猫雑記20100428

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ジャム

早く一緒に寝ようよ

Apr. 28, 2010

2010年4月28日　水曜日

頭に来た。

色々な手続きであちこちの役所を駆け回っている妹が、法務局の窓口で小馬鹿にされたのだ。

「誰が相続するんですか？」

「私ですけど・・・」

「えっ？貴女が～？」

窓口のオッサンは、驚いたというより子供扱いした感じだったそうだ。

確かに妹は童顔で可愛らしい。声もせいぜい２０代前半という感じだ。

だからと言って、妹は別段ブリッコではないし、話し方も馬鹿っぽくはない。企業に勤める社会人として、社内でも仕事ぶりには信頼が厚く、しっかり者である。

まあ妹も３月で５０歳になったのだし、しっかりしていて当たり前なのだが。

確かに遺産相続なんて初めての経験で、だからこそ事前に必要な事を訊きに行った訳だ。

妹を子供扱いしたその担当者のオジサンだって、多分妹と同世代か或いはもう少し若いかも知れない。

そして更に「誰が手続きするんですか？」と訊いて来たという。

「私がします」

「えっ？貴女が～？」

私達も、この家の相続に関しては、自分達で手続きをした。

別に難しい事は何も無い。評価額に応じた「登録免許税」という名目で印紙を買わされただけだ。

やってみて解った事だが、何も高い料金を払って弁護士や行政書士に依頼せずとも、住んでいる家の相続くらい誰にでも出来る事なのだ。

それからそのオジサンは、必要書類の件でちょっと不正確な事を妹に教えた。

３度も結婚してその都度姓が変わっている長女（私の事だ）の現在の戸籍謄本には、ちゃんと両親の名前と、その長女である事が記載されている。

私が相続人の一人である証明はそれで充分なはずなのに、被相続人と同様に出生まで遡った「改製原戸籍謄本」が必要だと言ったらしい。

妹は戸惑っていたけれど、安心するように伝える。

もし今度行って何か言われるような事があったら、一旦は「姉に伝えます」と引き下がって、私に直ぐに連絡するように妹には言っておいた。

姉が電話で話をつける。威厳に満ちた大人の声を作って・・・ね。

幾つになろうと妹は可愛い。

いつだって気持ちの上では唯一の「守ってやりたい存在」であり、他人が妹を泣かしたり馬鹿にしたりする事は姉として絶対に許せない。

喧嘩して姉が泣かす分には構わないのだが・・・。

ナイーブを通り越して神経衰弱ではないかと思う位、私達への依存度が物凄く高いジャム。

ガラ、リマを遥かに上回る「文句言い」で密着好きだ。

パパとママ、二人揃ってベッドに横になっていて欲しいらしく、二人が揃えば必ず真ん中を陣取り、大きな身体を斜めに横たえ、手足を突っ張らかってパパとママの架け橋になったつもりか。

私達はジャムを押し潰さないように気遣って、ダブルベッドの端っこで小さく丸まって寝る。

とても疲れる。だけど幸せでやめられない、一番の楽しみだ。

ミュウを凌ぐ柔らかい手触り・・・太っていて肉がたっぷりなのと、毛が長めで柔らかいせいだ。

そして柔らかい眼差し、ずっと自分だけ見ていて欲しい我が儘さ、傍に居さえすれば全て安心してしまう程の信頼感と依存心・・・とても傍を離れられない。

どちらかがトイレや階下にでも行こうものなら、ずっと鳴いてドアの前で待っている。

それはもう「ビョーキ」かもよ、ジャムちゃん。こんなに長時間一緒に居るのに・・・。

ジャム

どこ行くの？

Apr. 28, 2010