《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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アンダ

暴れていたら・・・

Apr. 27, 2010
2010年4月27日 火曜日

朝一番でトム通院。

実は今日、ちょっとした進展があった。トムの奥歯が一部抜けたのだ。



全部の歯がグラグラしているのだが、浮いていた一部だけでも抜ける事でかなり楽になるはずだ。

奥さん先生が乱暴モノのトムの口を上手に開けて(奇跡のような手際だ)、ピンセットのようなモノでヒョイと抜いてくれた。



この時、トムはそう暴れもせずにじっとしていたのだが、カワムラさんといいトムといい奥さん先生が大好きみたいで、やっぱりトムは「オンナ好き」のカワムラさんの系譜なんだな。

あの時・・・トムが暴れてみんなを追い散らかしていた時・・・もう式が近づいていたはずのカワムラさんがそっと近づき、トムの頭に手を置いた途端、トムが頭を垂れておとなしくなった。

そう、あの時きっとカワムラさんは、トムに何かを注入したのだ。

それはきっと、「オンナ殺し」の必殺技であったに違いない。

だってカワムラさん亡き後、うちのどんな美猫たちよりも、トムは妙齢の美女に人気が高い。変な顔しているというのに・・・。



しかし抜歯して補液して貰った後、爪切りをして貰っていたら、今度は暴れた暴れた。

助手の人が力ずくで保定していても、カラーを着けられても、そんな程度でおさまるトムの力ではない。

私達が家で二人掛かりでも切れないのだと言うと、先生達も笑って納得してくれた。












春だけあって、一年のうちで一番ご相談が多い。

しかし今はご相談は受け付けておりません・・・と明記しても、それでも深刻なご相談がたくさん寄せられてしまう。

どうしてなんだろう。



初めての人からの電話やメールで、「ある人からご紹介されて・・・」と言う人が多い。

そこで、それを聞き流さず、「どなたですか?私を紹介なさった方というのは」と尋ねる事にした。

しかし「個人情報なので・・・」と言って教えてくれない人が殆どだ。



私の個人情報はしっかりと裏でやりとりされているのに、相談する立場の人間が、名乗りもしない、紹介者も明かさない・・・それはちょっと変じゃないか?

私だったら、仮に誰かに相談者を回さざるを得ないような事があったら、「こういう事情の人に、貴女をご紹介させて戴いて宜しいでしょうか?」と了解を得てから紹介する。

でも、頼まれても私は誰かを紹介する事はない。

自分が相談されて対処出来ないような困った問題を、他人に押し付ける事は出来ないから。



それが「どこかに良い動物病院はないですか?」というような内容であれば、やはり事前に了解を得た上で、ご紹介している。

毎日のように通っているマツモト先生の病院ですら、その礼節は守っているつもりだ。



或いは、紹介された事で、あちらに利益が生じるような事であれば・・・例えば「良い猫ベッドのショップ」だとか「美味しい中華の店」だとか「信頼出来る車のディーラーの営業担当」だとかの場合は、了解も得ずに紹介してしまうだろうけれど。



いずれにせよ、自分で手に負えない事を、どうしてこの私にどうにかして貰えると考えるだろう?

私はただの一個人の猫飼いで、超多頭飼いで忙しく、しかも難病で神経痛なんだぞ。自慢じゃないけど。







既知の人からのご相談も、この季節不思議と増える。

それは病気の子を持つ方からの場合が多い。



これには身につまされて、出来るだけ時間を掛けてお相手するようにしているのだけれど、やはり時間に制約があって対応しきれない事が多い。

それでも最優先で対応していると、睡眠時間はゼロに近づく。その日寝ないだけで帳尻が合えばまだマシだけど、翌日の仕事にも少しずつ支障が出る。

そういう事の積み重ねを傍で見ているこうちゃんが、ますます私を心配する。



私は獣医師ではないから、あまり専門的な事には答えられない。

自宅でのケアの仕方に関しては、経験的に知っている事を何でもお話しする。

だけどそれだって猫によっては皆それぞれ違う事も多いし、同じ猫でも状態・状況によってはケアが違ってくるものだ。



だから、アインやジーコにした事、或いはカワムラさんにした事、マーゴにしている事が何にでも当てはまる方程式だと思って戴きたくない。

だからそれを必ず力説する。

「飼い主さんが経過と状態を観察し、何をどうするのか判断する以外ないのです、獣医師でもこうすればOKとは決して言わないはずですよ」と。



補液が良いのか、どれ位の頻度でするべきなのか。

何を食べさせると良いのか、それもどれ位の量をどんなインターバルで与えるのがその子にとって楽なのか。

或いは強制給餌が必要なのか、それは何をどんな量と頻度で与えるのか・・・



これはもうどんな名医でも、うまく行った経験を持っているつもりの私でも、毎日自分でケアしていない子の事は解らない。

一般論で言える内容も勿論あるから、それはお伝えして行こうと思う。

それと同時に、どうか孤独な介護と言う闘いを、一人で(家族がいるなら家族と共に)乗り切って戴きたいとお伝えするしかないのだ。





介護の難しさ、辛さ、心細さ・・・そういうものも良く理解しているつもりだ。

私自身、現在もそれに取り組み続けているのだし、毎日が不安と迷いと心細さの中にあるのだから。



それでも飼い主しかその子の状態を一番よく知る者は居ない。観察し続けて、その都度迷いながらも一番良いと思える対処を選ぶのは、飼い主しかいないのだ。




私の猫との人生のうち何事もなく平穏で「医者要らず」で過ごせたのは、最初の10年だけだった。

ミュウの肺水腫から始まり、アインの心筋症と腎不全、ジーコの肝不全と腎不全、カワムラさんの原因不明のひきつけ発作や腎不全、そしてモアの口内炎や腫瘍、肝不全・・・マーゴの原因不明な食欲廃絶とアレルギーの様々な症状、トムの肝不全と腎不全と口内炎、タムの腎不全と口内炎・・・

治療方針や対処に迷わない事が、いっときだってあっただろうか。不安でない日があっただろうか。



でも私は誰かを自分の精神安定剤には使わない。

技術的な事で教えを乞う必要がある場合があれば別だが、相手が聞かされても困るような悩みに関しては一切誰にも相談もしない。

一番苦しい時こそが自分の精神力を試されている時であり、歯を食いしばり、足を踏ん張って、泣きながらでも頑張るしかない時なのだと信ずるから。





私だって誰よりも弱いので、誰かに心の内を聞いて欲しくなる事だってある。

でも、その場合だってせいぜい事後に愚痴を聞いて貰う程度にして、渦中で相手を苦しみに巻き込むような事はしない。

みんなだって忙しいのだ。

そしてみんなだって、自分のところに色々と問題を抱えているのだ。言わないだけで。



でもみんな優しい。

こんな私のコーディネートしたSOSの呼びかけに対しても、その優しさで応援してくれる。



お陰様で、山口県のみっくん>>こちら参照)は、4月30日退院というメドが立ちました。皆様の応援とご好意の賜物です。

皆様からの温かいご支援のお陰で、みっくんには充分な治療を受けさせてやれたと思います。有り難うございました。

長期間放置されていた傷だけに、内部への細菌感染が残る事が怖いのですが、経過をよく観察して戴きつつ、その時々で対処していくしかないと考えます。



退院後は、いよいよ終の棲家となるおうち探しです。

里親募集がスタートしたら、また応援宜しくお願い致します。
アンダ

捕まっちゃった

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アンダ

モニターはアタシ専用

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アンダ

ス〜リスリしちゃう

Apr. 27, 2010

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