猫雑記20110223

2011年《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別index	2010年～｢猫雑記｣index	2005～2009年｢猫雑記｣index		1999～2004年｢猫雑記｣index
猫たちの写真タイトルで見る「foto de 猫雑記」			Top page	サイトマップ

ルス

ママ、もっと
我慢しなさい

Feb. 23, 2011

2011年2月23　水曜日

折角育てている花を食べられて以来、鳥の餌を置いているのだけれど、とれでも相変わらず花びらを食われてしまう。

最初はピンクの花だけだったのが、今では黄色だろうが紫色だろうが食べられているのに気付く。

余程、今年の冬は食べるものが無いのだろうか。

それで安いリンゴなんかも買って来て、人間は１個も食べずに半割りにして餌台に置いておくと、最初は柔らかい実をつついているようだけど、翌日になってみると皮もなくなっているから食べてしまっているんだろうな。

去年までは、皮だけ薄いカップのように残されていたのに・・・。

ヒヨドリのヒヨちゃん・・・１羽ではないのだろうが、ヒヨドリは全て「ヒヨちゃん」なのだ・・・は、先ずリンゴの気配に気付くと、近くの木にとまって大声で鳴く。

私達が餌台の近くにいると、警戒して食べに来ない。

だから遠巻きにして、知らん振りしたフリをして見ていると、やっと餌台に下りて来る。

そして先ずは大声で鳴いて、少しつついてはまた鳴く。

「美味いよ～！！」と言っているかのように、幸せを謳歌しているかのように首を仰け反らせて鳴いている。

「そうかそうか、リンゴが美味いか、良かったねえ、ヒヨちゃん」なんて呟きながら見ていると、いつまででも１羽が食べ続けていて、１個くらい一気に完食してしまいそうな勢いである。

家の中に入る前に見ると、流石に１個は食べきらないものの、何羽ものヒヨドリがお腹一杯になるほどには残っていない。

仕方ないので、追加でもう１個切って置いてから家に入る。

貧乏なくせに動物には気前の良い私達でも、幾らでも飛んでくる大量の野鳥は養いきれない。

嵐で落ちてしまったリンゴや傷みかけたリンゴでも良いから、安く買えないものだろうか？

痛みで昨夜は、結局眠れなかった。

私の人生の「お陽さま」はどこへ行った？

昨日の鼻歌気分はどうした？

世の中、そう甘くないって事かな。

身体の中をガラス片が流れて行くような痛み、電撃を受けて飛び上がるような痙攣性の痛み、強い酸で焼かれるような痛み、それから関節をペンチで捻じ切られるような或いは潰されるような痛みが、ほぼ同時に絶え間なく続く。

鎮痛剤で効くのはそのうちの電撃ショックの痛みとガラスで切られるような痛みなのだが、それが昨夜は効かなかった。

何故だろう、一昨日は良く効いたのに。

痛いよ～と言っても痛みは減らないのだけれど、言葉に出して訴えずにいられない。

聞かされる方は堪らないだろうと思う。

だけどこうちゃんはその都度、どんなにぐっすり眠っている時でも飛び起きて、私が頼まなくても足や背中を擦ってくれる。

擦られるだけで皮膚の表面が痛い場合もあり、苛々して当り散らしたり、死んだ方がマシだとヒステリーを起こす私を決して面倒がらずに慰め、いつだって大切に扱ってくれる。

申し訳ない、有り難いと思う。

天使のようなこうちゃんに、悪魔の取り憑いたような私。

どうしてこんな痛みが私に存在するようになってしまったんだろう。

それを本当に解明して行こうとすれば、私の５０年余りの生き方や考え方、性格や精神構造、価値観、生活態度や健康に対する姿勢などが全て起因しているのかも知れないので「自業自得」と言えるのかも知れないけれど、それにしてもあんまりだと思う。

これに比べたら、まだ五十肩や帯状疱疹後神経痛、顔面神経痛の方がずっと楽だった。

しかし今では、その顔面神経痛や帯状疱疹後神経痛だって存在しているのだ。

一体、何のバチが当たっているんだろう？

死んで地獄へ行くのではなくて、生きながら地獄の痛みを味わう事になろうとは思わなかったよ。

大袈裟だと笑う人には、１５分で良いからどんなものなのか経験してみて欲しい、この痛みを。

でもそういう人には多分、決して訪れないのだろうな、こういう痛みは。

世の中は不公平なものなのだ。

いや、むしろ公平だと言うべきなのかな？

心が貧しい不孝な人には、もうそれだけで充分な痛みが与えられているのだから。

だからきっとこの痛みの分、私は何かしら良い思いをしているのだと思う。

いや、何かしらじゃない、しているじゃん、実際。

こうちゃんがいるじゃん、私には。

うへへ。

幸せ、幸せ。

ルス

アタシが歌って
あげるから

Feb. 23, 2011