《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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シャイン

アタシに何かご用?

May. 19, 2010
2010年5月19日 水曜日

昨夜、もう寝ようとして最後のメールチェックをしたところ、またしてもストレスの掛かる内容のご相談メールを受信してしまった。

以後、神経が立ってしまったのか、一旦ベッドに入るものの一睡も出来ず。



だから起きて出来る事をしていた。仕事やメールの返信・・・内出血している指先は痛いけれど、怒りの方が勝って、痛くても使ってしまう。

寝ない事が身体に悪い事は解っていても、まったく眠くないのだ。



カワグチ殺すにゃ刃物は要らぬ。

依存心の強い相談でも投げておけば、勝手に「緩やかな自殺」へと向うだろう。



11年もこういう性質のサイトを続けていれば、今が相談が増えるシーズンである事は、もういい加減諦めている。毎年、どうしたって無視出来ないご相談が増える季節だ。

でも、欲しい情報のキイワードで検索して行き当たったページだけ見て、サイトそのものを少しでも把握しないままで支援依頼して来る人の気持ちは、私には理解出来ない。

それは自分に都合の良いものしか受け入れないタイプの人に多い傾向だ。



相談に値する相手なのかどうか、相手の考え方や生き方、価値観、人となりを少しでも把握したいと私なら思う。だから可能な限り、相手の提供している情報を探ると思うよ。

尤も、私は他人には相談しないけれど。



お断りしてある通り、フルネームと住所なしでは対応しませんと返信すると、もう返事が来ない。

だから忘れようと思うのだが、その向こう側にいる野良猫の事を思うと忘れられない。

だから眠れない。私の精神力の弱さなのだろうな。








午前中、タムが痙攣を見せる。

もはやこれまでか・・・と思っていよいよ覚悟をしたけれど、タムは今も小さく息をしている。タムにしてやれる事はもう無いのか。

近寄るとまた病院に連れて行かれると思うのか、身体がしんどいのに緊張させてしまうし、飼い主の私達にですら触られたくない子だけに、見守るしか無い事が辛い。



しかし、いつも箪笥の上に居るぶーちゃんやレンが、珍しくタムのケージの前で、まるで付き添っているかのように寝そべっている。

猫同士はとても仲良しで、いつも一緒だった。



ぶーちゃんは部屋名主だ。

タムの終末に際し、ボスとしての優しさや責任感を見せてくれているんだね、きっと。



先日TVで観た、ゾウアザラシのハーレムを思い出す。

メスと子供だけのハーレムには、巨大なオスが1頭だけいる。そのオスは、たくさんいるメスたちとの交尾に一日中明け暮れている。

しかしボスの座を守るのは大変なのだ。ハーレム乗っ取りを目論んでやって来た余所のオスとの戦いもある。

それ程に、自分の子孫を残す事だけに命を掛けているのだ。



しかし交尾に夢中なあまり、興奮して動き回って小さな子供を押し潰してしまう事すらある。

自分の子供だというのに、発情には勝てず、命懸けで自分の子孫を残そうとした割には、自らの体重で圧死させてしまうなんて・・・オスのバカ。



絶食したまま子育てを続けていたメスが、その子育てを終えて北の海に旅立つとき、ホオジロザメがその衰弱しているメスを襲う。

無残にサメに食い殺されてしまうメスもいるが、比べ物にならない位身体の大きいオスがメスの旅立ちに付き添い、サメから守ってやる行動が見られるのだと言う。

それがハーレムのボスたる責任であり、多くのメスを支配出来る、モテるオスの資質なのだろう。



1頭でも多くのメスと交尾して自分の種を残すという、本能にだけ支配されているかのようなオスだが、自分のオンナを身体を張って守る行動を見て、なんだかとても感動した。



ぶーちゃんとゾウアザラシのオスとの共通点は身体が巨大であるという事だけだと思ったけれど、タムを気遣うかの様子を見て、ぶーちゃんの優しさにも感動したし、守られているメスとしてのタムのいじらしさも感じた。

そのぶーちゃんだって、私に爪切りや毛玉刈りをされて鳴いているとカイルが心配して近寄って来てパンチしたりして、まるで若い息子(血の繋がりなんか無いけれど、ぶーちゃんとカイルは一応同郷ではある)に守られているかのように思える。



そんな風にして猫同士、たとえ血縁は無くても、大人になってから一緒にしても、お互いに思いやり合えるのだ。猫同士の付き合いの中で、心の成長は確かにあるのだ。

つくづく幸せだなあ・・・と感じる。猫たちがくれた幸せの最たるものだろう。

猫の愛らしさに飼い主が癒される事は目的ではない。実際そういうオマケも付いてはくるが、猫たちの心に芽生えてくる思いやりや優しさのようなものを目の当たりにした時、一番の幸福感を感じる。










タムを想う度に、泣きたい気分に襲われる。

ほんの少し泣いて、洟をかみ、また日常に戻る。



だけど本当は何もしたくない。

何も考えずに、毛布を頭からかぶって寝てしまいたい。

でも眠れない。現実からは逃げられないし、今辛い事から逃げていたら、後でもっと悔やむ事になるのだ。



願わくは、タムの心が穏やかで幸せでありますよう。

そして可能であれば、私達のタムへの愛が少しでも伝わってくれていますように。
シャイン

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