猫雑記20101013

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別index	2010年～｢猫雑記｣index	2005～2009年｢猫雑記｣index		1999～2004年｢猫雑記｣index
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」			Top page	サイトマップ

ルス

アタシって可愛いのに

Oct. 13, 2010

2010年10月13日　水曜日

私のＭＲＩ検査で病院へ行く。

お天気は良いけれど、道は雨で濡れていた。

９時20分からの予約だったのに、急患が入ったからという事で後回しになった。

その急患がなかなか到着しない。やっとストレッチャーに乗せられ酸素マスクを着け、意識の無いかなり高齢と思しき男性が運ばれて来た。

細く痩せきった足が２本とも剥き出しになり、紙オムツのようなものをあてられているところまで見える。

幾ら意識が無いと言っても、こんな姿を晒す事はこの男性にとって本位ではあるまい。

同じ男性の、但しとても若いスタッフが２人で運んで来たのだけれど、もう少しデリカシーがあっても良いと思った。

病気で入院するって、こういう事があると辛い。

そんなこんなで後回しになった分、たっぷりスタート時間が遅れ、私の検査自体にも40分ほど掛かり、待合室で座っていた為の尾てい骨の痛みと、検査中は身動き出来ないまま仰向けに寝ている事の苦痛で、終わった時にはぐったりだった。

結果は、25日の検診時に聞く事になる。

会計を待つ間、いつも「ご褒美」に同じ缶コーヒーを飲む。

病院の自販機でしか見ないのだが、「POKKA」の缶コーヒーで「aromax」という。

普通よりかなり小さなボトルで（170ミリリットル）、これをこうちゃんと半分こして飲む位で丁度良いのだ。

私はコーヒー党ではないので、もっとコーヒー通の人がこれを飲んでどう感じるかは解らないけれど、香りも味も良くて美味しく感じる。

170ミリリットルという少量なのも、むしろ良いのか知れない。

ミルク入りの缶コーヒーはダメだ。ミルクと称しているものが一様に臭くて・・・そう、脱脂粉乳を思い出す味と臭いなのだ。

脱脂粉乳を給食で飲まされた経験の無い世代には、あの何とも言えない臭さと不味さが想像出来まい。

本当はミルク入りで飲みたいのだが、どこの缶コーヒーもミルク入りだと不味い。

私の味覚が可笑しいのかな？でもコーヒーショップで作ってくれるカフェオーレなどは、ちゃんと牛乳を入れているせいか美味しく感じるのだ。

もしかしたら、保存性の問題で生乳の比率を下げているのかな、缶コーヒーは。

いずれにせよ外で缶コーヒーを飲むという機械は殆ど無いので、今のところ、嫌な病院通いのほんのささやかな楽しみとして、この「aromax」を半分飲むのが月に２度の楽しみという事になっている。

ささやか過ぎて涙が出そう。

もっと別の楽しみも探したいのだけれど、今のところ見当たらないのだ。

今日が私の通院日だと知っていた実家の母が、心配して午後、電話をしてきた。

心配をしてくれている母自身がとて具合が悪そうだった。

お通夜やその前日駆けつけたり、３日目には告別式にも行き、最後まで残っていたらしいから、さぞや疲れたのだろう。

お通夜の日には、午前中は母自身の通院と検査があってそれだけでも疲れただろうに、お通夜に出掛けるまでの間、休む暇なく人が訪ねて来たりしていたようだ。

母の具合が気掛かりだけど、駆けつける事も出来ない。もどかしい。

妹に全てを任せっきりで、長女の私は何も出来ない。

もっと近くに住みたいと思う。でもそれも今現在は不可能だ。猫たちの半分は、家の中であっても到底捕まらないのだから。

それに猫仕様の家を新たに作るには、もう私達は歳をとり過ぎてしまった。

母と妹が元気でいてくれる事を切に願う。都合が良い願いのようだけれど、お願いします。

ルス

偉そうですって？

Oct. 13, 2010