ゴマ
歳はとっても・・・
Feb. 19, 2011 |
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2011年2月19 土曜日
筋肉痛、関節痛、神経痛・・・それだけで全ての痛みが括れるのだろうか。
夜中、余りの痛みに耐えかねて、生きているのが厭になる事がある。
でも生きてさえいれば、良い事もある。それは知っている。
そして生きてさえいたら、どんなに小さな事であったとしてもこの身が役に立つ事もあるだろう。
生きる意味が解らない等と言うのは、ただの甘えなのだ。
どんな事でも良いのだ、生きる意味・意義なんて。
誰もがそんなに特別な事で世の中に貢献したり評価されたりする訳じゃない。
そんな風に自分の在り方を期待したりしたら、おこがましいにも程がある。
自分に本当に合った仕事で収入を得る事が出来る人なんて、世の中に果たして2割いるだろうか。
みんな苦しくても孤独でも、腹が立っても悲しくても、生きる為に最低限度やるべき事はやるしかないのだ。
ではその生きる事にどれだけの意味があるのかなんて、そこに立ち返ってはいけない。
生まれて来た以上、生きるしかないのだ。
寂しくても辛くても、報われなくてもどこかが痛くてもね。
私なんか幸いにして、身体が痛い以外に生きていたくない理由なんか無い。
ミュウを失った時、死んでしまいたいと思ったけれど、それでも私には生きて責任を果たさなければならない理由があったし、猫たちには求められていた。
とても死んではいられなかった。
猫たちもこうちゃんも居なくなったら、果たして同じように感じられるだろうか?
いや、その時でも生きていくしかない。
死ぬまでは生きるしかないのだ。
だから痛くても耐えよう。
いや、次の検診時に鎮痛剤を変えて(増やして?)貰おう。
出来るだけ痛くない方が良いし、そもそも私はマゾではないのだ。
最近、ゴマの衰えが目立って来た。
口の中が痛いようだが、食欲はある。
吐いたりはせず元気なのだが多飲多尿は明らかだし、後ろ足や腰回りのにくが落ちていかにも老猫っぽくなって来た。
そしてジャムに負けている事こそが、何より衰えの証拠だろう。
今朝も、しつこくゴマを追い回すジャムとそのジャムに向って盛んに威嚇をいるゴマを見て、立場が逆になってしまったんだなあ・・・と、ジャムには申し訳ないけれど寂しかった。
ゴマは身体が小さくとも、無敵だったのだ。
つい最近までは。
ジャムとゴマの形勢が逆転したのは、この1年ばかりの間の事だと思う。
それまではジャムはゴマには全く敵わなかった。
ゴマがジャムの周りをグルグルと回ってガンを飛ばすだけで、ジャムは情けない声で泣いて降伏していた。
ゴマから手を出す訳ではないのに、亡きアインもジャムもゴマが近付いただけで警戒モードに入り、自己防衛の為に先にパンチを出し掛ける。
しかしその腰の引けたパンチはゴマに届く事は無く、カウンターで出たゴマのパンチが3発ほど入ってしまう。
ゴマは相手がジャムに限らず、無敵だった。
生前のミュウ大王にすら、体当たりアタックをしていた。
それも、ミュウがしつこく自分の妻アインにマウントしようとして(去勢されているくせに)、アインがまた大袈裟に泣き喚いて嫌がると、ゴマが走って行って大きなミュウにボディアタックした。
それを目撃した時には私達は本当に驚いたが、ミュウも驚いていたようだった。
ゴマの仔猫たちを全て里子に出してしまってから7何年も経って、新しいオモチャを出してやった時、そのオモチャを口にくわえてドアの前に行き、「ん〜、ん〜」と鳴き続けた。
あっちの部屋に私の子供たちがいるのよ、このオモチャを娘たちに持って行ってやりたいのよ、だからドアを開けて・・・と言っているようにしか聞こえなかった。
何と言う正義感、何と言う母性・・・そして何と言う思いやり。
そしてトイレが使えるくせにわざわざマーキングし続けたり、洗濯が壊れて新しい洗濯機が届くまでの1週間はちゃんとトイレでオシッコしたり、新しく仔猫を迎えるとピタッとマーキングが止まって、その子猫(ジャムとマルコの事だ)が自分よりずっと大きくなってしまうとまたマーキングを再開したり・・・。
かと思えば、物質と現象の因果関係を理解しているとしか思えない行動を取るのもゴマだけだ。
余所の家でしている工事の大きな音が聞こえると、TVのリモコンを叩く。
私達がいつもCMになると突然音が大きくなるTVに腹を立てて、リモコンのボタンを叩くようにして消音しているのを見て覚えたとしか思えない。
ご飯やベッドはみんな覚える。
私達が寝ようとすればどの猫もやって来て一緒に寝たし、今もそうだ。
だけどゴマは、言葉を理解しているとしか思えない行動までをとる。
仕事をしている私の膝に乗りたくて、デスクの上にやって来る。
抱いて仕事をする事もあれば、あまりにも細かい部分に集中が必要な時や、今のようにギックリ腰だったり内転筋が痛くて腿に力を入れて膝を締めて座るのが辛い時には、「抱っこ出来ないよ」とゴマも見ずに言う。
そう言うと、ゴマは踵を返してデスクから降りて戻って行く。
私達はゴマの行動を見て、猫の心の奥深さを学んで来た。
それまで10年もアメショーを仔猫の時から3匹も飼っていたというのに、殆ど問題なく過してしまって、ろくに学んでいなかったのかも知れない。
野良時代にだって威嚇なんかした事の無いゴマが、今、ジャムに追い掛けられるだけで威嚇をしている。
ジャムはジャムでしつこい性格だし、相手が衰えてきたと見ると途端に追い掛け追い詰めるような事をする。
噛んで怪我をさせたりする事は無いのだが、相手の脇腹あたりの毛を毟るという悪い癖もある。
自分が一位になったと示したいのか知れない。
私達は、ジャムに対してだけは大声で叱る事がある。
そうしないとジャムは制止出来ないし、たとえ大声で叱っても、ジャムは悪びれる事など一切無い。
ジャムにとって叱られている事は遊んで貰っている事と同じで、直ぐに腹を見せてゴロゴロ言い始める。余りにも噛むのでこちらもジャムの頭や耳を噛んで躾けようとすると、それも嬉しいと見えてゴロゴロと大喜びだ。
かつて我が家には、新聞紙を丸めて作った「ジャム叩き棒」というモノがあった。
ジーコやマルコへの「遊び」が過ぎて相手に悲鳴をあげさせてしまうような時、その棒でポカッとやるのだ。
でもそんな棒なんか、何本作っても直ぐに「紙食いジャム」に噛まれてボロボロになってしまった。
ある意味、ジャムこそ無敵なのかも知れない。
小さい頃から私達に溺愛されて育ち、今だって可愛くて可愛くて信じられない位に可愛くて仕方ないジャム。
ジャムは知っているのだ。
私達がどれだけ自分を愛していて、メロメロになっていて、そして自分は何をしても許されるという事を。
犬の躾を間違ったような、そんなジャムと私達の関係は、今更もう変わる事は無いだろう。
完全に育て方を間違った。
でも、もう一度仔猫から育てても、やっぱり私達はジャムを過保護に育て、甘やかし尽くして、どうしようもなく我が儘なジャムを創り上げてしまうだろう。
なんだ、駄目なのは私達なんじゃないか。
私達を叩く棒が必要かな? |
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