猫雑記20100206

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ジニー

アタシも捨てられた

Feb. 6, 2010

2010年2月6日　土曜日

寒い。

明け方は勿論、昼間も北風が強くて寒い。外に出るには、何年も思い出しもしなかったマフラーや手袋が必要に感じる位に寒い。

そんな寒空の下、先日（>>1月28日参照）ここでも写真をご紹介した「じろう」ちゃんが保護出来たとの報せが入った。

昨日捕獲し避妊手術した「つぎこちゃん」をリリースした後、毎日は姿を見せない野良猫たちの保護の為、ご相談者が情報収集に出掛けた矢先の事だった。

じろうちゃん

「じろう」ちゃんは、自ら車の中に入って来たと言う。

エサでおびき寄せて車外に出そうとしても、決して出ようとしなかったらしい。

それ程に、暖かい場所を求めていたのだろうとご相談者は思ったそうだ。

外の生活は辛かったのだろう。ガリガリに痩せているが、元々は大きな猫だったようだ。

去勢されており、とても人懐こい。やはり捨て猫なのだろうか。

協力獣医にお願いして、こちらで受け入れ態勢がとれるまで、数日だけの約束で入院させて戴いた。

こちらの受け入れ態勢とはどういう事か。

我が家に入れてやれる位だったら悩みはしない。私の餌場の野良猫たちだって、人馴れしていようがいまいが家に入れてやりたいのはやまやまなのだ。

ただでさえこの多頭飼育、しかも具合の悪い子も多い中、「じろう」ちゃんを入れられる余地が無いのに、こんなセンチメンタリズムが許されるのかどうか、物凄く悩んだ事は確かだ。

でも、何でも自分で引き受けて「ええかっこしい」したいところを堪えて、恥を忍んで一時預かりを求めさせて戴こうと思う。

何を最優先させて、何に目を瞑るのか・・・そこにたとえ確固たる整合性など無くても、出たとこ勝負で、その時々のタイミングで判断し対処するしか無い事だってある。

今はその時なのだと思う。

もう後戻りは出来ない。

こちらには火曜日に連れて来させる事になった。車では時間も掛かるだろうから、静岡・新横浜間だったら新幹線の方がずっと早い。

それまでに落ち着き先をどうにかしなければいけない。

どうかこの子に、暖かい家と温かい手を差し伸べては戴けないでしょうか。

ＳＯＳへの応援、有り難うございます。

３匹目は「じろうちゃん」の保護という形となりました。とても野良には戻せません。

ＳＯＳのページは >>こちらです。

カワムラさんの保護も、寒い日だった。

もう１週間と保たないだろうから・・・と家に連れ帰ったら、それから６年近くも生きた。生きて私達とその後から入った猫たちを楽しませ、みんなを幸せにしてくれた。

カワムラさんのような猫がいてくれたお陰で、うちの猫たちはみんな穏やかに過ごせている。

カ思えばワムラさんは、まだ我が家のたった７匹目でしかなかったのだ。

遠い昔の事のように思える。

ジニーの保護（>>2006年10月17日）の時は、まだ何とか入れられる余地があった。しかしあれから９匹も増えているのだ。

じろうちゃんも、カワムラさんのように家猫として余生を送らせてやりたい。

そしてジニーのように太って欲しい。

ジニー

そいで、ここに来た

Feb. 6, 2010