アンダ
九州のママの事は
Jun. 2, 2010 |
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2010年6月2日 水曜日
今日も晴れて爽やか。湿度がとても低いので、まるで高原に居るようだ。
午後、私の通院。
検査に時間が掛かりそうなので、こうちゃんには車で送って貰った後は帰宅して貰っていた。
5時近くに終って電話すると、何度電話しても通話中だ。
こうちゃんが長電話する事なんかまずあり得ないので、もしや受話器が外れてでもいるのかと思ったが、15分位してやっと通じた。
「ずっと電話中だった?」と訊くと、「そうなんだよ、まったく・・・」とウンザリしている。
内容は後で聞く事にして、先ずは迎えに来て貰った。
そして私も家に向って歩き始める。
ルートさえ一致させておけば、どこかで遭遇とてピックアップして貰える。
じっと一箇所で待っていると時間が勿体無いし、少しは私も歩いた方が良いのだ。今更だけど・・・。
ピックアップして貰い、電話の内容を聞いた。
品川区に住む知らない人から突然の電話だったという。動物病院の待合室で、誰かに私の名前と電話番号を教えられたらしいのだが、それが誰なのかは「色んな人と話したので、誰だったか・・・」と誤魔化して言わない。
そんな嘘は卑怯だという事を解らないようだ。
どうやら私達に、どこぞの野良猫の捕獲と避妊、そして保護やら預かりやら、もしかしたら経済的な負担まで総合的にやって欲しいらしい。
その人の友人が関わっている某所の野良猫の問題なのだけれど、とても追いつかないから手伝ってやって欲しいという趣旨の事を言われたのだ。
捕獲なんか、初めの人だってやってみればちゃんと出来るのだし、人手が多ければ良いというもので無い事は、そこに多数いる野良猫を次々と捕獲してみた事のある人だったら知っているはずだ。
お目当ての野良猫が何匹いようが、一晩中チャレンジし続けようが、1日に捕獲出来る数と言うのは自ずと限界があるのだ。
しかも当人からではなくてその友人から私達に依頼するなどという事が、その裏で実際にはどういう依存をしたたいと思っているのかを物語っている。
つまり捕獲の「手」が欲しいのではなくて、問題を総合的に仕切って解決して欲しいという事なのだ。
そもそも、誰が私達の名前と電話番号を断わりも無しに教えるのだろう?
「川口さんご夫妻という方がいて猫のボランティアをしているので、相談してみたらどうか」と言ったそうだ。
猫のボランティアって何だ?
他人が持て余している野良猫問題を、代わりに乗り出して解決してくれる人たちという意味か?
こうちゃんはこちらの状況を説明して、お役に立てない旨を伝えてくれた。そして地域の野良猫問題は、その地域の有志が出来る範囲で取り組んで戴くしかないんです・・・とも言っておいたそうだ。
誰であろうと、可能なペースでコツコツ続けるしかないじゃないか。しかも野良猫の避妊に関しては、特別に安い料金で手術してくれる動物病院が近くにあるという、恵まれた状況なのだ。
毎週2匹位ずつ捕獲・避妊して行けば、やがては終るよ。
私達だって過去に、一箇所に30〜40頭いた野良猫の全てを捕獲・避妊、或いは保護した経験があるけれど、最初は途方も無い道のりに思えても、続けていれば必ず終る。
3ヶ月くらいで終る事もあれば、1年近く掛かったケースもあった。でも、やった甲斐はある・・・と信じている。
同じ動物病院を利用しているエリアの人間が、自分が手伝わずに他の誰か(この場合「川口さんご夫妻」の事らしい)を紹介して、自分は知らん振りなのか?
こんな事が今までに一体どれだけあっただろう?
でも、こういう無責任な依頼には、もう応じられない。
捕獲器を持参して馳せ参じていた以前とは、既に状況が違い過ぎる。家猫の頭数は30を越え、近所の野良猫のエサやりと避妊も続けている。捨て猫、置き猫は後を絶たない。
今の私達は60歳と53歳という夫婦で、実年齢よりもずっと身体は歳をとってしまったし、病気も悪化してしまっている。
今、真面目に治療をしないと命に関わるのだ。
そうでなくても、仕事と猫の世話で寝る時間も削らなければ成り立たない生活である事は、多少なりともお付き合いのある人だったら解ってくれている筈だ。
そういう私達に、もっと苦労させようというその誰かが一体誰なのか、是非とも知りたい。
その場で私の電話番号を伝えられる人、そして「川口さんご夫妻」という言い方をするところをみると、サイトやメールのやりとりだけで私を知っているというのではなくて、病院や他の場所で実際に私達がお会いした事のある人、もしくは交友関係のある人なのだろうと推測される。
その人に言いたい。
勝手に私達の電話番号を教えるな、先ずはオマエが手伝ってやれ・・・と。
きっとそれが出来ない事情があるのだろう。
しかし私達にはどんな事情も斟酌されず、常に他人の為に奔走する事が当然だと思われているらしい。そんな理不尽な事ってあるだろうか。
いい加減にして欲しい。
私達は「ボランティア」という名の業者ではない。それで生計を立てている訳では無いのだ。
自分達の生活もうちの猫たちも後回しにして、自分の身体が蝕まれていても、否応無しに持ち込まれてしまう「相談」とは名ばかりの丸投げの依存に、どれだけ犠牲を払って来た事だろう。
そうして眠る時間もなくSOSやら相談の返事やらに追われている間、依頼者は眠っているという理不尽な事実には、もうウンザリしている。
これがまだ、捕獲だかエやりだかやっている当人からのご相談だったら、こんなにも腹が立たなかったかも知れない。
当事者の苦しみは共有して差し上げられる事が多いからだ。
そして他人事だからと言って無視し付けられる問題ばかりではない事もまた事実で、今後もきっとお節介を焼いてしまったり、否応無しに関わる事になる問題だってあると思う。
しかし、伝言ゲームのような真似をするだけで自分は手を汚さず、実際に苦労する事になる誰か(この場合も、とりあえず私達の事だ)に問題を押し付けようとし、それで望ましい結果が出れば自分も良い事をしたような気分になる人の話なんか、聞きたくもない。
無性に腹が立った。
私の留守中で良かった。私が電話に出ていたら、ストレスでまた円形ハゲが出来て血糖値が上がるところだった。
グレちゃん(>>こちら参照)の保護主との関わりでは、2度も円形脱毛症になってしまった。
幸いにして、あのとんでもない非常識な相談者は向うから去ってくれたので、これ以上煩わされる事はなくなったけれど、それまでにどれ程異様な事態があった事か。
3匹を次々と押し付けた後、もうこれ以上はまともに頼めないと思ったのか、小学生の女の子に成りすまして掲示板に某所の野良猫の保護をして欲しいと書き込んだり、それがバレるとまた嘘に嘘を重ねて言い逃れをしたり・・・
保護主はグレちゃんが可愛いと言いながら、翌朝の入院までの一晩ですら家に置いてやらず、入院費もある人に泣き付いて出させたツワモノだ。
最終的には、グレちゃんを2年後には引き取るという約束も反故にして、私以外のあちこちにも不義理をしては縁を切り、今はまたどこかで誰かに泣き付いているのだろうな。
2年近くも預かりをして下さったよしよしさんと、辛抱強く接してくれた里親さんのお陰で終の棲家を得たグレちゃん改めよつばちゃんは、後から来た2匹の弟たちと楽しく幸せに暮らしている。
それだけが幸い、それだけがあの件での救いだ。
かい君、さく君と共に寝る、大きなよつばちゃんの幸せな様子を眺めて、今日の苛々を忘れたい。
アンちゃんだって、SOSを立ち上げ、そこで出会った猫だった。
アンちゃんの最初の保護主さんはそのま飼い主となり、そして不治の病で倒れ、アンちゃんはあちこち流転の末に我が家に落ち着いた。
元の飼い主さんは、今年、闘病の末に鬼籍に入られた。
猫たちの事を思い、さぞかし心残りだったのではないかと思う。とても他人事ではない。
アンちゃんを拾い上げて下さって有り難うございました。
こんなに可愛い子を手放したくなかっただろうと思います。そのお気持ちを決して無駄にはしません。
アンダは我が子として、最後まで大切に愛していきます。
私たち夫婦はアンちゃんをこの上なく愛しているし、アンちゃんが毎日、楽しくて幸せだと感じてくれるよう精一杯尽くしますので、どうか安心してお休み下さい。
そして無人のお家にお世話に通い、自分でも超多頭飼いなのに、アンちゃんたちに手を差し伸べて色々と力を尽くして下さったムカイさんにも、心から有り難うございますと申し上げたい。
このSOSは近日中には終了させる予定です。
残った子たちは離れ離れにさせたくないというお気持ちから、ムカイさんが引き取る決意をして下さっているようです。
色んな想いが渦巻くけれど、結局は「やる人」と「やらない人」に分れるのだという事に行き着く。
目の前の問題からは、決して逃げられない。逃げたつもりでも、その人の魂や人生には深く影を落とすのだから・・・。 |
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