猫雑記20100501

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別index	2010年～｢猫雑記｣index	2005～2009年｢猫雑記｣index		1999～2004年｢猫雑記｣index
猫の写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」			Top page	サイトマップ

ジャム

また、どっか
行ってたわね

May. 1, 2010

2010年5月1日　土曜日

新緑が美しい季節になった。

と言うより、体調が戻って新緑を愛でる余裕が出て来たという事かも知れない。私がぐずぐずしている間に、桜はすっかり花を終らせ、緑の葉を吹いていたのだ。

ベランダのシマトネリコの木も、玄関先の名前を知らない常緑樹も、新芽を吹く頃に古い葉を落とす。それを拾い集めて捨てる。

ついでに枯れた松の枝を落としたり、今日は久し振りに庭仕事をした。

ずっと気にはなっていたのだけれど、調子が悪くてはそういう事も出来なかった。

折角、束の間の爽やかな季節にこそ、家周りの仕事をしなくては勿体無い。藪蚊もスズメバチもまだ出て来ていないようだし、外の空気を楽しみながら二人で精を出す。

復調してみて、改めて健康の有り難さを実感する。庭掃除程度の事が楽しく出来るかどうか・・・身体の状態は精神の有り方も左右するのは確かだ。

足がすっかりダメになってしまわないうちに、リハビリも兼ねて毎日出掛ける事にした。

食材の買出しだけでも良いから、まとめ買いせずに毎日買いに行く。そうすれば食材も新鮮なうちに使い切るし、兎に角少しでも歩ける。

と言っても、店までは車で行く。この近所の急坂は、まだとても登れない。

だから出来るだけ大型店舗に行き、店の中は否応なしに歩くようにする。それだけでも今の私にはチャレンジなのだから。

先日は、私のＧパンを買いに行った。

楽チンだからと、ずっとダブダブのジーンズの裾を短く折り返して穿いていたのだが、どうも身に着けていても緊張感が無さ過ぎていけない。

それにそういう流行の穿き方は、自分らしくないような気がしていたのだ。

だけど体調が悪いと、洋服なんか買いに行く気持ちにもなれなかった。

そんなモンどうでもいいと思ったし、そもそもどこで何を買おうかと考える事すら億劫だった。たとえ店に行ったとしても、ズラリと並んだ商品から選ぶ気力が湧かなかった。

食材や猫のモノを買うだけで精一杯・・・自分達のモノなんかどうでもいいや・・・と投げ遣りになっていたような気がする。

それでずっと「ジェルソミーナ」（勿論、映画【道】の主人公の事である）みたいなブカブカのズボンで甘んじていたのだけれど、突然、そろそろ身体に合ったジーンズを買っても良いかな・・・という気持ちになった。

不思議だ。そんな気持ちになったのは、１０年ぶりくらいなのだから。

何かが再生したような、そんな気分だった。

こうちゃんは「そういう気になった時が買い時だよ」と言って、直ぐに出掛けようと誘う。

そうしたら、いつも猫たちの毛布やゴマの枕トイレのカバー（枕パッドというのかな）を安く買っていた「パシオス」（私はいまも「タワラヤ」と呼んでいるが）の売り場で、思いがけずピッタリのジーンズがあった。

ストレートの按配がちょうど良い。裾が広がっているものは嫌だし、短い丈のものも嫌だ。

変な装飾もないし、色も好みだった。

しかも970円という価格。

いまどきはもっと安いジーンズもあるのは知っているが、あっちこっちの店を見て回る程には元気が無い。時間も勿体無い。

昔はもっと高かったよね、ジーンズは・・・と言いながら、洗い換えの分も買った。

思いがけず安くて良いものが買えて、しかも思いのほか私に似合って（ホントなんだってば）、あれ以来ずっと幸せな気分が続いている。ナンと安上がりな私。

妹にも電話で自慢したら、妹はなかば呆れたように「よかったねぇ、お姉ちゃ～ん」と言った。

明日は、こうちゃんのパンツを買いに行くのだ。

僅か１～２時間程度なのに、留守番させるとゴマが枕トイレでオシッコをし、帰宅してからはジャムがむずがってガブガブ噛んだリする。

でもね、春を謳歌しなきゃ。家に閉じこもっていては、季節は室温でしか感じないもの。

そしてまた日常に戻って、猫ちのお世話を新たな気持ちで頑張ろう。

トムとタムとモアの通院も頑張ろう。マーゴの強制給餌も頑張るよ。猫のみんなも一緒に頑張ってよね。

ジャム

ふん！だ

May. 1, 2010