猫雑記20101222

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ジャム

ママったらもう

Dec. 22, 2010

2010年12月22日　水曜日

とても暖かい一日。

南関東では気温が１７度にもなったらしい。

ここぞとばかりに庭仕事に励む。

暖かい昼間の間、ずっと楽しんで作業しながら庭に居た。

こんな事って初めてかも知れない。

この十数年、心にも時間にも余裕が無いまま自分のペースさえ保てないで否応無しに突っ走っていて、ベランダも庭も廃墟のように荒れてしまった事が何度もあった。

最低限度の手入れはしても、楽しむ事なんか出来なかった。

そろそろ生活を楽しんでも良い。

時間は巻き戻せないし身体は元通りに元気にはならないけれど、残り時間を夫婦でもっとのんびりしたい。

そろそろそれが許されるんじゃないかと思う。

そしてなかなか受け入れられなかったけれど、やっと家の隅々まで私たちのもの・・・という自覚を持てるようになったから、丁寧に手を入れてやる事がその通過儀礼なのだと思う。

惨めだった嫌な思い出もそれで払拭する。

そういう意味も持つ儀礼だ。

こうちゃんはいつの間にか大木育ってしまった雑木を、高枝切りバサミの付属のノコギリで切り倒した。

この木・・・雑木と読んでは気の毒なのだけれど、鳥の糞に混じっていた種から生えたらしく、あれよあれよと言う間に２階の屋根にまで達する位に馬鹿デカく育ってしまい、変な形の大きな葉を付けてはそれが落葉するので困っていたのだ。

細い枝は私が剪定バサミでカットしてゴミに出すのだが、枯れ枝と違い生木というのは粘りがあって、カットするのにも難儀する。

ノコギリの歯もなかなか立たず苦労してノコギリを挽いていたが、切り株を見ると綺麗な断面で、まるで「きこり」のように見事な仕事だった。

でもきっと明日は筋肉痛だね。

私は「コーナン」で買った安い花苗をシマトネリコの大きな鉢の周囲に寄せ植えし、冬景色に文字通り花を添える事にした。

庭の道路側の目隠し用に、シマトネリコを５株用意したのだ。

1メートル以上あるシマトネリコ５株・・・しかも送料込みで何と６千円。

とても良い状態の木で、届いて梱包を開けたら綺麗な緑色のバッタまで付いていた。

遥々旅をして来たバッタだが、突然木と共に真っ暗な箱の中に入れられて長時間トラックに揺られ、さぞかし不安な思いをしていたのだはないだろうか。

急いで庭木に逃がしてやったのだが、バッタって冬を越せるのだろうか？

「飼ってやれば良かったかな？」と私が言うと、「どうやってバッタなんか飼うんだ？」とこうちゃんは言う。

そう言えば、バッタは何を食べるのだろう？

アゲハの幼虫を育てた飼育箱はあるけど、確かに室内でバッタの飼育なんか出来るのだろうか？

本当はカマキリだってヤモリだって蜘蛛だって冬になると無性に心配で、室内で育ててやりたいのだ。

この頭数の猫たちだけで手に余ると言うのに・・・。

常緑広葉樹で風にそよぐ柔らかい葉がたくさんつくトネリコは大好きな木だ。

ベランダの目隠しと日除けにも鉢植えで利用しているし、玄関側の小さな庭にも地植えしてある。

地植えしたものは、あまり日当たりも良くない北側の庭だというのにグングン大きくなった。

南側の日当たりの良い庭に植えたらどれだけ良いだろう。

しかし南側の庭は葡萄棚の葡萄の木の根元以外は土の無いコンクリートの庭で、残念ながら鉢植えしか置けない。

コンクリートは必要あってそうしたので、今更壊して土の庭には戻せない。それをやるなら、石垣を積み直して全て基礎工事からしなければならない。

当然、家は建て直す事になる。

もはやそんな事は出来ない。

シマトネリコは扱い易いのだが、成長が早いので鉢で育てると直ぐに根詰まりをを起こしてしまう。

本当なら年に２回も鉢を植え替えをしなければいけないらしいのだが、無精者の私にはなかなかそれが出来ない。

力も相当要るしね。

だから今回は、予めとても大きな鉢を用意した。

「コーナン」で買える一番大きな鉢だ。

用土が48リットルも入る大鉢だが、プラスチック製なので１個700円程度で済んだ。

用土も想定していたよりも半分の価格で買えた。

「コーナン」が近くにあって助かったよ、本当に。

本当はレンガを積み、大きな花壇を作りたかった。

そこに大量に土を入れれば、地植えするのとあまり変わらないのではないだろうか。

そしてその花壇にトネリコを３本ほど並べて植えられたらなぁ・・・などと色々頭では考えてみたものの、今のところ実行不可能だと諦めた。

業者に依頼せずとも、素人でも少し勉強しながら頑張れば造れるかも知れないが、それですら、そこまで時間とお金を掛けられないのが実情だ。

欲張らず、出来る範囲で楽しむしかない。

何だってそうだ。

それから寝言ついでに言ってしまうと、作業台やあずまやだって造りたい・・・造れるものなら。

そして雨に濡れても大丈夫なテーブルと椅子を置き（これまた予算の都合で買わないけれど）、日除けのシェードかパラソルも立て、二人で庭でお茶を飲むのだ。

やぶ蚊の出ない冬限定で。

だけど私たち夫婦に、冬はあと何回巡って来るだろう？

そう考えると、限られたお金の使い道には優先順位をつけざるを得ない。

猫たちの為にはお金を惜しめないから、庭なんかにそれ程の重きは置けない。

安物のプラスチックのプランターに安い木や草花を植える程度で満足しなければ・・・。

お茶なんか立ったままで飲めば良いのだ。

エベレスト登山を思えば、それだって優雅なものさ。

登った事ないけど。

それにあずまやだったら隣接した公園にあるじゃないか。

今日も中学生の男の子たちが飲み物とお菓子を持参でやって来て、あずまやで４人でトランプをしていた。

何だか可愛くて微笑ましかった。

それにしても、ポカポカの陽射しの中で土や花苗をいじるのは楽しい。

春になるともう藪蚊が出て来て、ゆっくり庭仕事なんか出来ない。

蚊取り線香を５個くらいモウモウと焚いて、人間の方が燻されて死にそうになる位にしていても、それでも刺されまくるのだ。

冬こそ庭仕事にピッタリだな。

今日は、外で作業して冷えてしまった時の為に予め生姜紅茶を作ってポットに入れて用意していたのに、作業が終ったら何だかコーヒーが飲みたくなって、近くの「ミニストップ」でレギュラーコーヒーを飲む事にした。

缶コーヒーは好きではないのだが、このコンビニではイートイン・コーナーがあって、店で簡易調理したホットドッグ等のファストフード（>>こちら参照）や、自分で注ぐレギュラーコーヒーがあるのが「ウリ」だ。

大きめの紙コップにたっぷり好きなだけ注いで150円だったら安い。

但し店内で飲むのではつまらないので、見晴らしの良い所まで移動して、車の中でコーヒータイムとした。

ついでにフリフリクランキーチキンとエクレアも食べる。

どちらも美味しい。

この店では、ソフトクリームやパフェも美味しい。プリンパフェやベルギーチョコのソフトクリームなんか絶品だと思う。

肉体労働の後のおやつは格別だね。

部屋に戻ると、私の顔を見るや否や、ゴマが起きて来てわざわざ枕トイレでオシッコをした。

ジャムも何だか拗ねている。

長時間留守をさせる事なんか日頃殆ど無いので、何時間も部屋に戻らなかった私達に怒っているのだ。

複雑だからねえ・・・サビたちは。

ても、サビはゴマとジャム以外にも３匹も居るんだから。

イオもマーゴもフレアも、ゴマとジャム程には我が儘じゃない。

手を掛ければ掛けるほど、一緒の時間が長ければ長いほど悪い子になるというのはどうした事だ。

私達の育て方が間違っていたのか。

人間と過ごす時間が長い猫ほど性格が人間臭く、要求がより複雑になって行く傾向は確かにある。

ミュウだってそうだったものね・・・仕方ないよね。

ジャム

また何かにハマッて

Dec. 22, 2010