《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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アンダ

怪獣と恐れられる

Nov. 7, 2010
アンダ
2010年11月7日 日曜日

今日、出掛けようとした時、家の前の道の真ん中で小さなカマキリを発見した。

こんな所にいては車が来たら轢かれてしまうよ・・・と端っこに寄せようとするのだが、なかなか動こうとしない。

大きな葉っぱでそっとお尻を押し遣りながら、やっとの事で向いの家の石垣の上に茂る草むらに登らせた。



しかしカマキリって、本来は飛べるんじゃなかったっけ?どうして飛んで逃げようとしなかったのだろう。

きっとこの季節は、もう死に絶える時期なのかも知れない。カマキリの成虫の寿命は数ヶ月だと言うから。



どこかで子孫を残して、役目を終えたオスだったのだろうか。

淡い緑色の小さなカマキリだった。

コロリとひっくり返るとねなかなか自力では起き上がれないでいた。かなり弱っている感じがした。

日当たりの良い草むらの中で静かに生を終えて欲しい。




カマキリと言えば思い出すのは、いつだってジーコの事だ。

ベランダの鉢植えにいたカマキリをくわえて室内に戻り、寝そべっていた私の頭の上にそっと置いてくれたらしいのだが、私はまだ気付かない。

そんな私の頭をミュウとジーコとアインとで囲み、じーっと見つめていた3匹の仲の良い姿を、つい昨日の事のように思い出す。


気が付いてからの私は、そりゃあ魂消ましたとも。

今でこそカマキリは好きな昆虫のひとつだけれど、当時はまだ都心から越して来たばかりでカマキリ初心者だったから、現物が自分の髪に飾られていたと知るや、かなりビックリした。

でも叫ばなかったよ、私は。その程度の事では叫ばない。



カマキリを捕まえるのが得意気だったジーコ。

アインはやはりベランダを訪れる蝶々やセミ、ヤモリをくわえて来たし、なかなかのハンターだった。アインの血を色濃く引いていたのかな。

だってミュウは一切、そういう事には関心が無かったからね。王様だものね、ミュウは。




先日も書いた、今年はクマが人里に多く出没しては人に怪我を負わせて射殺されているニュースなのだが、ちょっと前にはこんなニュースも聞いた。

お寺の柿の木で熟した柿の実をおなか一杯食べた後、木の上で眠りこけていた小熊を住職が発見した。

その後、小熊は山に逃げて行ったという内容だったが、別のニュースでは団地の柿の木で柿を食べていた小熊を捕獲し、二酸化炭素のガスで死なせたというものもあった。



柿の木は枝が折れ易く、人間の子供でも上ると枝が折れて怪我をする事が多い。

だからきっと柿の木に登っていた小熊も、本当に小さな小熊だったのだろうと思う。



何でもかんでも「可哀相」で済ませるつもりはないけれど、無邪気に柿の実を食べていた小さな小熊が殺されたのかと思うと不憫で堪らない。

人間の子供が餓死すれば可哀相だと騒がれるけれど、小熊の命はどうでも良いという事か。



絶滅危惧種に指定されない限り、保護はされないのだろうか。





絵空事だとは自覚しているけれど、猿の支配する世界、猫の支配する世界、クマの支配する世界、馬の支配する世界・・・そこでは人間が檻に入れられ、強制労働をさせられ、いとも簡単に命を奪われる・・・そういう事があっても、そしてそこに私が人間として存在していても、文句は言えないだろうな。

勿論、本能として生きる為には抵抗するだろうけれど・・・・・そこでは猿や猫やクマや馬、そして豚や牛が生き物の頂点にいて、人間の命などゴミのように軽んじられているのだから仕方ない。

宇宙飛行士「テイラー」(映画【猿の惑星】に於けるチャールトン・ヘストンの役)のように、支配者たる猿たちと戦う事は許されないのだ。

だって私達人間は、動物の命をさんざん粗末にして来た歴史があり、その犠牲の上に成り立っている人間社会だったのだから。

この世界のように人間だけが君臨しているような、そんな立場が逆だとしてもおかしくない。



立場が逆転している世界が、別の次元にはきっと存在する・・・せめてそう思って、このやるせない気持ちを誤魔化している。

でも、この世界で解決出来る事もきっとあるはず。





とりあえず、私は自分の足元の野良猫を減らす。その為に精力を使う。

何もかもは出来ないけれど、出来る事からは目を背けないでいよう。





小熊を生かしておいてくれるのであれば、餌代の寄付くらいするのに。

野生の生き物を殺さないで欲しい。

何の為に生まれて来たのか・・・それすら解らなくなるような惨い死に方をさせないで欲しい。
アンダ

アンちゃんで〜す

Nov. 7, 2010
アンダ
アンダ

きっとクマより・・・

Nov. 7, 2010
アンダ
アンダ

強いかもよ

Nov. 7, 2010
アンダ

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