《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ガラ

ママ、聞いて〜!

Aug. 6, 2010
2010年8月6日 金曜日

相変わらず暑いけど、昼間は湿度があまり高くなかったので、厚手のジーンズを穿いて出掛けてもそれほど暑苦しいと感じなかった。

ベタベタ湿気の日だと汗ばんで、ジーンズを脱ぐのに苦労する・・・よね。

みんなは違う?



ベタベタ湿気の日には、身体にフィットしていない「アッパッパ」がよろしい。



ところで、「アッパッパ」という言葉・・・ちゃんと英語なのね。

つまり ”up a parts” が語源だとの由。

始まりは大正時代、まだ女性の洋装がそれ程普及していなかった頃の事だという。



私は子供の頃から「アッパッパ」という言葉を使っていたけれど、それは多分、周囲の大人たちが使っていたからだ。

所謂「ムームー」みたいな服が流行った時、「アッパッパ」とも言っていたような気がする。



だからと言って特に「ムームー」の事を指す訳じゃなくて、夏用の涼しげな女性用簡易服全般を指しているようだ。

特徴としては、身体にフィットさせて誂えたものではなく、全体的にゆるみが多く、ストンと被って着るようなワンピース。パターンもしごく簡単なもので、生地も安くて薄手で涼しそうな安い綿素材・・・そういうイメージだろうか。

今なら「チュニック」なども「アッパッパ」と言って差し支えなかろう。



でも私のワードローブに「アッパッパ」は1着しか無い。

一昨年、通りがかりの店先で千円で売っていたインド綿の無地のワンピースが涼しげだったので、風呂上り用に良いと思って買っておいたのだが、それが今年は立派に外出着として重宝している。

もう1着買っておけば良かった。

その後その店を覗いても同じようなものは全く無くて、金持ちのオバサマが着るような柄モノのお召し物しか見ない。



長くどこかで吊り下げられていたのか、生地の一部がちょっと日焼けしていたので安かったのだろう。それを思うと、500円でも良かった位だ。

ムームー程には室内着っぽくなくて、それで外出しても見咎められない程度ではある。

安っぽい生地の割にはデザインも多少施してあり、ヨークの切り替え部分のレース使いが乙女チックと言えなくも無い。清楚な私(他人の評価はどうであれ、少なくとも私はケバくは無い)にピッタンコである。



何故2着買わなかったのか・・・いや、1着千円なんだから、3着でも買えなくは無かったはずだぞ。

2年も経って、つくづく後悔している。




私の検査通院もあり、マーゴの通院もあり、買い出しにも行き、結局今日は何度も出掛けた。



車で出掛けても、行った先で多少は歩く事になる。歩いた後は足の甲や指が痛むのだが、それでもすっきりした気分になる。

歩く事は、足の裏を刺激して血を送り返す効果があるから、心臓の負担軽減にもなって良いと言う。



どうしても歩きに出られない日には、室内で足踏みをしている。

青竹踏みはどうにも痛くてダメなので、タオルを固く巻いて緩まないように縛ったものを踏む。

この程度の刺激が、今の私には丁度良い按配なのだ。

芯に細い丸棒を入れて巻いても良いかな?






父が元気だった頃に作ってくれた「足の裏刺激棒」も使ってみるのだが、健康な人でないと痛くてとてもそれでグリグリ出来ないと思う。

父は器用で、何かを作るのが上手だった。

海軍に入隊していたのだが、赤痢になり入院。そこで看護婦さんに布地を貰っては、他の入院患者の為にお守り袋を作ってやっていたと聞いた事がある。

セメントを流すのも上手かったし、昔の家では風呂場は父が作ったそうだ。流し場も風呂桶も全て。

ちゃんとタイルを張って職人顔負けの立派な風呂場だったけれど、風呂桶の中の腰掛け部分にアールがついていた為、座ろうとしてもツルリと滑ってしまうのだった。

あれは完全にデザインのミスだったね、パパ。





手仕事が好きで得意だったのだから職人になれば良かったのに、父はずっと企業のサラリーマンだった。

そもそもが職人の家に生まれた訳ではなかったので、もともとの家業を継ぐのでもない限り、そんなものだったんだろうな。

私もこうちゃんもモノ作りが好きで、気質も職人向きだと思うけれど、どちらもサラリーマンの家庭で生まれ育ったが為に、自然とサラリーマンの道を選んでしまった。

今、自由業で何とか暮らしていられるのはラッキーな転換だったのかも知れない。



だから、もっと頑張って働かなければバチが当たる。

家猫とエサ場の野良猫たちを含めたら60匹近いのだから、こんなにたくさんの猫たちに満足に良いものを食べさせ、医療費やサプリメント代を稼ぎ、少しでも快適に過ごさせてやりたいと願うからには、せっせと働くしかないのだ。

神経痛になんか負けるなよ、私。
ガラ

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