猫雑記20100528

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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アンダ

アタシも黒猫

May. 28, 2010

2010年5月28日　金曜日

タムの初七日。

早朝から綺麗な青空。

しかしカラリと晴れても、この季節にしては気温が低い。朝晩は弱めの暖房が要る。勿論、人間ではなくて猫たちの為に。

午後、遅い昼食の腹ごなしにベランダの掃除をしていると、こうちゃんが呼ぶ。

何かと思えば、ＢＳで【クリント・イーストウッドの真実】というドキュメンタリー番組が始まると言うのだ。イーストウッド特集の締め括りという事か。

二人でベッドに並んで座って観る。並んで正面から見られるのは、ベッドの足元のＴＶだけなのだ。

同じ姿勢で座っていると尾てい骨の周辺の神経痛が辛いので、時々うつ伏せにもなる。そうすると自動的にこうちゃんの手が伸びて、腰や脹脛をマッサージしてくれる。

何と言う贅沢。

マッサージに大事な事は、強く揉まない事だ。

凝った箇所を強く揉むと、心地良い痛みと凝りをほぐしてくれているような手応えがあるので、つい強く揉まれたいと思うのが普通だ。

しかしそれをしてしまうと、毛細血管や筋肉を傷つけて、ますます凝る事が解っている。

所謂「揉み返し」というものだ。凝りは揉めば揉む程酷くなる・・・というのが今では定説になっている。

こうちゃんがマスターしたマッサージは、二人の先生が教えてくれた。

一人はプロポリスを分けて下さっているかよ子さん。要所要所に手か足の平を当ててユラユラ・プルプルと体を揺らすやり方なのだが、これが驚く位に血流が良くなって凝りがほぐれる。

もう一人はプロの整体師で、手を当ててさする程度の強さでやはり血流を良くするものだ。

「痛気持ち良い」と感じる３割程度の力加減でマッサージしないといけない。力を入れて揉めば受ける側の身体に力が入り、ますます凝る。だから強く揉むのは厳禁である事も教えてくれた。

という訳で、身体に力が入り続けてコチコチの私に一番効果的なやりかたで、夫が日に何度かマッサージしてくれるというこの至福・贅沢よ。

本当はもっと脱力して生きていれば、こんなに身体が凝ったりしないのだと思う。

そして神経痛も膠原病も、ストレスや緊張、寝不足や疲労による身体の機能の低下などが悪い影響を与えている事は明白なのだ。

しかし身体に力を入れないで過ごせるようになるには、まだまだ道は遠い。性格や気質の問題だからね。

それでももう崖っぷちに来ているから、難しくても挑戦・努力するしかない。

いつもいつも自分に「・・・せねばならない」を課す事を少しやめて、ダラダラのんびりしていても後ろ暗くならないでいられる強い自分を確立しなければいけないのだ。

この２０年、眠らない事が甚だし過ぎた。

自分を追い込み、人よりも少し多く苦労して、それで丁度良いのだと思い続けて来たけれど、それは私の弱さから生じていた錯覚なのだ。

50代も半ばに近づき、人生の残り時間が少なくなって来ると、本当にそれで駆け抜けてしまって良いのか？という疑問が湧いてきた。

このまま自分を疲弊させるような事ばかりしていたら、自分の身体を痛めつけるだけでなく、大切なものまで守れなくなる。

もっとのびのびと自由になろう。頭数は意識して減らせないから、時間や経済は相変わらずタイトだけれど、せめて心だけでも開放しよう。

それには、鬼になる事だ。

他人の問題はとりあえず後回し。当然の事なのに、それが出来なかったのは、ひとえに私の気の弱さ故だ。

とりあえず、今日の午後は【クリント・イーストウッドの真実】を観て、これまでの彼の作品や考え方を改めてなぞる。

やっぱりこの人が私達のヒーローの一人である事に間違いは無い。

強い男は女性を敬うし、強い女性は男を敬うものだ・・・とイーストウッドは言っていた。

威張ったり強がったりいきがったりする男は、たとえ無自覚であったとしてもどこかにコンプレックスを持っているのだろうと私も思う。

夜は、ラストの診療時間にトムの通院。

明日は凄く混むだろうから、出来れば通院させたくない。

行ったついでに、新しい療法食を買い込む。

c/dよりもセレクトプロテインよりも更に高い。でも仕方ない。

トムとゴマ、アンダが食べる事になりそうだ。

マーゴにも食べさせたいのだけれど、マーゴは見向きもせず。全く口をつけてくれないので仕方なしに今までのフードと交換しようとしたら、珍しくマーゴが手を引っ掻いた。

「こんなの食べさせようとして、何よ！早くいつものを出しなさいよ！」と怒っていた感じだ。

それでいつものセレクトプロテインを出してやると、直ぐにモリモリ食べ始めた。ごめんね、マーゴ。

マーゴがそれ位に威勢が良いと、私達はとても嬉しい。

アンダ

触らせるけど・・・

May. 28, 2010