｢猫雑記｣index		1999～2004年｢猫雑記｣index
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」			Top page	サイトマップ

ゴマ

アタシの娘たちも・・・

Feb. 5, 2010

2010年2月5日　金曜日

今朝も氷点下。

今年の冬は寒い。

暖冬になるなんて予報だったと記憶しているけれど、大ハズレ。北海道のどこかでは、氷点下34度だって。

通学する小学生の髪の毛が凍っているとニュースで見た。

そこまでの寒さは、ちょっと想像出来ない。

野生の生き物は、そんな中でも棲息しているのだろうか？そりゃあ南極ではペンギンも、北極の氷の海では北極グマも生きているのだから、きっと寒さに強い生き物はいるんだろうな。

だけど先日、北極グマが地球温暖化の影響で狩りをする氷原が激減し、遂に共食いを始めたというニュースを見た。

オスのシロクマが、子グマの頭をくわえている画像付きだったので、いささかショックを受けた。

野生のライオンのオスが、子ライオンを食べもしないのに襲って殺す事はよく知られている。それはメスが子育てしている間はオスを受け入れないが故に、オスが自分の種の保存の為に行う本能的な行為だという説が有力だ。

シロクマにも同じような事があるのか、それともやはり温暖化のせいなのか真相は私には解らないけれど、氷原が溶けて減っている事は事実だし、北極グマの生息数も激減しているのも事実らしいから、惨い現実である事は確かだろう。

ついでに思い出したのだが、オスライオンはチータの子供も殺す。それも食べないのにいたぶり殺すのだ。

これはエサを狩るテリトリーが、ライオンとチータとでダブるせいではないかと説明されていた。

ライオンの子供もハイエナに襲われる。でもこれは食う為の行為だ。

草食獣なんか当たり前のように肉食獣に襲われて、留めをさされる前に生きたまま食われる。

猛禽類だって、野生の小動物や小さな野鳥を狩り、それを喰らう。

野生の世界は厳しい。人間の感覚では計り知れない、ドライな厳しさがある。

でも、人間だって極限状態になれば人間を・・・いや、これ位でやめておこう。

ところで私・・・野良猫と関わるようになるより以前に、野生のライオンの生態を扱った番組をよく観たものだから、授乳中のメスというのは須らく発情しないものと思い込んでいた。

ところが猫は、授乳中にも発情が来る。

ゴマを仔猫ともども保護して家に連れ帰った後、まだ仔猫にオッパイを飲ませているうちに発情が来た。そんな事があるのだろうか？と驚いて獣医さんに訊くと、猫は授乳中でも発情すると教えられたのだ。

ほんの１０年と数ヶ月前の事。無知だった私。

今だって解らない事ばかりだけど、言葉ではなく実態を観て覚えた事は忘れない。

ＳＯＳへの応援、有り難うございます。

昨日手術しオス猫「はじめ」ちゃんは、本日リリースし、その「はじめちゃん」の母猫が捕獲出来た旨、報告戴いています。

次の出産が防げて良かった。

ＳＯＳ活動報告は >>こちらです。

ご相談者は本気で頑張っています。引き続き応援宜しくお願い致します。

まだ仔猫に毛が生えた程度の月齢で妊娠し、台風が近づいている大雨の夜に野良で出産していたゴマ。

あんなに小さい身体で５匹もお腹の中に入っていたのだから、さぞかし苦しかっただろう。

しかもまだ出産途中とは知らず、助けを求めるように鳴きながら駆け寄って来たものだから、仔猫３匹ともども保護されちゃって、車に乗せられ家に連れて来られて・・・

うちに着いてから随分経過してから、更に２匹を産んだのだ。

１匹は死産で、懸命に蘇生を試みたのだけれど、一度もオッパイを吸えないままだった。

母親としては最高に優等生だったゴマ・・・そのゴマは随分と変わった。いつも遠慮して、甘えん坊だけれど決して寛いではいなかった。

今ではかたときも私の身体から降りたくないとばかりに、仕事中は旨にしがみつき、目を閉じて頭を胸に埋もれさせ、こんなに熟睡しているのにまさか降ろしたりしないわよね？という態度をとる。

確かに見た目はいじらしい赤ん坊のようで、降ろせない。だけど手が疲れて、片手で仕事をするのにも限界があるから、そっとベッドに運ぶ。。

仕事を終え、やっと３６時間ぶりに眠れる・・・とベッドに横になると、たちまち私に乗るゴマ。

その様子は遠慮がちにも見えるし、決然とした様子にも見える。

ゴマが乗っていると寝返りが打てず、寝ても疲れる。だけど、横向きに寝ている私の体のエッジに、しんなりと上手に乗って寛いでいるゴマは、たまらなく愛しい。

ゴマの様子は、やはりかたときも私の身体の上から降りようといなかった生前のミュウと同じになって来た。

但し重さはミュウの半分以下だけど。

さあ、寒いのでたっぷり作ったシチューをご飯に掛けて、チーズを乗せてオーブンで焼こう。

ついでにワインもちょっぴり飲もう。そしてゴマを乗っけて眠るのだ。

ゴマ

そろそろ老猫ね

Feb. 5, 2010