《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ガラ

不満て訳じゃ・・・

Mar. 5, 2010
ガラ
2010年3月5日 金曜日

またしても、5月のようなバカ陽気。

でも数日後には真冬に逆戻りするという予報だ。



野良猫たちは、陽だまりで束の間の暖かさを味わっていた。

家猫たちは自分達の幸運には気付いているのかいないのか・・・私の顔さえ見れば文句を言いたげに鳴く。

ガラの場合は「撫でて」と「ずっと一緒に居て」なのだと解る。

リマの場合は、ひたすら「抱っこして」なのだが、重たくて抱き続けていたら筋肉痛になってしまう。



問題はペリーの場合だ。

彼は鳴かない。黙って虎視眈々と待つ。私が2階に戻るその時を、階段の下で待っているのだ。

そして階段下のドアを開けた瞬間に、階段を駆け上がる。

「これこれ、ダメでしょ」とか「カワムラさんに叱られるよ」と言うだけで、階段の途中でUターンしてスタコラ降りて行く事もある。



たまに上まで登りきってから、ミュウちゃん部屋の前で固まってしまう事がある。

「その部屋には、生きては入れないんだよ」とブラックな事を言って聞かせる。

そう、そこはミュウとジーコとアイン、マルコ、カワムラさん、みーちゃん、そして多守ちゃんの部屋なのだから。

「アンタもお骨になってからだったら入れるよ」と追い討ちをかける。



ペリーは私達の行動を覚え、先読みしてゲームを仕掛けてきているのだろう。

一度、階段の上で固まっていたところを抱き上げて、そのままジャムたちの部屋に連れて行った事がある。ジャムやアンダと鼻を突き合わせて挨拶し、どちらも鳴かず、穏やかな対面をした。

ペリーはおとなしいし穏やかだし、イオのような強いメスに上手に甘えて可愛がられる賢いオスだ。



では、2階と行き来自由に出来るかと言えば、それは出来ない。

完全に分けているのは、確かな理由があるからだ。全部の部屋を開放して自由にさせていたら、食べ方や排泄の状態が管理しきれない。

1室での頭数には、自ずと限界が出来て来る・・・それが多頭生活をしながら行きついた私達の結論だ。



そして一定以上の頭数となると、弱い子はどうしても居場所が限定されてくる。



しかし、その一定以上の頭数というものに普遍的な数は無いのだ。

スペースの問題、飼い主が猫たちに割く事が出来る時間や手間、そして経済の問題、尚且つ猫たち自身の性格や相性の問題もあろう。

飼い主自身の心のキャパシティの問題だってある。

そういう問題や生活背景を全て要因とした「適正な頭数」というのが、それぞれの飼い主にあるのではないかと思っている。



だから人とも比べられないし、同じ人間に於いてもその数は、局面で変わる事もあり得る訳だ。

1頭で精一杯だったものが、3頭や10頭に増えて行く時期もあるだろうし、10頭なんて楽勝だった時期から次第にゼロに近づいて行く局面もあるはずだ。

敢えて理想を言うなら、この数はなだらかに上昇して行って、またなだらかに下降して行くのが望ましいとも思う。でも、それだって全てのケースに当てはまる訳じゃない。

それぞれのキャパが何故にそうなっているのかをきちんと考慮したら、永久に1頭である場合だってある訳だ。





然らば、我が家には今の頭数が果たして適正なのか・・・と自問すれば、これまた自信は無い。

もっと少ない方が猫にとっても飼い主にとっても楽であるに違いない。

だけど好き好んでここまで増やした訳でもない。

増えたら増えたなりに、飼い主側が生活を変え、そこに割ける時間と手間とお金を遣り繰りしているのだ。それはもう、ある意味では修験者のようなもので、人には簡単には薦められない。



殆ど一日中一緒に過ごしているゴマやジャムですら不平も不満もあるのだから、頭数が少なければ不満が少ないだろうとは単純には言えない。

実際、私達の生活は仕事以外の殆どの時間を猫達の為に捧げ尽くしているし、食餌やトイレなどの物理的なケアだけじゃなくて、心のケアにかなりのエネルギーと時間を割いている。



それでも不満も不安も付きまとうのが、感情も感性もある生き物たる由縁だ。

元が厳しい生活をしていた野良猫だったとしても、家猫となり寒さや飢えからは開放されても、今度は別の不満が次々と出て来るものなのだろう。

人間だって同じだもの、仕方ないよね。



ちゃんとそれを受け止めて、可能な限り理解してやりたいと願い、相手がそれを解るような丁寧な対応をしようという気構えや愛情があれば、不満ゼロにはしてやれなくても、ちゃんと私達の気持ちは通じると思う。

そうだよね、みんな?そうだと言ってよ、たまには。









今朝見た夢。

どこかの会社の広い敷地内に居る。私はそこの社員ではないのだが、臨時で借り出されていたらしい。

帰ろうとしてふと辺りを見ると、野良猫がたくさんいる。ここで有志に世話をされていて、避妊もエサやりもきちんとしているという事だった。

なるほど、みんな毛ヅヤも良く、丸々と太っていた。



しかし、次の瞬間に仔猫を発見してしまった。

黒トラの仔猫が4匹。

夢なので現実離れした大きさなのだが、4匹が手の平に乗ってしまう位に小さいのに、すっかり歩き回れる程に成長している。

私は一緒に居た友人(誰かは解らない)に、今捕まえないともう捕まらないだろうね・・・と言う。連れ帰って育て、避妊して里子に出すしかない。

でも、また別の場所にも仔猫が居る。

茶トラの仔猫の一団を発見。しかしまた別の繁みには、シルバータビーの仔猫が4〜5匹。

この分じゃ、もっとあちこちで生まれているに違いないと思った。



私一人がどれだけの頭数を連れ帰れると言うのだ。

でも見てしまったからには、そうしなければいけないだろう。

どこの部屋に入れるのか、こうちゃんは頭を抱えるだろうな・・・全員に二人掛かりで授乳したとしても、今夜は完徹だろうな。仕事は先延ばし出来ないのに、どうするんだ私・・・

というところで目が醒めた。



夢でよかった・・・とばかりは言えない。たまたま夢だっただけで、全国のどこかで現実に起きている事態なのだろうから。

それが怖いから捕獲・避妊を続けて来た。私の行動範囲で。

みんなが足元の1匹を避妊したら、もっと事態は改善する。猫嫌いも猫好きも、当たり前のようにそれが出来たら・・・





春は本当に待ち遠しい。

でも春は野良猫の出産シーズンでもあるのだ。



今年は平和な春になるといいな。
ガラ

ないんだけど〜

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ガラ
ペリー

僕は階段を・・・

Mar. 5, 2010
ペリー
ペリー

駆け上がりたいだけさ

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ペリー

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