2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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テト

ママったらもう・・・

May. 6, 2011
テト
2011年5月6日 金曜日

マーゴは補液が効いたのか、ほんの数粒だけど自分で食べた。

但し、1時間おきの強制給餌は続けさるを得ない程度にしか食べない。

でも本人(猫ですが)が「食べたい」という気持ちがあるのだという事が感じられて、それが嬉しい。





補液が効いたのかも知れないという意味を考える。

毒素が薄まって、気持ち悪さが軽減されたという事だろうか。

だとしたら、腎不全の兆候が出てきているという事だろうか。



ならば胃が空っぽの時間を短くしてやる事も、そういう場合には有効だ。

一度に大量に食べさせるのではなく、少量を短いインターバルで与える。

これはアインやジーコ、カワムラさんの腎不全末期のケースでも極めて有効だった。

胃が空になると毒素が高まって気持ち悪くなり、胃液を吐いたりもする。



もうこの件に関してはアインとジーコへの強制給餌を続けた1年半ほどの間、この日記に繰り返し書いた事なのだけれど、ここでもまた見解に変化が無い事の確認として書いておく。



一度にたくさんの水分・フードを与えると、胃に負担が掛かり過ぎるし、毒素も一気に高まる。

それは二日酔いで気持ちが悪い時に、喉が渇くからと言って水分をたくさん摂ると水を吐くのと同じかも知れない。

全身に毒素が充満している何とも言えないあの感じ・・・お酒を飲まない人には解らないかな。

今は私もそんなに飲まないから、翌日まで残るような事はないけれど、さんざん経験したあの苦しさ・・・腎不全で気持ち悪い猫って、あんな感じではないかと想像する。



少量の水分と少量のフードを1時間おきに1日に24回与える・・・これが試行錯誤の結果、最も身体に負担が少なく、吐かせない、そして必要な栄養をしっかり与えられるやり方だった。

但しそれを実行する飼い主の身体的な負担は、物凄く大きくなるのも事実だ。





しかしマーゴは食欲廃絶になっただけで、頻繁に吐いたりはしていないのだ。

多飲多尿でもない。

毛づやも悪くないし、痩せてきてもいない。

腎不全を疑うネタが無い。



風邪のウィルスが悪さしているのかと言えば熱も無く、腫瘍が大きくなり過ぎて胃を圧迫している訳でもなさそうだし、何故に食べられなくなっているのかがいつもいつも不明なのだ。

不思議の国のマーゴ。





いや、余裕を見せている場合ではなかった。

原因不明でも、一見元気そうでも、食べなくなって放っておけば死んでしまうのだから。



今日も1時間から2時間おきに強制給餌を続けながら、熱の有無や脱水していないかなどのチェックを続ける。

可愛い声で、しかも大声で甘えるので元気があるようにも見えるし、不安そうにも感じる。

マーゴは一体どうなってしまったのだろう?






これだけ多くの頭数がいようと、毎日、全員の調子を細部まで、そしてマメにチェックしていないとダメだ。

不調に気付いた時には、個体が小さいだけに、言葉を発して自分の体調を申告してくれないだけに、手遅れになってしまう事だってあるだろう。

人間の赤ちゃんと同じだ。

「お腹が痛いの」とか「気持ちが悪い」とか、人間の言葉で言ってはくれないのだから、その子その子によってどんな訴え方をするのかをいつもじっくり観察して把握しておき、この頭で考え、親の気持ちになって解ってやるように努め(解らない事だらけだけど)、ありとあらゆる可能性を考え、消去法で考え得る可能性を消しつつ、試して行くしかない。






つくづく親って大変だ。

ニセ親だけど、一応は親のつもり。



猫たちも全員が私を母だと思ってくれているといいんだけど、そうではない子だっているだろう。

それもまあ、承知の上さ。

そういう子に対しても、私の方は親のつもりでいる。

みんな大事な我が子で、家に入れた以上みんなに責任がある。




猫たちにはこれだけの手間暇を掛けているというのに、母はいつも元気そうだったものだから、それに甘えて何もしてやれなかった。

近くに住んでいたなら、もう少し何か出来たはずだ。

いつかは親は老いるのだから、出来る事なら遠くに住むものではないな・・・と思ったが、今更そんな事を言っても始まらない。

それに親は、子供の可能性や幸せを犠牲にしてまで、自分の近くに縛り付けてはおきたくないだろう。









色んな考えが日々頭の中をぐるぐる回る。

だけど母から学んだ最大の人生哲学は、決してネガティブにならない事だろう。

そして今置かれている状況に決して屈しない、諦めない事だ。

母は言葉にして伝える事はしなかったけれど、色んな局面でその見本を見せてくれていたと感じる。



だからあの日からずっと、当たり前のように普通の生活を営んでいる

冷たくなってしまった母とお別れして帰宅した時からずっと。

普通の生活をする事だけでも努力が要る事、そして普通の生活が出来る事の有り難さを、この春には改めて学んだ。





母がそうして来たように、私も毎日しっかり生きたい。

母に恥ずかしくない娘になりたい。

今更だけど。







気負い過ぎてそれがストレスになるんじゃないかという心配は無用だ。

そういいう「血」ではない事はもう充分解っている。

頑張ろう・・・と思う事が喜びに繋がるのだ。



頑張って頑張って、疲れて、寝て起きて・・・そしてまた頑張る繰り返しが母の一生だった。

そんな母と比べたら、この娘はもっと楽をして生きている。

頑張れると思う、もっと。精神的にもね。
テト

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テト

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