2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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野良猫デンちゃん

庭から室内を窺う

Jan. 27, 2011
野良猫デンちゃん
2011年1月27日 木曜日

今日も配達があった。

そう、同じ配送業者の手でね。

間違いなく、指定した「午前中」に配達された。



案の定、配達ドライバーは「昨日はご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした」と謝罪していた。

何ていい子なんだろう。彼のせいじゃないのに。

安いハートチョコあげちゃいましたよ、オバサンは。




写真の野良猫「デンちゃん」は、野良時代のシロちゃんの唯一の仲良し猫だった。

シロちゃんはどんな野良猫とも仲良く出来なくて、誰がうちの庭に来ても唸って追い出そうと努力していた。

常に家の周囲を見回り、他の野良猫が近付くのを防ごうとしているように見えた。



それがデンちゃんがうちのエサ場に来てからは、二人が寄り添って日向ぼっこしてみたり、連れ立ってご飯を食べに来たり、頭をゴッツンコしながらもつれ合って歩いたりする姿を見るようになった。

それはそれは微笑ましい光景で、シロちゃんのパートナーのメスが亡くなり、その子猫たち(トリコロール隊の3匹の事である)を全てうちで保護してしまった身としては、シロちゃんの孤独を思い、申し訳ない気持ちで何年も過していた。

それだけに、デンちゃんには感謝していたのだ。



デンちゃんがシロちゃんに受け入れられたのは、デンちゃんがまだ1歳になるかならないかの若年の猫で、当時はまだ痩せていて小顔のメスのような風貌だったせいだろうか。

それともデンちゃんが異常に「猫懐こい」仔で、多少威嚇されても挫けずに情熱的に付きまとうせいだろうか。






しかしシロちゃんが野良に居ない今、デンちゃんは一人ぼっちになってしまった。

あの時シロちゃんに対して感じたのと同じような申し訳なさを、今度はデンちゃんに対して感じるようになっているのだ。



他のオスの野良猫たちはシロちゃんのようなタイプではなく、身体も顔も大きくて表情もコワモテ、筋金入りの野良のオスだ。

デンちゃんを一睨みで追い散らかしてしまう。



一人になったデンちゃんは、我が家の1階の猫部屋の窓辺で室内の猫たちに向って甘えた声で鳴き、ガラス戸に伸び上がって手を掛け、いかにも「入れて〜」と言っているように見える。

1階だけじゃない、ある時は2階のベランダにも入り込み、窓辺にいたジャムに「遊ぼうよ」と言っていたのか
それとも「太ったおニイチャン(太っているけどオスじゃない)、ダイスキだよ」と言っていたのか、兎に角、執拗に窓を叩き、網戸をガリガリして中に入りたがった。






たまらない。

心が痛い。






人間に対しては、それがたとえ毎日シーバやハイポ入りの缶詰をくれる私であれ、姿を見れば逃げるし威嚇するものの、猫は大好きなのだ、デンちゃんは。

すっかり太り、身体は二周りほど大きくなった。

それでも仔猫のような甘ったれのデンちゃん。






デンちゃんを家に入れてやろう。

私たちはそう決心した。

勿論、リスクは承知。自分達が既にどういう状況で、どこまで限界を超えてしまっているかも自覚した上での決意だ。



室内は24時間暖房で、どの猫もぬくぬくと過している。

窓ガラス一枚向うは地獄の寒さだ。

デンちゃんはその寒さの中に居る。



デンちゃんは家の中に入りたがっている。

そのデンちゃんを入れてやらずに無視していられるだけの強さは、私たちには無い。

負けたよ、デンちゃんの猫ヂカラに。










但し、このデンちゃんは一度捕獲器に入った事があるから、懲りてしまって簡単には捕獲出来ない。

かつてのシロちゃんと同じ状況なのだ。




それでも頑張るよ。

シロちゃんと同室にしてあげるよ。







写真はぶーちゃん部屋を熱心に覗き込んでいるデンちゃんの様子だ。

みーちゃん部屋もカワムラさん部屋も覗いては甘えた声で鳴いているし、今日などお隣の家のリビングのガラス戸に手を掛けて中を覗き込んでいたところも目撃した。

これ以上デンちゃんと野良猫として付き合うのは、私達の心がもたないのだ。



頑張るよ、寂しがっているデンちゃんの為にも、心穏やかになりたい自分達の為にも、そして退屈しているシロちゃんの為にも。
野良猫デンちゃん

何?僕の話?

Jan. 27, 2011
デンちゃん

昨年から始めた家や庭の改装・・・という程の大掛かりなものではないものの、少しは自分達の骨を埋める家であるという覚悟が出来たせいか、少しずつ綺麗にしようと試みている。



今まで家の中は綺麗にしていたいとは思っても、一歩外に出ると最低限度の掃除をする程度で、とても愛着が持てないでいた。

しかし対象が何であれ、手間暇掛ければ愛着が湧くのだ。

自分の飼い猫は勿論の事、野良猫に対してだって同じ事。

手を掛けたものには、ひときわ愛情が増すものだ。それは「星の王子様」だって言っているじゃないか。




という事で、玄関回りも庭も毎日掃除して(威張る程の事じゃない、普通は当たり前の事なのだが)、ディスプレイもしてみている。

余りお金は掛けられないので、少ない手間と予算で工夫して・・・。

花苗も100円〜200円程度まで限定だ。

だって枯らしてしまう危険もあるしね。



後は、長年の間に集めたガラクタや家にあったモノのうち、外に出せそうなモノを探して飾ってみた。

ゴチャゴチャし過ぎたかな?

ま、いいや、殆どが自己満足目的なんだし。
玄関も山の賑わい

Jan. 27, 2011
これも目隠しのうち

Jan. 27, 2011
古い船のランプ

Jan. 27, 2011
キャンドルフォルダー

Jan. 27, 2011

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