ペリー
電気依存のママ
Apr. 17, 2011 |
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2011年4月17日 日曜日
地震と津波で破損して放射線物質を出し続けている福島第一原発の状況は、今や避難を余儀なくされている近隣住民のみならず、世界中の関心事になっている。
原子力はクリーンなエネルギーだというアピールを続けて来た東電だったが、もう日本では誰もそんな事を信じちゃいないだろう。
それでも、資源の無い日本が原子力発電に頼らざるを得ない事情は理解していた。
だから無責任なようだが、原発反対派ではなかったのだ、それまでの私は。
推進派という程ではないにしても、安全に管理しながら効率良く発電出来ると言っているんだから、そんなら頑張ってどんどん発電して頂戴よ・・・ってなもんだったかな。
しかし、仮に我が家から20キロくらいのところに原発が作られても、そして今回のような事態に陥ったとしても、果たしてそう思えたのだろうか。
今回の事が起きるまでは問題の有無など全く考えてすらおらず、ただ空っぽのアタマで当たり前のように電気を使っていただけだった。
そんな自分を今は恥ずかしく思う。
何かの犠牲なしで享受出来ているライフラインではないのだという事をっかり理解した上で、大事に無駄の無いように使わなければいけない。
でもそれだけじゃダメだ。
あと一歩踏み込んで考え、みんなで自己改革とも言える何かを実践しなければ・・・。
電力需要が増大する夏には、再び計画停電が予定されているらしい。
昨年のような猛暑でなくて近年の普通の夏の暑さだとしても、風が通り抜けず屋根からの反射熱の大きい我が家の2階では、冷房なしで3時間もは過ごせない。
私達も猫たちも熱中症になってしまうだろう。
特に暑がりではない私達だけれど、この環境では冷房なしで過ごせるのは、せいぜい30分が限度だ。
いや、エチオピアにでも住んでいると思えば、40度かそこらの暑さに耐えられないとも言えないのだろうが、いきなりエチオピア人の身体と精神にはなれない。
身体をおかしくさせずに冷房の無い酷暑の部屋で停電をやり過ごす為には、停電前に一体どれだけの準備をしなければならないだろうか。
冷感を与えるタイルや大理石、ひんやりシートだけでは無理だ。
床を全て大理石に張り替えられれば良いが、そんな経済力は無いし、今度は冬に冷たそうだ。
そうだ、保冷剤を要所要所に大量に置いて、少しでも冷たい状態の場所を作っておかねば。
しかしその為には、先ずは大量の保冷剤を凍らせる事が出来る超大型冷凍庫が必要だな。
何たって猫部屋は7つもあるのだ。
小さな動物園みたいなものだ。
その超大型冷凍庫を稼働させるのは、これまた電力なのだ。
なんだか停電や節電の目的と矛盾していないか、そんなのって。
この案は却下だな。
冷房の必要無い地方に引っ越す・・・という事も出来ない。
捕まらない家庭内野良状態の猫たちもたくさん居るのだ。
それに今から新しい家を得て引っ越しする事は、経済的にも肉体的にもとても出来そうにない。
この案も却下。
全くもう・・・ろくな事を考えないんだな、私ってば。
では、いっそ江戸時代の頃のように電気の無い生活を、現在この場所で出来るかと考えたら、とても出来ない。
現代でもそれを可能にする生活って、どんなものだろう?
先ず、自給自足でその日食べるだけのものを収穫し、冷蔵庫に頼らない。
つまり冷蔵庫は持たない。
持っている冷蔵庫をわざわざ捨てるのも大変だし、捨てるのにお金も掛かるし、そもそも勿体ないから、そこはただの常温保管庫だと思えば良い。
普通の戸棚より密閉性が高いので、乾物でも入れればシバンムシの侵入を防げるではないか。よしよし。
但し、アイスクリームの買い置きなんか諦めるしか無いのだ。
薪を焚いて調理も暖房も仄かな灯りも兼ねさせる。
薪の調達の為にも、また冷房は勿論無い訳だから、出来れば涼しい山の中に済む事が望ましいのだ。
ここでも引っ越しの問題が出て来るが、ま、それはちょっと脇に置いておこう。
但し夏も涼しい山の中というのは冬に雪深い可能性高く、雪に閉ざされてしまうかも知れない。
だけどランドクルーザーなんか持って乗り回してはいけないのだ、この場合。
水は近くの山の沢から引いて来て、日が暮れたら寝て、陽が昇ったら起きる・・・そういうプリミティブな生活をするには、かなりの準備と知識、技術、そして努力が必要だ。
DVDて映画なんか見られないのだ、電気が来ていないからね。
自分で作れないもの・・・米とか醤油とか塩、靴や衣類は買うしかないので、現金収入を得られる「何か」が必要だろう。
何が売れるのか、私に。
今の仕事はPCが無ければ続けられないからダメだ。
仕事も無く売れるだけのものが作れないとしたら、一生困らないだけの貯蓄が必要という事か?
ガソリンなどの燃料が必要な移動手段なんてもってのほか。
自転車か徒歩。
馬車なんか馬が飼えなければあり得ない乗り物だから、公共の乗り物に辿り着くまでは歩くしかない。
今の身体では、その「歩く」という行為が難しいのだから、やれやれ、困った事になるぞ。
【大草原の小さな家】のような生活には昔から憧れていた。
しかし憧れと現実は大いに違って、自然の脅威の下では如何に人間が無力でちっぽけな存在であるか、そしてどれ程の苦労と忍耐を求められるかは、あのドラマだけ観ていても厭と言う程知っているのだ。
結論として、電気も車も無い生活なんか私には出来ないという事になる。
遠い遠いご先祖様、竪穴式住居で暮らしていた頃のご先祖様、ごめんなさい。
子孫は文明の利器に頼り切って、何も出来なくなっています。
野営の能力は高いガールスカウトだったんだけど、それが日常となると話は別だ。
電気も水道もガスも車も、そしてあれだけ軽蔑していたテレビすら無くてはならないものになっている。
一度便利で楽を覚えてしまったら、自ら望んではそれを手放せない。
でも今までとは違って、しっかり考えて何かしらの犠牲を払い、少しだけ不便に耐える生活をしなければならないという事だけは解る。
電力の需要がどんどん増えて行く現代社会では、いつかこんな風に需要と供給のバランスがとれず、破綻する時がやって来て当然だったのかも知れない。
可能性を追求して趣味や道楽としか思えない研究を続ける科学者や、もう生活するには充分なのにより高度なものを作ろうとする技術開発者、そしてそれを商業利用して設ける資本家たちに踊らされて、どんどん必要のないものまでを必需品だと思い込むようになっている私達。
愚かだった私達は、手を組んでそういうものに対する疑問を投げ掛けなければいけない時が来ているのではないだろうか。
東電に決められたスケジュールで停電させられずとも、自発的な節電で電力使用量をせめて半分にしてみようよ。
でも幾ら節電しても、その電気は溜めておけないのだ。
今から節電して、少しでも夏や真冬に蓄えておければ良いのに。 |
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ペリー
ホントに節電
出来るの?
Apr. 17, 2011 |
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ペリー
僕がこの目で
監視してあげる
Apr. 17, 2011 |
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