猫雑記20101201

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ゴマ

もっと抱っこしてよ

Dec. 1, 2010

2010年12月1日　水曜日

少し暖かい朝。

４時頃、目覚めのマッサージをして貰っていたら、ゴマが枕トイレでオシッコをした。

はいはい、今洗いますよ。

ついでに自分達のベッドのシーツも猫毛布も洗っちまう。

洗濯している間に掃除機を掛け、カツオちゃん（ヒメマルカツオブシムシ）がどこかで隠れていやしないかチェックして回る。

アイツら、毛の生えた幼虫の姿で越冬するのだ。

この時期になるともう食害しないらしいが、指で強く摘むと「プッチン」と潰れる肥え太った感触がキモチ悪く、これまでに我が家の衣類や毛布をさんざん食べてこうなったのかと思って憎らしい。

今年中に一度はスチーム掃除機を家中に掛けよう。

加湿も出来て一挙両得。

但し猫にとっては、スチーム噴射の音が大迷惑。

朝食にはまだ早かったので、コーヒーを淹れて「おめざ」にチーズケーキを少しだけ食べる。

最近、コーヒーには粉末のシナモンを入れて飲んでいる。

シナモンの香りは子供の頃から好きだった。

お祖母ちゃんの東京土産には「榮太樓飴」が多かった。

その中に表面にニッキ（シナモン）をまぶしたような黒糖飴があって、舐め始めた時だけニッキの香りがして美味しかった。

ニッキの味と香りがなくなると甘いだけで、最後までは舐めていられなかった。

鰻の肝焼きなんかが好きな幼児だったから、今よりも甘いものは苦手だったのだ。

ところで、お祖母ちゃんとお祖父ちゃんはいつも東京へ何をしに行っていたのだろう？

相撲か歌舞伎でも観に行っていたんだろうか？

今朝もそんな事を思い出しながら、シナモンを一振りしてコーヒーを飲んだ。

でもシナモンパウダーは微細な粉末であっても溶けないから、いつまでも表面に浮いている。

塩梅悪いなあ。

シロちゃんは振り出しに戻ってしまった。

軟便で血が混じるようになってしまった。

これはもう、閉じ込められているストレスや寂しさなのだろうか？

食欲はバリバリにあって元気だし、毛艶も良い。

但し一日中文句を垂れている。

今日は病院が午前中だけの診療なので、自発的に食べられないマーゴを優先して連れて行く事にする。

熱は相変わらず３９度以上ある。

薬を変えてみましょう・・・という事になった。

思えばマーゴはうちに来て以来ずっと病院通いの連続だ。

原因不明の熱や食欲廃絶、皮膚からの出血、アレルギーに腫瘍、そして糖尿病にまた発熱と食欲廃絶。

どれだけ検査や投薬したか解らない。

今年はお腹まで開けた。

それでも経口投薬出来るだけマーゴは楽だ。

いや、私達が楽かどうかが問題なのでは無いけれど、従順な子だけにとりあえずの対処は出来ていた。

うちには病院に連れて行く事さえ出来ない子がたくさんいるのだから、抵抗はされても抱き上げてキャリーに入れる事が出来るマーゴだからこそ、命が繋がっているとも言える。

マーゴの糖尿が発症して以来、腫瘍の治療は保留したままだ。

今日も触診して貰うと、大きくなってはいないらしいが消えてもいない。

マーゴのケアだけで、本当は１日丸々費やしてやりたい。

それはモアにもシロちゃんにも言える事だし、とりあえず元気だけどゴマだってジャムだってリマだってガラだってそれを求めているのだ。

多頭飼育は、そこんところが一番辛い。

人間サイドはすっかり覚悟してあらゆる犠牲を厭わず取り組んでいるつもりだけど、猫には理屈は通用しないものね。

みんな自分が一番、自分だけがパパとママを独占したいんだものね。

尤も、この頭数ともなると家庭内野良の比率も高くて、タマちゃんやジニー、シャイン、ぶーちゃん、トリコロール３きょうだいのように人間は嫌だけど猫は大好き・・・という子たちもいるのは悲しいような有り難い様な・・・

兎に角、人間好きでも嫌いでも元気でつつがなく過ごしていてくれさえしたら、それが一番。

そしてあの究極の家庭内野良だったタムですら最期の頃は通院させる事が出来たのだから、その場その場で出来る事を精一杯していさえすればそれで良いのだと思う。

どうやったところで悔いが残らないなんて事はありえない。

でも精一杯、力も時間もお金も惜しまずに努力したのだから、いつまでも辛い想いを引きずらないで、今目の前にある課題と責務を果たし続ける・・・それしかないのだ。

あっちで逢ったら・・・その時はミュウをはじめとするみんなに謝るよ、ママは。

ゴマ

これでもまだまだ

Dec. 1, 2010