《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ゴマ

また買い物したの?

Dec. 19, 2010
ゴマ
2010年12月19日 日曜日

薄曇りで寒い。

あんなに暑かった日本の今年の夏。

そして同じ年の暮れには、こんなにも早く厳しい寒さが訪れてしまうなんて。



ウォーキングの時に余りにも寒いので、先日思いついた使い捨てないカイロを買ってみた。

ジッポーの「ハンディーウォーマー」という製品だ。
片手で握り込めるほどの小さなもので、厚みもとても薄い。

・縦100×横68×厚さ15mm
・重さ 28g



本体に注意書きのシールがベッタリ貼られていて、それを剥がすのにもの凄く苦労した点だけが残念だが、とてもスタイリッシュで素敵なカイロだと思う。
こういうフリースのカバーが付いている。

私はストラップを付け、上着の下にぶら下げて、時々冷たくなった手を温めるのに使う。

とても温かくて、温かさはオイルを満タンに充填して24時間持続する。

後はオイルの小さな缶が付いたセットで2千円とちょっとで買える。


オイルの充填と点火作業があるものの、プラチナ触媒の酸化作用で発熱させる原理で、燃焼ではない。

安全だし、繰り返し使えるエコなカイロだ。

使い捨てカイロよりは手間は掛かるし「バーナー」と呼ばれる触媒部品だけ毎シーズン交換が必要らしいのだが、いずれもそんなに高いものでは無いし、一生使えるスグレモノだと思う。
これが「バーナー」というヘッド部品。

これだけでも買えて、千円もしないのだ。



カイロは昨日から早速使っているが、なかなか按配が良い。

手袋をしても手が冷たくなるのは、鎖骨下動脈の閉塞で血流が悪いせいだろう。昔は手袋さえしていれば、氷のように冷たくなるなんて事は無かった。



もっと早くカイロの存在に気付けば良かった。

勿論、カイロで身体の問題が解決出来る訳じゃないけれど、「冷たくて痛い」という辛さは軽減される。




昨日、里親募集をスタートさせた「花梨ちゃん」の保護主のサイジョウさんは、昨日捕獲した黒猫を避妊手術させる為に、今日は動物病院に連れて行った。

バス通り近くに棲み付いている野良の親子の息子猫で、サビの母猫を狙っているのだが、賢いサビ猫はなかなか捕獲出来ない。

それで先に捕獲された息子を先に手術する事にしたという訳なのだが、明日退院させてリリースさせるのがしのびない。



隠れ場所の殆ど無い交通量の多い危険な場所で、何匹も車に轢かれて死んでいる。

折角手術しても交通事故で死んで行く野良猫を見る事は、エサやりにとってこれ程辛い事は無い。



それで私が代理で、一時預りして戴ける方を募集してみた。

反応があれば良かったのだが、残念だけど時間切れになってしまった。

元居た場所、母猫と暮らしている場所に戻して、野良として生き抜いて貰うしかない。



そういう辛い思いを続けているエサやりが、全国にどれだけたくさん居るかも知っているつもりだ。

私とて、自分の手で捕獲して手術してリリースしている野良猫の方が、家に入れてやれた野良猫よりずっと多いのだから。

最近うちの子宣言したシロちゃんだって、一旦は去勢後に野良に戻したしたものの、それ以来ずっと気掛かりで堪らず、再度保護出来るまでに5年も掛かってしまった。

みーちゃんもぶーちゃんも、それからモアもカイルも、みんなそういうプロセスを経て再度捕獲や保護をして家猫にした野良猫たちだった。



色んな想いが頭の中をグルグルする。

黒ちゃん、サイジョウさん、力になれなくてゴメン。






出来る事なら捕獲した野良猫をリリースせず、そのまま家猫にしてやれるに越した事は無い。

それが出来ない場合の方が多いから、みんな辛いのだ。



それを理解した上で、サイジョウさんの黒猫は里親募集してやりたいと思ったのだけれど、一時預かりを見つける事くらい難しい事も無いのを、これまた身にしみて知っている。

みんな一杯一杯なんだ。






そのサイジョウさんの保護猫「花梨ちゃん」も、黒ちゃんと同じエリアで保護された野良猫だった。

エイズと白血病のダブルキャリアで、発見した時には疥癬が酷くボロ雑巾のような外見をしていた。

それでも迷わずに捕獲して、色んな問題を抱えながらも家に置きながらケアを続け、この度里親募集を開始したばかりだ。



そんな人のところにばかり、次々と新たな問題が飛び込む。

交通事故で脊椎断裂、下半身不随で排泄に介助が必要な黒猫を保護し、家に入れて面倒を見る事にしたのだ。

まだ手術しなければならない部分もあって退院は先になるようだけれど、覚悟を決めるのにどれだけの勇気が要ったかは想像に難くない。



こういう一連のプロセスを見て来ていたので何とか力になれたらと思ったのだけれど、所詮私自身が出来ない事を他人様にお願いする事自体が図々しいのだ。





花梨ちゃんはもう大人猫で、ダブルキャリアとは言っても発症はしていない。

だから手厚いケアでこんなにも綺麗になって、怖くて仕方なかった人間にも甘えるようになって来ているらしい。

そんな花梨ちゃんに、どうか終の棲家を与えてやって下さい。

詳しくは >>こちらの募集でご覧下さい。

そしてどうか可愛い花梨ちゃんと、一人で野良猫の避妊や保護を頑張っているサイジョウさんを応援してあげて下さい。

宜しくお願いします。






里子に行ったダブルキャリアのベラも黒岩ニャジラも、そして我が家に置いたチャイも、既に成猫だったせいなのか、保護から何年経っても発症はしていない。

ニャジラは老衰と腎不全が死因だし、ダブルキャリアだからって他の病気と比べて恐ろしい事なんか無いという事は先日も書かせて頂いた通りだ。



勿論、白血病が発症する場合だってあるだろう。

でも、それは他の病気で死に至るのと変わらないと私は思う。

検査で解る範囲では何のキャリアでも無かったはずのマーゴやモアが、ここまで「病気のデパート」であったり、ずっと健康で問題などひとつも無いまま年老いてから、回復不可能になって初めて発見されたジーコの肝不全だってある。

そのジーコもカワムラさんも、限りなくFIPだった可能性もあるけれど、いつだって出来る限りの事をして、その時その時対処するしかない。

その覚悟無しには、キャリアだろうがなかろうが生き物を飼う資格なんかないのだと思う。





ベラなんか可愛がられて幸せ過ぎて、こんなにもゴージャスで綺麗だ。

これは先日、里子に行ってから4回目の記念日に送って貰った写真だ。

捨てられて途方に暮れていたのか、うちの前のアスファルトで横たわって大声で鳴いていたベラの姿を思い出す度、捨てた人間への怒りよりもベラの気持ちを思って切なかった事、自分のキャパシティが限界であった事の情けなさを思い出す。

幸せにして貰って、本当に良かったね、ベラ。
ゴマ

アタシには
カイロは不要よ

Dec. 19, 2010
ゴマ
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だから抱っこしてよね

Dec. 19, 2010
ゴマ

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