ルス
手術なんか
しないわよ
May. 5, 2011 |
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2011年5月5日 木曜日
朝一番でマーゴの通院。
そして昼にはルスの通院。
これだけでかなりヘトヘトになってしまった。
病院は犬のワクチンのシーズンで、毎年この時期は物凄く混んでいる。
それで余計に疲れてしまうのだけれど、当の猫はもっと疲れるだろうし、連れ出される事自体がどんな理由であろうとストレスだろう。
ごめんね、ママが獣医じゃなくて。
でもマツモト先生の家猫も検査や注射はストレスらしく、院長も奥さん先生も思い切り引っ掻かれて、結構な怪我をしている事がある。
だから仮にママが家で診てやれたとしても、どのみちストレスは与えてしまうんだろうね。
マーゴは食欲廃絶状態になってしまったので、2日前から強制給餌を続けていた。
腫瘍がまたお腹の中で大きくなってしまったのか?という不安が真っ先に頭をよぎった。
しかしいつものようにお腹の深いところまで触診して貰った限りでは、再び大きくなっている様子は無かった。
熱もない。
痩せてもいない。むしろ体重は増えていた。
脱水し切ってからではいけないので補液して貰うが、いつものように液漏れが無いところを見ると、やや脱水して皮が弛んでいたのかも知れない。
マーゴの身体はとても固くて、しかも病院では緊張のせいか更に身体に力が入り、どんどん液が漏れてしまうのが常だった。
今日はすんなり収まりそうだ。
マーゴの腫瘍は好酸球肉芽腫に近い腫瘍なのでステロイドがある程度までは有効ではあるのだろう。
しかし、前回のようにステロイドの何回目かの投与で糖尿病になってしまったマーゴには、そう簡単にはステロイドは使えない。
現在インシュリン注射をやめて久しいのだが、血糖値は安定している。
身体のコンディションも、涙目がある以外は安定していたのだ。
それが突然の食欲廃絶。
思えばマーゴはいつも春にこうなるような気がする。
単にアレルギー体質がもたらしている不調であるならまだマシなのだけれど、何しろ腫瘍はまた大きくなる危険性を孕んでいる。
かつて開腹手術した時は、胃が押し潰されてしまうほどお腹の中全体に成長してしまっていた。
その大きな腫瘍に圧迫されて食べられなかったし、無理矢理食べさせれば吐いてしまっていたのだ。
今回は血液検査やレントゲン検査はしない。
これでまだ食べられないようであれば、検査する事にもなるのだろうが、もう少し様子を見ましょう・・・という事になった。
マーゴは3年前の春にうちに来て以来、ずっと色んな症状が出て、食べられなかったり、1年半以上も投薬が続いたり、皮膚の上に現れる好酸球肉芽腫が出ては消えたり、食欲廃絶にも何度も陥った。
血を採っても直ぐに凝固してしまって再度採血したり、入院したり開腹手術したり・・・と辛い目にばかり遭っている。
触診で腫瘍が大きくなっているのではないと先生が判断してくれたのだから、一旦はそこで立ち止まって様子を見たい。
人間の場合もそうなのだが、多くの医師は血液検査の結果に診断を依存し過ぎているような気がする事がある。
勿論、それとても有効な診断基準になっている事は理解している。
しかし血液検査の値に現れる病気や症状ばかりではない事も知っている。
肝臓なんか、相当に悪化してからでないと血液検査で異常値が出ない。
猫の病気にしても、解明されているもの以外にどれだけたくさんの症状や病気があるだろう。
私の病気(症状)にしても、ある病気の因子はあっても現在炎症反応が出ていないから大した事はないはずだと言う医師もいるし、問診や今ある症状から可能性を考えてくれるよりも、先ず血液検査・・・その結果でしか判断しない医師もいる。
先ず検査・・・ではなくてもっと問診を大事にして欲しいのに、そこに費やす時間は極めて短い。そして自分の専門外の病気に関しては殆ど関心が無いようで、そちらに踏み込んではくれない。
患者の数が多くて忙しいから仕方ない事なのかも知れないけれど、複数の専門医にも診て貰うのは致し方ないシステムだとしても、総合診断してくれる主治医が欲しい。
マーゴも、様々な検査をしてみても診断がつかない症状で、兎に角食べられないという事が何度もあった。
先生もそれをよくご存知なので、負担が掛る検査ばかり進めて結局は何も出ないという結果になるより、今回は少しずつ対処して様子を見ましょう・・・という事なのだろうと思う。
勿論、手遅れになってしまうような危険や可能性が考えられる場合には、そんな悠長なことは言っていられないだろう。
原因不明の食欲廃絶・・・それに対処出来る方策が無い。それは事実なのだ。
何度も不思議な状態に陥り、何度もそこから不思議にも復活して来たマーゴだ。
今回も私達と力と心を合わせ、甦って見せようね。
だけど身体の小さなマーゴが不憫で愛しくて、「どうしてマーゴが・・・」と言った途端に先を続ける気持ちになれず、こうちゃんと黙り込んでしまう。
いけない、いけない、私達が重たい気持ちになってはいけないのだ。
甘えん坊のマーゴの為に、撫でで話し掛けて、一杯要求に応えてやろう。
そして一度に5粒くらいずつの強制給餌を1時間おき・・・水分の摂取量も観察し、オシッコやウンチのタイミングや回数、量のチェックをきっちりと。
ルスは奥歯に歯石がびっちり付いている事に気づいて、このままではいつか歯そのものがダメになり、痛みの為に食べられなくなるぞ・・・という先読みをし、抜歯の相談に連れて行ったのだ。
しかし私達がその事を切り出す前に、先生の見解として、歯石に覆われ尽くした歯はもうかなりダメになっているだろうから、抜いてしまった方が良いかも知れませんね・・・という事だった。
こんな歯石、見た事が無い・・・と言う位、物凄いものが奥歯全体を覆っていた。
まるで「雷おこし」かザクロの実のようなデコボコした異様なものがびっしりとあり、ギョッとした。
かつてアインやミュウにも歯石があり、私が爪に引っ掛けるようにして取ってやったりしたのだが、ルスのそれとは全く違った。
ルスの場合、怪物のように成長した歯石で、歯そのものはもはや全く見えていない。
奥歯までの点検が出来ていなかった事が悔やまれる。
因みに、同じ血を引く姉妹で、毎日同じものを食べ、同じ体型をしており、同じエイズキャリアだから・・・と考えると、リマも同様の状態になっているのではないか?という恐れが直ぐに頭に浮かんだ。
どうせなら一緒に連れて行った方が良いと考え、先ずはリマをとっつかまえて、嫌がるリマの奥歯をやっとの事で点検して見たのだが、リマには歯石が無い(ようにしか見えない)。
どういう加減なのだろう?
しかしリマまでがそうなっていなかった事は、とりあえず喜ぶべきなのだ。
リマちゃん、また時々奥歯見せてね。
ルスは5月15日に抜歯手術する事に決まった。
彼女は繰り返すようだがエイズキャリアで、今年の秋には9歳になろうとしている。
これ以上歳を取ってからだと、多分麻酔には耐えられなくなるだろう。
血液検査の結果次第では、今回も見送りとなる。
しかし検査結果には異状はなかったようだ。
手術は決行となる。
良かったような、辛いような・・・。
何が辛いかって、たとえ1日でも入院させる事が、当の猫に「捨てられたのかな?」と不安にさせてしまうのではないかという事が辛い。
直ぐにお迎えに来るからね・・・と言っても解らないだろうから、そこんところが辛い。
手術後は数日間の入院も覚悟しなければならないかも知れないと予告されている。
人間の抜歯のように、直ぐに日帰り出来るような簡単な事ならば良いのに。
ああ、辛い。
一緒に入院してやりたいよ、ママが。 |
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May. 5, 2011 |
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May. 5, 2011 |
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ルス
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May. 5, 2011 |
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