猫雑記20100310

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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トム

病院行くの？

Mar. 10, 2010

2010年3月10日　水曜日

昨夜、ガンガン雪が降っている時は、本当に天を恨んだ。

どうして３月も半ばに近づいて雪なんか？しかも、あっと言う間に道路にも屋根にも積もって・・・

でも、あれだけの勢いで降り続いた雪は夜半から雨に変わり、しかもかなりしっかり降ってくれたお陰で、今朝にはすっかり雪は消えていた。

毎年保険としてスタッドレスに履き変えているので、私達自身は別に雪が積もろうと殆ど支障ないのだが、野良猫たちの足元が冷たくては可哀相だし、雪かきは好きなんだけど身体にはきつい。

どうかもう今年は、雪が降りませんように。

昼近くもなると雲もすっかり晴れて暖かくなり始めたので、トムを病院に連れて行く。

トムはおとなくし抱かれてキャリーに入り、車の中でも一声も出さなかった。湯たんぽと毛布を入れたキャリーの中で、じっと目を見開いていた。

明らかに元気が無いね。ろくに食べられていないもの、当然だよね。それとも、やっぱり具合が悪いから食べられないのか。

軽くなってしまったとは言え、やっぱりトムは大きいので重たい。しかし病院で体重を量ったら、6.7キロしかなかった。

２キロも減ってしまったね。

熱は無く、脱水もしていない。エイズキャリアではあるものの、それが積極的に関与しているとは思えない状態だ。腎機能・肝機能が悪いのは、もう解っている。

後は消去法で要因と思われるものを引き算して行く方法しかない。

思った通り、口の中の問題もありそうだ。

奥歯が殆どグラグラだった。自然と抜け落ちる程までには浮いていないので、先ずは注射で消炎と沈痛を図り、様子を見て抜歯をする事にするかも知れない。

これは賭けだ。

苦痛を取り除く事になるのであれば、麻酔のリスクを冒してでも踏み切る価値があるか知れない。今の体力では抜歯など到底無理・・・というところまで行ってしまう前に、やってみたい気もする。

先生の診立てでも、痛みで固形物が食べられないのはかなり原因として有力そうだ。

異常なまでの多飲多尿が物語るものも現実にはあるのだろうが、まだ吐いたり脱水したりしていない。

トムに残された時間と体力を信じてみたい。

先ずは２～３日、注射の効き目を看てから、再度先生と相談する事にした。

帰宅するとトムは水を大量に飲み、カワムラさんそっくりの声と鳴き方で私を呼ぶ。

カワムラさんが健在の頃から、トムはカワムラさんにだけは素直に頭を垂れ従っていた。そのせいかどうかは解らないけれど、トムがカワムラさんのモノマネをするようになって久しい。

びっくりする程の細くて高い声で、まだカワムラさんが生きているのかと錯覚する程そっくりに「お～い」と呼ぶ。

カワムラさんのスピリットははトムに宿ったの？カワムラさんはトムに跡を継がせたかったの？

トムが頑張れますように・・・カワムラさん、トムに力を貸してね。

トムはオッサン臭いけど、実はジャムより２歳も若いのだ。

トムの事は、仔猫時代から知っているから大体の歳は解っている。

きっと大丈夫。まだ時間がある。

トム

やめようよ～

Mar. 10, 2010