2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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シロちゃん

俺がどうしたって?

Apr. 13, 2011
シロちゃん
2011年4月13日 水曜日

毎日のようにちょっと大きな地震があり、なかなか安心して暮らせないでいる。

勿論、東北の被災者の皆さんと比べたらずっと恵まれているのだけれど、そういう比較はまた別の問題だ。



被災者の方々も口々に仰る。

もっと大変な人もいる事を思うと、自分は命が助かっただけでも有り難い・・・と。



そういう謙虚さは、欧米では驚かれているらしい。

謙虚である事も確かな事実だろう。

そしてまだ東北の日本人の心には、かつて欧米人が驚き且つ評価した「恥の文化」が生きているのだろうと思う。

つまり、自分の苦しみや苦労ばかり声高に主張しては、それは浅ましく恥かしい事なのだとついつい思ってしまう精神が息づいているのだ。






苦労した経験が少ない程、今の苦労や苦しみを訴えたがる。

私なんかその良い(悪い?)例だろう。



でも、そういう苦労知らず・世間知らずのダメ人間の私ですら、いや、苦労知らずで世間も己の分も知らなかったダメ人間の私だったからこそ、そこそこの挫折や失敗、そしてそれに伴う苦労もしたのだと思う。

それなしには、己の分を知る事はあり得なかったかも知れない。



今では「恥」というものがどういうものか解って来たので、自分より遥かに大変な人達の事を思うと、如何に自分が恵まれていて、身体が痛い程度で愚痴をこぼしたりしたら恥かしいと感じる。

でも痛みは本当に凄まじくて、薬で辛うじて抑えているものの、それでも時々は言いたくなる。

痛くて耐えられない・・・と。




だけど家もあり家族もいて、生活を営むに何とか足りる仕事も出来ている事の他に、それ以上の何かを望む事は贅沢だと感じてしまう事が過度になってもいけないのではないか。

私なんか下手をすると、猫たちと自分たちの最低限の生活費の他は、全て義援金に回さなければいけないような強迫観念に陥りそうだ。

それがもっと進むと、もはや私有財産など一切持たず、労働して得たものは全て余の為人の為に使わなければいけない・・・という信念に陥るしかなくなる。

勿論、そういう風に生きる事に決めたある種の人達というのも居るのだけれど。





あの大震災の被害状況が明らかになるにされ、関東でも花見を自粛したり、旅行や外食を控えたりするムードになってしまっているようだが、何であれ行き過ぎはダメなのだろう。

他者を思いやるだけの余裕もなくなる程に贅沢ばかりしてはもっとダメだろうが、私達は普通の生活が出来る事に感謝しつつ、しっかり消費にも貢献しないといけないのだ。





という事で、地震で割れてしまったティーポットを買い直す事にした。

もう買わない・・・と決意していたのだけれど、まだもう少し人生の時間は残っていると信じて、楽しい事にもお金を使おうと思った。



明日、そのティーポットが届く。

今度は仕舞う場所と仕舞い方にも気をつけて、そして食器棚の飾りにしてしまわないよう、せっせと毎日使うようにしたい。

それこそ紅茶に限らず、私の便秘用の「でるでる茶」にも、たっぷり飲みたい番茶にもどんどん使おう。

死ぬ時に「あのポットは良く使ったねえ・・・」と言えるように。





割れた食器までは買い替えませんよ。

あくまでティーポットだけ。

そこまでの贅沢は、東北の被災者の事を思わなくったって、我が家の財政が許しません。

ええ、私に甘いこうちゃんが許しても私が許しませんからね。




さて、カワムラさん部屋の次期頭首の件。

誰の追従も許さない程のリマの寛容さや優しさゆえに、リマがボスになってくれる事に大いに期待していたのだけれど、そのリマは今、シロちゃんが使っていた大型ケージの中のシロちゃんベッドを独占するのに専ら忙しくて、部屋全体を統括する気にはなれないらしい。

リマちゃん、もっと影響力発揮してよ〜と言っても、リマはシロちゃんベッドでグースカ寝てはりかり。






そんな矢先、シロちゃんの雰囲気の変化に気付いた。

出窓のベッドで寛いでいる雰囲気や、どんなに眠くても私が階下に降りて行くと「う〜ん」と伸びをして鳴きながらご挨拶に近づいて来る様子など、カワムラさんそっくりになって来たのだ。



誰に対しても威嚇ひとつしないし、威嚇もされない。

飄々とした雰囲気を漂わせ、本能のままにのんびりと生きているようでいて、誰にも冒されない「何か」を持っている感じがする。

その「何か」加減が、カワムラさんと似ているのだ。



これは意外と、カワムラさんの後継ぎはシロちゃんになるのかも知れない。






白猫(もしくは圧倒的に白が多い猫)で、こういう子は私の知る限りでは珍しい。キジ白の場合とは違う、ブルーアイが出ているレベルの、「殆ど白猫」という意味だ。

私の野良経験では、白猫は人には凄く甘えても、猫同士に於いては意地悪だったり、協調性が無かったり、不必要なまでに強くて他の猫に怖がられて孤立していたり・・・というケースが多かった

たくさんの猫と暮らした経験のある方、如何でしょう?



シロちゃんに、「カワムラさんの後継ぎになるかい?」と訊いてみているのだが、今のところ「ふにゃふにゃ」と言うばかりで、ハッキリしない返事をする。

そりゃあ猫だから「合点、承知」とか「オッケー、ベイべー」とまでは言わないだろうけど、もう少しきっちりと雄々しく「にゃ〜!」とでも言って欲しいな。





でも、カワムラさんだって別に雄々しくもなければ、全然きっちりともしていなかった。

だからこそ猫のみんなに愛されていたんだろうし、不思議な雰囲気でみんなを平和に統率してくれていたんだろうと思う。





期待してもいいかな、シロちゃん?

暴れん坊デンちゃんにあれだけ寛大になれる唯一の猫だって事は、きっと誰とでもやんわり上手く付き合えるよね。

既にペリーなんか自ら望んでシロちゃんの支配下に置いて貰っている感じがするし、イオもルスもナムもシロちゃんの存在は以前からそこにあって当たり前のように受け入れている。



シロちゃんが望むと望まざるとにかかわらず、もう既にカワムラさん部屋のトップに立ってしまったような気がするんだよ、ママは。

何とかお願い出来ないかな、ボスの役目を。
シロちゃん

あんまり俺に
期待すんなよな

Apr. 13, 2011
シロちゃん
シロちゃん

まだまだ甘えたいん
だからさ

Apr. 13, 2011
シロちゃん

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